いやぁ、完璧です(^_^)。まさに脱帽。笑ってしまうほどの感動が押し寄せてい ます。ということで、さっそく報告してみます。
 このライブは、鴨下さんが連載をしている関連で角川書店「Chou Chou」が主催 の、読者のみ招待スペシャルライブです。
 かなり気合いの入っている私は、途中で明日発売のアルバムを買って行こうかと 思ったのですが、ライブが終わってからでいいだろう、ということで、降り始めた 雨も気にせず職場から直行したため、16:45頃に会場に着きました。18時開場には 早すぎたようです(^_^;)。並んで待っている人はいませんでした。中からリハーサ ルの唄声が聴こえてきて、自然に気分が盛り上がってきます。
 開場が10分ほど遅れたものの、その時に並んでいたのは30人ほどで「こんな出足 で大丈夫か?」と心配していました。そのうち男は4人(私を含む、小さな男の子 2人含む)といった状況で、おもわず笑みがこぼれてしまいます(^_^;)。
 予想通り、並んだ順に入場だったため、問題なく最前列センターの位置に座るこ とが出来ました。椅子は300ほど用意されていました。明日発売の『BLESS YOU』を 売っていたので早速購入。「今、サインを書いていますので、終了後取りに来て下 さい」とのこと。スパイラルホールでもワンドリンクサービスがあることを初めて 知り(^_^;)、白ワインを飲んで時間をつぶしていると、続々とお客さんが集まって きます。最終的には席の8割以上は埋まっていたようです。男女比は1:9くらい でしょうか。ほとんどが女性でした。私の隣に座っていた女性のグループは鴨下さ んの友達らしく、「泰子からハガキ来た?」とかいう会話をしていました。
 客席の後ろセンターと最前列右の辺りビデオカメラが2台入っていたのですが、 テレビ局ではなさそうなのでちょっと安心(^_^;)。スチールカメラの人も2人ほど いました。きっと「Chou Chou」の関連だと思います。

 15分ほど遅れた19:15開演。バンドのメンバーはいつもと同じで、Key.,Bs.,Cho., Dr.,Perc.,Sax.,Gt.でした。鴨下さんはベージュのシャツにジーンズ、左手だけに 紫色の手袋をしていて、同系色のスポーツシューズを履いていました。マネージャー さんも同じような運動靴を履いていた、そういう事務所なのか?と思ってしまいま す(^_^;)。椅子に座って、アコースティックな雰囲気で始まります。
 ステージに張ってあった曲順が見えたので、以下はそれを参考に。

 1. 彼女も私も
  Gt.,Bs.,Perc.のみの伴奏。実にうまい。言葉の一つ一つを丁寧に唄う感じで、
  ppからffまで見事に唄い上げ、音程も安定していて、低音から高音までしっかり
  出ていました。以下、どの曲もまったく不安なところすら無く、ロングトーンも
  完璧なまでに唄い上げます。例によってフェイクもバッチリ。
  初めはちょっと緊張気味かな、という表情でしたが、友達や知り合いを見つけ
  ては笑顔を浮かべる鴨下さんでした。
 2. TELEPHONE VOICE
  ここでDr.とkey.が加わります。あまりにもうますぎる唄を聴いているだけで、
  嬉しくなってしまいます。

 MC はい、どうもこんばんは。鴨下泰子です。暑い中、足を運んで下さってありが
  とうございました。「Chou Chou読者プレゼント」っていうことで、皆さん
  ハガキ出して選ばれちゃったんですね。帰りに「いいもの」もいただけるし(笑)
  ラッキーと思って最後まで楽しんで行って下さい。「Chou Chou」バージョンと
  いうことで、前半はアコースティック、後半はバンドで。
  次は失恋の唄なんですけど、すごく好きだった人ほど冷たくふってもらいたいっ
  て思います。

 3. 優しくしないで
  初めて聴く曲でしたが、私の好きな3連符でもあり、ゆったりとしたリズムで
  心地よいクリシェライン。自然に穏やかな気持ちにさせられます。
 4. 飛ばせてあげたい
  Sax.のチープさんが加わります。それにしてもケチの付けようの無い見事な唄
  です。

 MC 失恋して悲しくなることもあるけど、両思いの相手に対して、自分の力ではで
  きないことがあったりして、そういうことに悲しくなったりすることもあるな、
  と思って。学生の頃は友達の悩みも解決できたけど、一人一人旅立って行くか
  ら、そういうこともできなくて。そういう思いがあってできた歌でした。
  人を好きになるということは素敵なことだと思っていて、悲しくなったり切な
  くなったりすることもあるけど、違う物が発見できるんで、片思いでも両思い
  でも、どんどん人に恋して下さい。
#ちょっと支離滅裂(^_^;)。

 5. 誓える思い
  ここからCho.が入ります。前回パワステで聴いたときよりもさらに良くなって
  いました。

 MC (メンバー紹介。Gt.すみだじゅん(?)、Perc.みなこ、Sax.チープ、
  Cho.ジャッキー、Key.けんや(?)、Bs.レオナルド、Dr.ジェイジェイ)

