1995/05/04 小林清美@久里浜WING
曲順
- 近すぎてそばにいて
- どんな強い風の中でも
- ふりむいてくれたなら
- 少しの雨なら濡れてみよう
- さよならさえ言えない
- 会いたくて
内容
先日の本八幡のイベントがなかなか良い出来だったという中、小林清美さんを見
に行ってきました。
会場に着いたのはちょうど12時だったのですが、15分ほどしたところで清美さん
やバックのメンバーが現れてセッティングを始めました。清美さんは客席の後ろの
方で笑っています(^_^;)。着々と準備が進み、伴奏+コーラスの準備が整ったとこ
ろでいよいよ清美さんの登場かと思ったら、そのまま控え室に戻られてしまいまし
た。福永さんに聞いたところ、リハーサルは元々13:30からの予定だったそうで、
早めに始めたら周囲の店から苦情が来たのだそうです(^_^;)。ということでリハー
サルは15分ほどで一時中断しました。この時に少しだけ清美さんと話すことが出来
たのですが、「美保さんどうでした?」と訊かれたのには、憶えていてくれるとは
思わなかったものでちょっとだけあわててしまいました。
13:30になりリハーサルが再開されます。約30分ほどのリハーサルでした。伴奏
の「どんな強い風の中でも」など、それはそれで聴きごたえがありました(^_^;)。
パーカッションの秋島さんが発生練習をしているのはちょっとおかしかったですね。
そして清美さんもリハーサルに参加。ちょっと音程が外れがちで、どうなることか
と心配していました。さらに、会場のせいもあるのかもしれませんが、残響音ばか
り目立って、声が直接聴こえてこないような感じでした。秋島さんのタンバリンが
ちょっと遅れ気味なのが気がかりでしたが、リハーサルはそのまま進行します。
弾き語りの「さよならさえ言えない」では清美さんの声が、まるで少年が唄ってい
る声のように聴こえてきて、歌詞の内容にぴったりだと思います。そしていつもの
ようにカラオケで「会いたくて」のリハーサルが行われます。この時点でもまだ
ちょっと音程に不安が残っています。ここでリハーサル終了。清美さんは斑模様の
スカートに白っぽいブラウス、黒っぽい薄手の上着という服装でした。バックは
いつもの醍醐弘美さん、堀川真理夫さん、秋島啓二さんでした。
いろいろと荷物があったために会場を離れずにいると、コロムビアの松田さんが
現れました。直接話したことはないので、特に気を配っていた訳ではありませんで
したが、しばらくしてWingのスタッフが私に「先ほど電話された方でしょうか?」
と訊いてきました。どうやら松田さんと間違えているようだったので、正直に(^_^;)
「あちらの方ではないでしょうか」と松田さんを示しました。
さらに会場で待機していると社長の瀬戸さんが現れました。瀬戸さんまでいきな
り「山梨に行ったんですって?向こうは天気が良かったでしょう」などと切り出し
てきて、私の行動が事務所の社長にまで伝わっているのかと、さらに焦ってしまい
ました。「関係者の皆さんはあちらにいらっしゃいます」と控え室入り口を示した
ところ、すぐにそちらへ向かわれました。
15時になり、お客さんもぼちぼち集まり始めたところで、いよいよステージが始
まります。清美さんはいつものCDジャケットの衣装で登場しました。司会のお姉さ
んが清美さんを紹介して始まります。
1. 近すぎてそばにいて
聴く度に音が厚くなっている感じがします。まだ少し固さがあるかな、という
唄い方でした。
MC どうもありがとうございます。皆さんこんにちは。今聴いていただいた曲が
アルバムの中の曲「近すぎてそばにいて」でした。今日は短い時間なんですが
皆さん楽しんでいって下さい。次の曲は私のデビュー曲「どんな強い風の中でも」
そしてアルバムの中から「ふりむいてくれたなら」そして「少しの雨なら濡れ
てみよう」3曲続けてお聴き下さい。
2. どんな強い風の中でも
高音の伸びが心地よいですね。低音が多少不安定だということと、唄にメリハ
リがあるともっと良いだろうな、ということを思っていました。
3. ふりむいてくれたなら
コーラスのパートが増えているようです。しかも感想では清美さんのコーラス
も追加されていました。
4. 少しの雨なら濡れてみよう
こういう軽快な曲が構成に入っていると変化があっていいですね。パーカッショ
ンも見事に決まっていました。お客さんも手拍子で答えていました。「少しの」
の後に“パパン”と手拍子を入れて欲しいようです(^_^;)。
MC どうもありがとうございます。ギター・堀川真理夫さん、ピアノ・醍醐弘美さん、
そしてパーカッション・秋島啓二さん。どうもありがとうございました。
次はアルバムにもシングルにもなっていないオリジナルナンバーから、「さよ
ならさえ言えない」を聴いて下さい。
5. さよならさえ言えない
今日はこの曲が一番良かったと思います。声もしっかり出ていて、詩の内容が
よく伝わってきました。「愛しく思ってしまったと」の「思って」の部分で
「m」の音が早すぎて「おんもって」という感じに発音しているのがちょっと
気になります。
ここで司会のお姉さんが登場し、少しだけインタビューをします。内容はデビュー
のきっかけ、「会いたくて」を作詞作曲したきっかけ、今後の活動予定などでした。
「次のアルバムは全部自分の作詞作曲になるのですか?」という質問もありました
が、「極力作るようにするけれども、他の方の曲も素直に表現したい」という答で
した。
6. 会いたくて
この辺りではかなり唄も安定してきて、リハーサルの調子の悪さが嘘のようで
した。
ちょうど30分のステージでした。すぐにステージ横でCD販売が行われました。今
回はポスターとサイン色紙が付いてきました。サインをもらうときに再び話をする
ことができましたが、今日していたピアスは私からの誕生日のプレゼントでした。
唄っているときに気付いていたのですが、実際に使ってもらえるとうれしいですね。
その後は瀬戸さんと話をしていたのですが、「デビューさせるのは簡単でも、
(継続して?)アルバムを作っていくのは難しい」とか「宣伝が難しい」、「関西
は大物アーティストがチャリティーで出演するので、新人の入る余地がない」とい
う、現場の声(^_^;)を聞くことが出来ました。
帰り支度をしていると、清美さんがわざわざ近づいてきて挨拶されていきました。
一応今回は出待ちらしいこともしていたのですが、京急の改札前ではない別の出入
り口の様子を見に行ったら、ちょうど一行が解散されるところでした。秋島さんの
運転する車に清美さんと福永さん、それにもう一人事務所の方が乗られていました。
二言三言交わしたあと、すぐにその場を後にした清美さんらでした。何か福永さん
に訊き忘れていたような気がしましたが、まあいいことにしましょう。
少しきつめの感想を書こうと思ったのですが、最後は結局あまくなってしまった
みたい…(^_^;)。
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かみと,1995