コンサートの感想ですが、昨年のNHKホールの方が私の好みでした。
昌己さんはもちろん、お客さんもかなり気合いが入っているのがわかるだけに、
そのテンションに着いていけなかった感じでした。唄が届かずに空回りしている
とでもいうのか、ちょっとなじめなかったです。それはまるでアムラックスの時
に感じた疎外感に似たものがありました。CDのアレンジがあって、ステージで
それを変えてくるところに楽しみがわかる人には、きっと素晴らしいコンサート
だったことでしょう。変わった後のアレンジがなじめると、知らない人でも楽し
めるんですけどね。
#曲を知らない方が悪い?(^_^;)
新しいアルバムからの曲についても、良かったらアルバムを買って帰ろうと
思っていたものの、どうもしっくりこない。つかみどころがわからなかった、と
いう印象です。またしても買いそびれてしまった。
とはいうものの、中盤の盛り上がりは良かったです。“これが井上昌己だ!”
という一端を見せてもらった気がします。それにしても2時間半も唄ってくれる
とは思いませんでした。
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かみと,1996