1997/07/18 小林清美@沖縄宮古島

曲順

  1. 秋がスキ
  2. Wish...
  3. 土曜日は待ちぼうけ
  4. 風のレクイエム

内容

 岐阜のS氏とどちらが愚かかを競っている感もある、小林清美さんの追っかけの 旅です。連休直前ということもあってか、羽田→宮古の直行便が取れなかった私は、 那覇で一泊して宮古島入りすることになりました。そもそも那覇行きも満席に近い 状態で、19:00の最終便しか予約できていなかったのですが、キャンセルを期待して 15:00の便に間に合わせて羽田へ。羽田での4時間と那覇での4時間は意味が違い すぎます。わずかなキャンセルにありつくことができ、夕方に那覇へ着くことが 出来ました。
 那覇市内を見てまわる予定ではなかったので、まったくわからない状態でした。 「駅まで行けば…」と思ったのですが、考えてみれば鉄道のない沖縄。一体どこへ 行けばいいのかと不安になりつつ、バスターミナルまで行き、ホテルにチェックイン した後、市内観光。国際通りを中心にうろうろして、結局CD屋さんに行ってしまう 悲しさ(^_^;)。それでも沖縄ならではのものを飲み食いして、那覇の夜を楽しみ ました。

 翌日、いよいよ宮古島へ向かいました。空港からバスでもあるかと思っていたの ですが、廃止になってしまったのかタクシーしかなくて、とりあえず平良市役所へ。 宮古まつりのパンフレットでも無いかと探したけれども見当たりませんでした。 福永さんから「会場は のづ文具センター の前の特設ステージ」と教えられたので 市役所の地図でその場所を探したところ、市役所のすぐ裏手でした。そんなわけ で、会場到着は9:00過ぎ。会場の隣が みやこセントラルホテル なので清美さんらは ここに泊まっているのかもしれないと思い、しばらく会場付近をうろうろして いました(お店などほとんど開いていなくて、行く場所が無かったということも ありますが)。それでも夏の日差しは容赦なく降り注ぐわけで、とりあえずホテル に荷物を置き(せっかく持っていった日焼け止めをそのまま預けてしまった)、 ロビーで宮古毎日新聞を見ると、小林清美さんのサイン会のお知らせが…。
 やることもないので、CD屋さんを巡りつつ会場のBOOK BOX宮古店に行ってみま した。歩くこと20分以上、空港への通りに面した郊外の本&レンタル&CD屋 さんで、店頭には清美さんのポスターが多数貼ってありました。店頭の縦2、横3 メートルほどのポスターを張るスペースに、清美さんのチラシが何十枚も張って あったのは圧巻でした。中に入ると既に『One Moment』が平積みされていて、 昨日の日付での清美さんのサインもありました。ここでのサイン会は21:30からの 予定。いくら終電がないからといっても、こんな時間からのサイン会なんて 滅多にありません。
 とりあえずsinonさんのCDを2枚買い、清美さんの方は早く聴きたかった けれどもサイン会までお預けにすることにして、再び灼熱の太陽の下を会場 前へと戻りました。さらにやることがないので、市役所へ行って涼んでいたり、 隣の図書館で宮古島の歴史の勉強をしていました。さらにしばらくして平良港 に行ったのですが、水中観光船などがあったようで、これに乗れば良かったと 後悔しています(船って結構好きなんです)。
 やっとホテルのチェックインの時間になり、部屋に入るやいなや福永さんから 電話がありました。清美さんらは会場から結構離れたリゾートホテルにいる ようで(ホテルブリーズベイマリーナか?)、今日は本番前ということもあり ずっとホテルにいたそうです。なんとももったいない話ですが、彼女たちは 仕事で来ているんですからしかたがありません。
#遊びで来ていて図書館で本を読んでいる私は…。
 こちらのスタッフに大歓迎されているそうで、昨日はバーベキューパーティを したのだそうです。今日もまたサイン会のイベント終了後には打ち上げが予定 されているとのこと。そしてなんと!その打ち上げに誘われました。島の時間は 遅いらしく、もしかすると23時頃から始まるのかもしれません。しかしながら 迷う予知など全くありませんね。
 サウンドチェックが17時からという話なので、しばらく部屋でゆっくりして 肌の火照りを静めていました。

