1995/03/21 小林清美@田無西武
曲順
- ふりむいてくれたなら
- どんな強い風の中でも
- 近すぎてそばにいて
- さよならさえ言えない
- 会いたくて
内容
小林清美さんの生の唄声聴きたさに田無のイベントを見に行ってきました。この
イベントは14時からということだったのですが、私はリハーサルの時間を考慮に入
れて11:15頃には会場にいました(いや、単に暇だっただけです)。駅ビルとの情
報でしたが、実際には駅の前にある西武デパートの中でした。田無西武アスタ専門
店街の3/10にオープンに伴う記念イベントの一つでした。会場はかなり分かりにく
かったようですが、会場をお店の人に訊いたので全く迷うことはありませんでした。
これまでの経験では、こういったタイプのイベント会場を匂いで探ることも多いの
ですが、開店したばかりのお店なので、訊ねることには抵抗もなく、お店の人もあ
まり分かっていなかったようです(^_^;)。売り場やレストランの店員(バイト?)
の手際の悪さも納得してしまいます。
会場は2F中央付近のスペースでした。この部分は4階建てで天井がガラス張り
になっていたので、店内ではありながら比較的明るかったです。開店記念で子供に
配っていた風船が虚しく天井に浮かんでいました。木製のベンチが4つほどあった
のですが、先を争うようにお客さんが座っていました。ジャズの生演奏やグランド
ピアノの自動演奏などがありましたが、まともに聴いていなかったようです。前置
きはこれくらいにして…。
小林清美さんとそのスタッフは12:45頃到着されました。座って待っている私に
清美さんが気付き、驚いたような笑顔をしてお辞儀をしてくれました。周りのスタッ
フに話したようで、こちらを見て笑っていたのには恥ずかしくなってしまいました。
今回はギターとピアノのサポートがありました。二人とも何度か見たことがある
人で、ギターにはほりかわまりおさん、ピアノには醍醐弘美さんでした。
清美さんは黒いタートルネックのセーターに黒とグレーの斑のエプロンのようなワ
ンピース(?)でした。お店の人がしている(?)“ありがとうございます”と書かれた
ワッペンを胸にしていました。
13時からリハーサルが始まります。まずは「ふりむいてくれたなら」で音合わせ。
グランドピアノの効果か、ものすごく壮大な感じになっていました。清美さんの唄
は、ちょっとぎこちない印象でしたが一生懸命さが伝わってきます。ワンコーラス
ほど唄った後「近すぎてそばにいて」を唄ってくれます。こちらもワンコーラスほ
どでした。さらに清美さん自身がピアノに座ります。何か弾くのかと思いきや、そ
のままステージを降りていまいます(^_^;)。しばらくスタッフと打ち合わせをして、
醍醐さんがピアノに座って音合わせ。「どんな強い風の中でも」のリハーサルが始
まりました。天井が吹き抜けになっているため、清美さんの声が心地よく響きわた
ります。再びピアノに向かい唄い出す清美さん。弾き語りを見られるとは思っても
見ませんでした。曲は未発表曲でした。今度はカラオケで「会いたくて」の音合わ
せがありました。約30分ほどのリハーサルでした。
壁の時計が14時を告げるとすぐにステージが始まりました。ステージ衣装は肩か
ら先がレース風になった真っ白なコートのようなものでした。スカートはプリーツ
になっていたようです。
1. ふりむいてくれたなら
#多少ぶっきらぼうな感じに聴こえましたが、伸び伸びと唄っていました。
MC ありがとうございました。こんにちは。はじめまして、小林清美です。今日は
短い時間ですが、みなさん楽しんでいって下さい。今お送りした曲がアルバム
に入っている「ふりむいてくれたなら」という曲でした。次の曲は、私の
デビュー曲「どんな強い風の中でも」と「近すぎてそばにいて」。2曲続けて
お聴き下さい。
#原稿通り読んでいる感じの、ちょっと堅めのご挨拶。
2. どんな強い風の中でも
#音程が不安定なところもありましたが、サビの盛り上がりは十分でした。
3. 近すぎてそばにいて
#イントロの伴奏を聴いて感動してしまいました。生音はやはり違います。一生懸
命さが出ている1曲でした。
ここでバックの二人を送り出し、清美さんがピアノに座ります。
MC 次はまだ未発表の曲「さよならさえ言えない」を聴いて下さい。
4. さよならさえ言えない
#スローバラード系の清美さんらしい1曲。ちょっと発音が不明瞭な感じでしたが、
唄っていれば解決されるかと思います。
MC 最後の曲になりました。この曲は3月1日にアルバムの中からシングルカット
になりました「会いたくて」という曲を唄います。皆さん聴いて下さい。「会
いたくて」。
5. 会いたくて
#カラオケによる唄でした。全般的に手の動きが気になります。夢中で唄っていて
気付かない動きだと思うのですが、簡単な振り付けがあった方がいいかもしれま
せん。
会場でCDの販売があり、サインと握手券が付くということで2枚目の「会いたく
て」を買いました。サイン&握手会は4Fのディスクポートにて行われました。
清美さんは薄い黄色のツーピース(?)に着替えていて、約20人ほどの人にサインを
していました。買った商品にその場でサインと日付と名前を入れてくれて、さらに
サイン色紙が付き、握手まで出来てしまうというものでした。私は緊張してしまっ
て(ウソ)、あまり話しませんでしたが、何も言わないのにちゃんと名前を入れて
くれたのには感激しました。
サイン会が続く中、清美さんのマネージャーさんに「どうでした?」と訊かれて
受け答えしている私を見て、周りの人は怪しいと思ったようです(^_^;)。で、
清美さんの誕生日に内輪でパーティーを企画しているとのこと
でした。「後でインフォメーションを送りますので」だそうで、何だかちょっと期
待してしまいます。
全体的にみると「新人」という看板に助けられているという印象は隠しきれない
ですが、素質は充分なので今後の成長が楽しみな「新人」だと思います。清美さん
のような素直な心を持った人には幸せになってもらいたいものだ、と思いつつ帰路
についたのでした。
小林清美へ戻る
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,1995