恵比寿GUILTYで行われた皆口裕子さんのLiveに五味chanとLa Laさんとのコー ラスグループ"moon"が出演しました!moonとしては初ステージとなるこのライブ の様子を報告します。私の場合、「コーラスだけを見に遠征」に加えて「仕事を 休んで」というのがありまして…まったくしょうがない奴です。
 まずは簡単な概要から…
皆口裕子 First Live〜ポケットの中の秘密〜
会場:ライブステージギルティ(恵比寿)
日時:1993年10月3日(日) 1:30PM開場/2:00PM開演
            4:30PM開場/5:00PM開演
主催・企画:皆口裕子友の会
協力:日本クラウン(株)、(株)青二プロダクション、ブレス/制作:ペンタゴン
全席自由 前売り\2,500/当日\2,700

 会場に着いたのは11:30ちょっと前頃だったと思います。既に皆口裕 子さんのファンが6,7人、開場を待っていました。当日券の販売が12:30からとい う事で、とりあえず食事してライブに備えるという事にしました。五味chan の 入り待ちには少し遅かったかもしれませんので、これが一番の選択だったと思い ます。
 12:00を過ぎた頃に会場に戻ってみると、さらに人は増えていて20人程だった でしょうか。とりあえずチケットを買って、開場まで並んで待つ事にしました。
 開場時間が近付いた頃からリハーサルの音が聞こえ始めたのですが、今ごろ こんな事をやっているようじゃ…という予想通り、開場は30分遅れでした。
 開場入りの時に、カメラ・テープレコーダー関係のチェックもなく、さらには 番号順の入場というわけでもなく(早く並んだ順(^_^;))、普段のライブのず いぶん違いましたね。そもそも、前売り券が「現金書留による販売のみ」です から、そこまでシビアにチェックしなかったのかもしれません。

 ということで入場です。席が80くらい用意されていて、椅子があるべき所の いくつかに小さなテーブルがあり、私たちは、中央前から4列目あたりのテー ブルのすぐ隣に陣取りました。観客数は大体120人といったところでしょうか。
 ステージ上とステージ奥に大きなモニターが置いてあり、どうするのだろう? と思っていると、まもなく映像が流れ出しました。どうやら関係者の皆口裕子 さんのファーストライブに対するメッセージだったようです。ぼんやり見てい ると、二人目に登場したのが何と、BLESSの杉村さんじゃないですか!「『ポケッ トにあったあの日』で一緒に仕事をした」というコメントの後に、「詩をつけ てもらったりして…」という発言もありましたから、やはり曲先だったという ことですね。他にも声優仲間等からのコメントもありました。

 やがて、バンドのメンバーの登場です。構成は、A.Gt.乾直樹さん、A.G.&E.G. Sam早川さん、K.B.佐藤純さん、Syn.&E.G.木下秀郎さん、そしてCho. moon (五味chan、La Laさん)です。五味chan、La Laさんをはじめ、みんな黒い衣装 でしたが、乾さんだけが白っぽいシャツを着ていて、やけに目立っていました。 先ほどのモニターに幾何学的な映像が映し出され、断片的に皆口さんの曲が流れ る、という中で1曲目のスタートです。
1. ガールフレンド
2. 誕生日の花束
  MC1
3. わがまま言っても
4. "KOTA" IN WONDERLAND
5. たまにはデートしよう
  MC2
6. 永遠の瞬間
7. Without Sugar
8. ???
  MC3
9. AFTER ALL
10.???
11.???
---アンコール---
12.???
13.???
14.ミラクルガール
15.???
(都合により1stの方のMCの内容等は割愛(^_^;)それにしても知らない曲ばかり…)

 全体的に落ちついた雰囲気とでも言いましょうか。張り切っているのはLa La さんだけじゃないかな、という感じの1stでした。五味chanはあまり余裕がないら しく、ほとんど譜面を見たままでしたし、Samさんはぼーっと弾いているし、 乾さんはただ黙々とストロークしていて、木下さんはあまり動きがない様でした。