 6. SUPERSTITION(Instrumental)
  メンバー紹介が終わったところで、バンドのみの演奏になり、鴨下さんは衣装
  替え。黒い革のワンピース(ノースリーブ、ミニスカート)に赤いシースルー
  の上着を着ていました。黒のロングブーツ、左手に黒の手袋をしていました。
  鴨下さんが出てきたところでお客さんが立ち上がります。ちょっと遅れて私も
  立ち上がりましたが、さすがに恐くて後ろは振り返れませんでした(^_^;)。
 7. DON'T PLAY THAT SONG(アレサフランクリン)
  これまでにもライブで聴いたことがある、鴨下さんの好きなアレサフランクリン
  のカバーです。完全に自分のものにしています。
 MC (ぼそっと一言)今日は乗ったもん勝ちだよ!
 8. Midnight Rain Train
  それほど速いリズムではないので、実に気持ち良くノレる曲です。相変わらず
  難しいメロディーですが。

 MC 拍手の仕方って色々あるんだと思った…。
  「Chou Chou」のことを話したいと思うんだけど、私の友達はコラムよりも写真
  が気になるらしくて、「写真どうにかしなさいよ」って言われるんです。3回
  目かなにかの写真は、私も「あれっ」て思うくらい強烈で(笑)。本当にChou Chou
  さん、頼みますよ(笑)。
  仕事しても主婦やっても勉強してもフリーターやっても、その中に小さな幸せ
  を見つけられれば幸せってことで…(笑)。
#またしても支離滅裂(^_^;)。
  恋愛も、その人を思う気持ちに幸せを感じられたら、それでいいんじゃないか
  と思います。
#MC中に客さんが座ります。

 9. 太陽の光の向こうに願うこと
  もう何も言うことはありません。新人でありながら、これだけ才能のあるボー
  カリストは滅多にいません。ダテに下積みが長かったわけではない(^_^;)。

 MC 唄っているときは3列目くらいまでしか顔がわかんなくて、MCの時は…。でも
  今はわかんないや…。
  2月22日に『Gracious me』というアルバムでデビューしたんですけど、明日
  8月23日、半年しか経っていないんですけど『BLESS YOU』というアルバムが
  出ます。『Gracious me』はいろんな人に感謝するつもりで付けたんですけど、
  『BLESS YOU』の中のタイトル曲は友達に贈った歌で「あなたに幸せを」って
  いうことなんですけど「CDを買った方、曲を聴いてくれた方に幸せを」という
  心を込めて作りました。
  次2曲はノリノリなんで。乗っていったほうが得なんで…。

10. BLESS YOU
  前回聴いたときはあまり印象に残らなかったのですが、スピード感のある曲だ
  と思います。ここで再びお客さんが立ち上がります。
11. DON'T STOP THAT MUSIC
  ソウルフルなナンバー。これも前回聴いたときよりも、ずっとすんなり入って
  きます。

 MC あっと言う間にすぎてしまったんですけど。
  昨日、急に声があんまし出なくなって、悲しいというよりも恐いなって思って。
  それは、たくさんの人がライブで私を唄わすために動いていて、私が唄えなく
  なったら、皆さんの時間を使ってくれたことが何だったのかな、っていうこと
  になって。せっかく足を運んでくれた皆さんに対してもどうしたらいいだろう、
  と思って。お陰さまでこうして唄えることが出来ました。楽しかったです。こ
  ういう気分にしてくれてありがとう。16の時から私のことを見ていてくれた
  作家の方が作ってくれた曲を聴いて下さい。

12. Gracious me
  目がキラキラ光っていて、少し涙ぐんでいるように見えましたが、唄に影響は
  ありません。

 キビキビとしたお辞儀をしてステージから鴨下さんが降ります。当然の如くアン
コール。

 MC どうもありがとう。アマチュア時代にいつも言っていた言葉があって、「永遠
  に輝いた目と輝いた心を持っていて下さい」って、まっさらな気持ちで言って
  いたんだけど、それってすごく難しいことだなって思いました。自分の気持ち
  を大切にして、人に迷惑をかけたり傷つけたりしないように生きて行けたら
  いいなって思います。皆さんも自分の気持ちを大切にしてやって下さい。
  生まれて初めて書いた曲です。

E1. YATSU
  スローバラード。ちょっと昔のフォーク調バラード歌謡曲という感じで、こう
  いう曲なら受け入れられる人も多いかもしれません。

 終了は20:35頃でした。終演後はCDの「YATSU」が流れていました。
 帰りにサイン色紙(ローマ字の簡易バージョンでした(^_^;))を受け取ったとき、 ビクターの人(?)が「お待ちしておりました」と言ってくれて、とても印象が良かっ たです。出口で紙袋をもらったのですが、中には角川書店からオレンジ色のバッグ、 カネボウから「洗顔物語&うるおい物語」トライアル2品セット(洗顔フォームと 化粧水)、グリコから「キスミント」試食品、そして雑誌のプレゼントなどになっ ていた「鴨下泰子オリジナル香水」が入っていました。

 それにしてもうますぎます。ステージで唄ったときに、これだけ実力を発揮でき る人は滅多にいません。まだ若いのに大したものです。これからの活躍に期待した いですね。
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copyright かみと,1995