今日は奥井亜紀さんです。会場には100くらいの席が用意されており、椅子が多
すぎると思えるほど人が入っていました。峠恵子さんは公言通りいらっしゃってい
ました。入り口付近で入場者を見ていたら、私の横を通り過ぎてスタッフとしばら
く話をされていました。一人握手を求めに行った人がいましたが、「冷たい手でも
よかったら…」と快く握手されていました。長いこと1Fでうろうろされていて、
自分でドリンクのカウンターに行かれたりしていました。その後には黒づくめで帽
子を深くかぶった女性が入ってきましたが、見た瞬間佐藤聖子さんだと思いました。
今となってはちょっと自信がなくなってきましたが、きっとそうだったに違いあり
ません。他にはYOYOYOのCHIEさんらしい人も2Fに見かけました。これはまるっき
り自信ありません。
前置きが長くなりましたが、15分ほど遅れて始まったライブの模様をお伝えしま
す。初めステージに幕がかかっていました。奥井さんは薄紫のシャツにグレーのロ
ングスカートでした。今日は比較的まともな髪型でした(^_^;)。バックはキーボー
ド×2、ドラム、ベース、ギターという構成でした。
1. もう何にもいらない
MC すごいうれしい。さっき、リハーサルが終わって椅子を並べていて、そんなに
来るのかよ!と思っていました。
2. はじめの一歩
3. 愛はかける
MC 「愛はかける」でした。この「かける」はかけ算のように増えていく「かける」
と、疾風のように去っていく「かける」と、この人に賭けるぞの「かける」の
3つの「かける」をかけています。私のデビュー曲は「銀のスプーン」とか
「金のスプーン」とか「銀色のスプーン」とかいろいろ言われていますが、こ
こでちゃんと言いたいと思います。「銀のスプーンで」です。
4. 銀のスプーンで
#ここから奥井さんがキーボードを弾きます
5. Close to the sky
MC 次は弾き語りです。風呂敷かぶっている人ありがとう(ラジオ「まんたんミュー
ジック」のネタらしい)。
6. 0.99
#ここでバンドのメンバーが引っ込みます
MC 前のコンサートの時は「愛はかける」を弾き語りしたんですが、それがCDにな
るなんてすごいと思わへん?次は新曲を聴いて下さい。
7. 夕映えにゴスペル
MC 1年くらい前に1回ここに立ったことがあって、それは趣味でやっていたバン
ドだったんですが、こんなに広いとは思わへんかった。まんたんミュージック
聴いて来てくれはった人や、GiRLPOP見て来てくれはった人、それから魔法陣
グルグルを見て来てくれはった人(ここで会場の一部が盛り上がる)、どうい
うこと?「ジャケットが恥ずかしい」ってFAXが沢山来たんですけど、そんな
心の狭い人にならないで下さいね。
留守電に友達の悩みごとがブツブツ入っていたりするんやけど、不気味やで。
「私やけど…」私って誰やねん!悩み相談で勝手に喋ってるんやけど、私、電
話返さへん人やから、ほったらかしなん。
次はいつもは弾き語りの曲やけど。
8. TAKE OFF
#キーボードのみ登場して奥井さんは唄に専念。
MC マタニティーライブっていうのがありまして、お腹大きい人にとって、すごい
大きい幸せを持っている人にはかないません。
9. 幸せのつくりかた
#ギターのみの伴奏
10. フィーヨルディ
#「インディアンの女の子が泣く歌」(だったと思う。#303を参照のこと)から曲
#に入ります。フルバンドに戻っています。
MC 初めのアルバムは持っている物を出したらいいだけやけど、セカンドはそうは
いかない(会場から「まだストックあるやん」と声がかかる)。でもいろいろ
あるんですよ。「フィーヨルディ」は次のアルバムに入ります。
11. 三日月夜
#真っ赤な照明が印象的でした
MC 重い歌やなぁ、ほんと。ここでメンバー紹介。
12. 泣くもんか
13. I'm Free
14. Wind Climbing〜風にあそばれて〜
#2コーラス目で思いっきり歌詞落ちしてました(^_^;)。
MC さぞかし驚かれたことでしょう(踊りについて)。こんだけ大阪弁を喋ってい
るんやけど、ときどきイントネーションが東京弁になってしまうのよ。「なっ
てへん」って突っ込まれそうやけど。昨日も渋谷から帰るときにラッシュにも
まれて、前のおばちゃん何も恨みないんやけど「刺そうかな」って思うほど、
心が荒れているなと思うんですよね。「Lost Melodies」を聴くと「いかん、こ
んなことでは」と思うわけです。
15. Lost Melodies
MC 最後の曲になりました。練習だと長いのに、1回で終わると悔しい。風邪ひい
たりしないで幸せでいて下さいね。
16. 雪うさぎ
アンコールでは黒いワンピース(?)に白い毛皮の帽子とお揃いの上着で登場です。
E1. ???〜もろびとこぞりて
#幕の間から一人だけ登場し、真上からのピンスポットを受けて唄う奥井さん。伴
#奏はカラオケだったようです。途中で「もろびとこぞりて」が入ってくるのです
#が、最後の方で幕が開き合唱団風(男声5人、女声10人)の人達が合わせて唄い
#ます。涙ぐみながら唄っていました。
前半は安定していたのですが、後半になるにつれてどんどん怪しくなってきまし
た。「Wind Climbing」の低音部分などはほとんど出ていなかったと思います。で
すが、高音の美しさ(透明という感じではありませんが)は健在でした。こういう
しっとりとしたライブは基本的に好きです。それにしても最後のコーラスには参っ
てしまいました。あのコーラスで、随分と格調高いライブになった気がします。
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かみと,1994