 5曲目の『たまにはデートしよう』が五味chan作曲です。この曲の中で「指輪 はずして」という歌詞があり、それに合わせて皆口さんがはめていた指輪を客席 に投げたんですよね。幸か不幸かそれが私の右肩付近に当たり、足の上に落ちた んです。その頃はすっかり五味chanの方ばかり見ていたもので、皆口さんが指輪 を投げたのに気付かず、避ける暇もなかった(^_^;)これはきっと、真ん中の席で メインの皆口さんの方を向かずに、コーラスばかり見ていた私に対する「怒りの 指輪」じゃないかと思っていました(^_^;)

 1stが終わってちょっとしたら、五味chanが客席の方に出てきて、知り合いの女 の人たち(友達?)と話しをしていましたが、もうすぐ2ndが始まるという事もあ り、場内清掃という事で追い出されてしまいました。五味chanの横を通るときに、 ちょっとだけ挨拶をしたのですが、もっと時間があればなぁ、というところでした。
 ちなみに会場では溝口さんやラブミサイルの廣野さんも見かけました。

 そろそろ開場時間という事で行ってみると、既に開場していて席は埋まってい ました。そこで一番後ろのミキサー卓の前付近に落ちついて、ステージを見る事 にしました。
 2ndの方はSamさんも前よりもずっとのってきたようでしたけれども、いつも よりは目立つ機会(会話などで)が少ないためか、「世界一ギターのうまいお笑 い芸人」と紹介されても、会場ではあまり反応がありませんでしたね。

 2ndも同様にメッセージビデオから始まって、同じ曲順で進行していきました。 MC1の内容…
 「1回目と同じ事をしゃべるのはどうかな、と思ったんですけど、気にするの を止めます」「アルバムの詩は全部自分で書きました」「詩の世界が伝わるように 唄います」ということで、MCに関しても1stとほとんど一緒です。 MC2の内容…
 「ライブをするきっかけをお話ししたいと思います。CDになっている曲がいく つあるかな、って数えたら34曲くらいあって、なんだ!ライブ出来るじゃない」 という一言からだそうです。「バックの皆さんはレコーディングの時と一緒で、 みんな本物です」という話しもありました。 MC3の内容…
 「1回目よりもあがっています。知っている顔がいっぱいいて、話す事も忘れ てしまった」という事です。「詩の内容は、本当の事や空想の事などいろいろあ るけれど、一番本当に近いのが『Without Sugar』という曲で、5年ほど片想いし ていた人がいたけれど、相手の人は妹のようにしか見てくれず、どこかへ行った 帰りに喫茶店でコーヒーを飲んで別れる関係だった。その彼のコーヒーがなくな るのが辛くて…」という秘密も披露してくれました。

 2ndではアンコール終了後に30秒ほどしてから「もう一回いこうか」という声が 会場からかかり、 16.ガールフレンド となりました。最後に、「皆さん気をつけて帰ってください。ありがとうござい ました」ということでおしまいです。

 2nd終了後に五味chanがちらっと楽屋から出てきたので、期待して待っていたの ですが、結局追い出される方が早く、外で待つ事にしました。15分もしない内に 五味chan、La Laさん、杉村さんの3人が出てきまして。信号待ちしているところ でやっと捕まえました。先ほどもらった(拾った?)指輪を五味chanにあげて しまいました。五味chan曰く、「今 日の記念にとって置いたら?」ということでしたけれど、強引に渡してしまいまし た。「小指にしかはまらないかもしれない」とも言ってましたけれど(^_^;)
 最後に五味chanに「MINDYへの原稿よろしく」とか頼まれてしまいました。多分 MINDY STAFFの事じゃないかと思うのですが、どういうものがいいのか相変わらず 悩んでいるところです。
 その後五味chanはレコーディングだそうで、あわただしくタクシーに乗って渋谷 方面へと行ってしまいました(3人で後部座席に座ったのは窮屈そうだった…)
 ということで、ライブ会場に用がなくなった我々は、そそくさと会場を後にした のでした。

 ライブについて感じた事を少しつけ加えておきます。
 moonの二人は声質が似ている事もあり、他の楽器の音がガンガン鳴っている中で 聴き分けるのは至難の技である、という事ですね。あとは、五味chan、ちょっと化 粧が濃かったかな、それに疲れているんじゃないかな、という印象もありました。
 ノリノリのLa Laさんの横だっただけに、ずいぶんおとなしく見えましたね。やっ ぱり五味chanにはセンターでスポットを浴びながら唄ってもらわないと…
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copyright かみと,1993