 16:00を過ぎた頃、そろそろかと思い会場前へ移動。しばらくして会場を探す S氏が現れました。場所をずっと探していたらしく、汗だくになっていましたが 見つかってみればS氏の泊まっていたホテルの並び、交差点をはさんで数軒隣に あったと知り、彼はショックを受けていました。
 17:00頃には会場もほぼ完成し、清美さんの到着を待つばかりとなりました。 道路が混んでいたのか、少し遅れて到着。今回は社長の瀬戸さんも一緒でした。 清美さんは緑色のワンピースを着ていました。ヒールの高いサンダルを履いていて、 靴ずれしていました(^_^;)。そのサンダルで砂浜を走りまわったのだそうです。 17:15からリハーサルが始まりました。
R1. Wish...
R2. 秋がスキ
簡単に音合わせをして終了。この頃になってやっとラジオ番組の名前がわかり 「RBCラジオ ウキウキ3時のチョーキ番外編 宮古まつり前夜祭で遊ぼー」と いうタイトルでした。ステージ後ろの幕に1文字ずつ切り貼りで 「R B C R e d i o」と書かれていて、スタッフが「"e"じゃなくて"a"じゃない?」 と話していて「もう間に合わない」と慌てていましたが、賢い人達はさすが、 "e"の紙を上下逆さまにしてちょっと尻尾をつけて"a"にしていました。

 18:15に番組がスタートしました。いつのまにかスタートしていた、という 感じでした。司会は前日ライブをしていた下地暁さんとRBCのアナウンサー(?)の 女性(名前失念、石田ゆり子さんに似てた)でした。さらにレポーターとして 酔っぱらいオヤジの衣装を着た川満先生(字はこれでいいのか自信が無い)。 平良市長や番組で釣り情報を流しているらしい とらぼう さんなども出演。 出店が立ち並び(商店街の人達がそれぞれ店を出している)、お祭りで活気 付いている中からの公開生放送。しばらく放送を聴いていて、あまりにもローカル な話ばかり続くので不審に思っていましたが、どうやら宮古島の中でしか 放送されていないようです(^_^;)。さらにしばらく聴いていて川満先生のことを 思い出しました。かつてsinonさんのNACK5「LOVE24」に一度ゲスト出演された 方でした。
 清美さんの出演が待たれるのですが、別会場で行われていた、お祭りのメインで ある綱引きやミス宮古お披露目が終わるまでは出演が延ばされているようでした。 放送内でどんどん時間が変更され、最終的には20時スタートとなりました。

 清美さんはいつものワインレッドの衣装でした。
1. 秋がスキ
 最初はマイクが死んでいてどうなるかと思いましたが、それには動じずに しっかりと唄っていました。ステップを踏む程度の振り付けも慣れてきた ようです。
MC 「どうもありがとうございます。皆さんこんばんは、はじめまして小林清美 です。」曲紹介。
 MCにかぶって次のイントロが流れ出しましたが、実に落ち着いていてMCを 続けていました。
2. Wish...
暑さを忘れさせてくれるさわやかな唄でした。
MC 「昨日から宮古まつりということで、私も楽しみにしていました。昨日宮古 に来たのですが、本当に海がきれいで、夕日がきれいで感激しました。」 「明日ミニアルバムが発売されます」
3. 土曜日は待ちぼうけ
 手拍子がおこり、和やかな雰囲気が広がります。
MC 「もう最後の曲になってしまいました。またぜひ宮古の方にも呼んでください」
4. 風のレクイエム
 難しいと思われているこの曲ですが、すっかり自分の物にしてしていて、 声に張りがありました。

 ステージ終了後、ステージのすぐ横にて番組と同時進行で即売&サイン会が 行われました。かなり評判が良く、サインを求める人も後を絶ちませんでした。 「Wish...」と『One Moment』が売られていて、ほとんど売り切ってしまった ようです。
 番組のエンディングで再び清美さんがステージに呼ばれ、1曲かける予定 だったようですが、結局15分くらいのトークになっていました。「お返事書き ますキャンペーン」(^_^;)の話や、この後のサイン会の告知など。宮古の人に たくさんのメッセージを残して終了。21:00。
 会場が文房具屋さんの前であり、その店の出店では色紙も売られていたため、 再びサインを求める人達が集まってきました。私達は次のサイン会場へ歩いて 移動しましたが、途中道に迷いそうになりサイン会会場のBOOK BOXへ着いたのは 開始予定時刻の21:30でした。しかし清美さんらはまだ到着していませんでした。
 リハーサルのときに瀬戸さんに「(BOOK BOX店頭の)ポスター見た?写真は 撮った?」と言われていたので、夜の暗がりの中で三脚を立てて撮影しようと したところ、BOOK BOXの店長(この男性もラジオに出演していました)が名刺を 持って現れ、「他のお客さまに迷惑にならないように」とか「競合店が…」と いう話をしていて、撮影してはいけないのかと思ったのですが、結局は撮影する ことができました。暗い中で撮ったので、うまく写っているかが心配です。

