米倉千尋さんに逢ってきました。会場は秋葉原のヤマギワソフト館8Fイベント
スペースで、会場着11:30頃。店の入口などにはそれらしい告知がありません。
とりあえず8階に行こうとエスカレータで上っていくと、7階のアニメ関連の
フロアには今日のイベントの告知がされていました。やはりアニメの主題歌と
いう位置づけで売っているのか…と思わされてしまいます。
入場の葉書を持っていたものの、入場整理券を配布していたのでとりあえず
貰ってみたところ7番…。これはなかなか地味なイベントになりそうだという
予感。再び1階に下りてCDなどを眺めていると、米倉千尋さんらがエレベータに
乗り込もうとしていました。初めて生で見ることもあり、多少自信無かったの
で話しかけたりはしませんでした(^_^;)。これが11:50頃。
千尋さんは思ったよりもかなり小柄で(自称「150cmくらい」)、ビデオ
クリップやCDのジャケットで見た雰囲気よりも子供っぽかった気がします。
イベント参加者の集合場所は建物の外で、誰も待っている様子がなかったの
ですが、一通りCDも眺めてしまい、やることも無かったので意を決して並び始めた
のが13:00頃。しばらくすると男の人が近付いてきました。「予定通り13:30に
入場していただきますから」と告げ、持っていた袋からキングレコードの方で
あることがわかりました。整理番号について訊いてみると「番号は関係ありま
せん」とのこと。「暖かいところで待っていて下さい」と言われたものの、その
話を聞かされてその場を去る訳にもいかずに待っていました。
開場時刻くらいになると人も集まり始め、最終的には30人くらいになってい
ました。
エレベータで8階まで上がったイベントスペースの壁には、これまでに出演
した人たちの落書きがあり(^_^;)、声優やアイドル系が多いことがわかります。
秋葉原という土地柄なのでしょうか。
14:00をちょっと過ぎた頃、例のキングレコードの男性が司会となり、「立って
いるのもお疲れでしょうから」と床に座ることに…。立っている方がずっと良かっ
たように思ってしまいます。そうこうしているうちに米倉千尋さんが呼び込まれま
した。すぐにカラオケが流れて唄い出す千尋さん。白が基調になっているニット地
の華やかでありながら可愛らしい感じの服装でした。
1. 嵐の中で輝いて
MC 「こんにちは。米倉千尋です」「次の曲は『未来の二人に』…じゃない(笑)、
カップリング曲の『10 YEARS AFTER』です」
2. 10 YEARS AFTER
ここで質問コーナーとなりました。「フレンドリーな米倉千尋とフレンドリーな
キングレコードを目指しております」と司会の人が告げ、ざっくばらんな質問が
出ていましたが、同じ人がつまらない質問を繰り返していただけだったような…。
#私ではありません、念のため(^_^;)
ナイキのスニーカーに凝っていることについて訊かれ「6足持っている」という
答え。また、野望は「武道館と紅白」らしいです(^_^;)。小学生の頃は水泳
(いかにもそんな感じ)、高校の時は楽そうだと思って卓球をやっていたそうです。
大学時代は文学部だったという話も出ていました。今も横浜在住で、東海ラジオの
自分の番組が聞こえるとも話していました。こういったミニライブは初めて
だそうで、ファンに会うのも初めてだということでした。
3. オレンジ色のKissをあげよう
バヤリースオレンジのCMソングとして頻繁に流れている曲。最初の辺り、PAの
不具合で声がスピーカーから出ていませんでした。でもそれに負けないように
唄おうとする千尋さん。
4. 未来の二人に
12/5に発売されるオリジナルバージョンだったようです。デビュー前のデモ
テープ時点でガンダムのスタッフに気に入ってもらえて今回の挿入歌になった
そうです。
この後は握手会になりました。サイン入りポスターを手渡し、握手をしてくれる
のですが、個人的にサインをもらったりする人は後回しにされてしまいます(^_^;)。
例の司会の人から「彼が一番最初から待っていたんですよ」と紹介され、さらに
追い打ちで以前もらった手紙を見せたところ、とても喜んでもらえました。
「憶えてますよ、バッチリです!」、周りの人に「ファンレターをくれた人」と
言い出す千尋さん。「また手紙下さい。返事書きますから」という言葉をもらい、
握手して会場を出てきました。
わずか30分程のイベント、PAの調子も悪かったのですが、唄そのものは予想通り
満足いくものでした。ちょっと力を入れるとシャープ気味になりそうなところを
ぐっとこらえ(^_^;)、伸びのある歌声を聴かせてくれました。小さな体から
あふれるパワーを感じさせてくれる内容でした。
内在するエネルギーの強さ、しなやかな優しさをアニメ系の人たちだけに聴か
せておくのはもったいない、と思わせるシンガーです。アニメのタイアップばかり
でなく、バヤリースのCMソングや「さんまのからくりテレビ」エンディングの
ように、もっとアニメから離れた売り方もしてもらいたいと願うところ。ガール
ポップ系アーティストの切り札、というのは言い過ぎ?
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かみと,1996