おもむろに会場へ向かい、到着したのは16時をちょっと過ぎたくらいでした。
既に十数名の人が並んでいて「やっぱり並ばなくちゃいけないの?」などと思い
ながらも列の最後尾へ。風があって寒かったですね。
開場時刻は予定よりもちょっと早いくらいでした。そんなに前で見るつもりは
なかったのですが、皆が慌てて席を確保しているので、ついついつられて前の方
に座ってしまいました。開演までは30分あり、ロビーで売られているCDなどを眺
めたりしていました。各アーティストにつき先着10名までサイン色紙付きでした。
恵比寿ザ・ガーデンホールは、前の方が可動式の椅子、後ろの方は階段状になっ
ていて固定の座席があり、全部で700席以上が用意されていました。初めは6割く
らいの客数かと思っていたのですが、開演時にはほぼ埋まっていました。客層は
さまざまで、サザンオールスターズ関係、スーパーエキセントリックシアター関係
もいました。しっかりしたビデオクルーも入っていて、常に3〜4台のカメラが
動いていました。
18:08頃開演。ステージ後ろのスクリーンにイベントの主旨を告げる空撮ありの
金のかかった映像が流れます。各アーティストの映像が数秒ずつ流れ、司会の二
人(SASの野沢"毛ガニ"秀行さん、SETの野添義弘さん)が映し出された後、この
二人へのSASの原由子さんとSETの三宅裕司さんからのメッセージが流れました。
一通り映像が流れた後、司会の二人がお爺さんとお婆さんの扮装で登場。どた
ばたコントが繰り広げられます(以降、それぞれのアーティスト間でコントあり)。
曲目はわかりません。あしからず。
○藤生ゆかり(18:20?-18:40?)
最前列は藤生さんのファンだったようです。バックの演奏に押されていてあまり
Vo.が聴こえませんでした。ホールより小さなライブハウスを揺らしている方が
まだ合っているような気がします。
○Hiromi(18:46-19:03)
「4オクターブの声」と紹介されていました。確かに結構高いところまで声が
出ています。カラオケで、ダンサーが二人ついていました。前半はそこそこ
似合っていた気がしますが(ありがちなクラブ系)、最後のバラードは難解で
した。
○柴田由紀子(19:10-19:28)
椅子に座り裸足で唄っていました。唄よりもキャラクターの方が印象的でした。
2曲目でしたか、リズムがコロコロ変わるので戸惑うお客さんの手拍子。
|..*...*.|…Aメロ
|.*.*.*.*|…サビ前半
|*..*..*.|…サビ後半
○田中加奈子、原田徳子、山本未来(19:34-19:43)
この日のために特別に作られたユニットということですが、単なるよせ集めでは?
という気がしないでもありません。初めはスクリーンに「恋って?」という内容
の、あきらかに「(ハル)」を連想させるパソコン通信的な文字が流れていきま
す。内容が大したこと無いのでちょっと退屈。カラオケで1曲唄って終わりでし
たが、あれほど原田さんが人気があるとは思いませんでした。
○衛藤利恵(19:47-20:08)
会場でインタビューされていた人は偶然衛藤さんのファンばかりだったこともあ
り、衛藤さん目当ての人は多かったのではないかという印象を受けます。いろい
ろなタイプの曲をやっているためか、つかみどころがない感じでした。ともあれ、
こやまときえ さんというBs.が気になる?(^_^;)
○琴音(20:15-20:30)
思ったよりレゲエっぽくなくて良かったと思います。もっとポップな曲を唄って
みてもいいのではないかと感じていました。キャラクターもそれほど悪い印象で
はありません。確かにga-bianのちげさんに似ている感じ。
○Hooper(20:36-20:54)
プロモーションビデオなどの印象でちょっと期待していたのですが、全体的に
趣味と違う感じでした。今一つ特徴をつかみきれませんでした。
この後は女王様が飛び入り出演でした。ノーパンのレオタードは近くで見るもの
ではない…(^_^;)。
最後に全員が登場し抽選会。アンケート用紙に書かれた番号で、それぞれのアー
ティストからのプレゼントが当たる、当たったとしても必ずしも自分の好きなアー
ティストのものとは限らない、というものでした。さらに全員で「ヤングマン」を
唄いながら、出演者がサイン入りボールを会場に投げて終了。
なかなか唄っているところを見る機会の無い人達ばかりで、面白いイベントだっ
たと思います。アーティストが変わるときのセッティング間のコントは場つなぎで
はないため、セッティングが終わっても続いていたりして、ときどき「もういいよ」
と思うこともありました。
また、それぞれの持ち時間が20分というのも良いような悪いような、というとこ
ろでしょうか(つまらないと早く終わって欲しいと思うわけで(^_^;))。妥当な
時間かもしれません。
それから、Hiromiさんの出演の前に、留守電にみたてた司会の二人へのメッセー
ジが流れた中に、富田靖子さんや深津絵里さんなどのものがありました。
次回があるかどうかわかりませんが、こういう企画は続けていってもらいたいも
のですね。
帰ってテレビをつけたら「THE夜もヒッパレ」に衛藤利恵さんが出ていて、何かの
コメントで三宅裕司さんに「えりさん」と呼ばれ、「利恵です!事務所の先輩なの
に〜」と言っていました。“えり”さんといえば深津さんです(^_^;)。
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かみと,1996