 清美さんらは21:45頃到着。衣装のままで登場しました。きっとおまつり会場 の方が盛況で、最後の最後まで引き止められていたのでしょう。サイン会は 1階のレジ横で行われました。今までの清美さんの即売会の中でも、トップ レベルの売り上げがあったのではないかと思われます。店員の女性が店内 アナウンスをしていたのですが、「歌手小林さとみさん」とどうしても間違え て言ってしまうらしく、「あっ、すみません」とか、笑ってごまかしたりとか しながらアナウンスしていたりして、客足がとだえそうになってもまたポロ ポロとお客さんが来る、という状況でした。そんな感じで1時間以上サイン 会をやっていました。お客さんから わたあめ をもらって喜んでいる清美さん でした。
 下地さんもいらっしゃっていたので、少し話をうかがうことが出来ました。 下地さんが東京にいた頃に瀬戸さんと知り合ったそうで、清美さんの音楽は 特に気に入っているそうです。沢田千可子さんも沖縄から火がついたという 話をされて、ぜひ清美さんも沖縄からブレイクさせたいと言っていました。 ラジオのレギュラーを2本持っているそうで、その番組中ではいつも清美さん の曲をかけているそうです。毎週土日の下地さんの番組では必ず1回はかかる そうで。しかも下地さんは自宅にゆうせんをひいていて、 個人的にもリクエストしているということでした。
 ラジオとCD店との連携という強力なバックアップを受けて、沖縄では ちょっと期待できる展開です。

 23時過ぎになり打ち上げ会場へ向かうことになりました。私達は下地さんの 車に乗せてもらえることになり、とても助かりました。打ち上げは下地さんが 昨日出演していたニューサウンドという店で行われました。オフィス瀬戸関連、 司会の二人、レポーター役だった川満さん、とらぼうさんとそのスタッフ、 BOOK BOXのスタッフなどが参加しての打ち上げでした。宮古島らしい料理も 出ていました。私達の前の席に清美さんが座ったとき、まだステージ衣装の ままだったこともあり、「まるでホステスのようですね」と言ったら、ちょっと 気にしていたようです(^_^;)。
 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、宴会での泡盛の飲み方でオトーリ というものがあります。簡単に説明すれば、一人が口上を述べて一気飲みし、 グラスを隣の人に渡し参加者全員が順に一気飲みをして一巡。最後にその口上 を述べた人が一気飲み。さらにグラスが隣の人に移り、その人が口上を述べて 一気飲み、さらに参加者全員が飲んで本人が飲んで…というのを繰り返すもの です。お酒に弱い人には恐ろしい一気飲み大会。今回はこの簡易バージョンと いうことで、一人ずつ口上を述べて一杯飲み、次の人を指名してグラスを渡す 形で行われました。このようなお酒の席では、いつも清美さんの代わりに福永 さんが飲んでいる(かなり強い)そうですが、簡易版オトーリの最後は清美さん でした。さすがに一杯飲み干すことは出来ませんでしたが、いわば儀式みたいな ものなので、飲めないとは言えないものです。まして主役ですし。
 私は調子にのって2杯飲んだのですが、清美さんは「お強いですね」と言って いました。それほど濃くなかったから2杯くらい続けて飲んでも大丈夫でした。
 その後、宮古島の小学校の校歌には振り付けがあるという話題で盛り上がって いました。沖縄本島には無いそうで、宮古島だけかもしれないと言っていました。 小学校を卒業して何年も経つ人達が、楽しそうに校歌を唄いながら踊っている 様子は何とものどかです。川満先生の絶妙な進行と、とらぼうさんの宮古の海 の話、とても楽しいひとときを過ごすことが出来ました。川満先生はズームイン 朝のレポーターかなにかもやっているそうで、そのうち宮古島の小学生を集めて 校歌を唄わせる話題が出てくるかもしれません。
 福永さんはまた宮古島に来たいということで、社員旅行を宮古島にしようと 思い、積み立てを始めるとか言っていました。また、福永さんからお酌して もらうなんて、滅多に経験できないことなので、とてもうれしかったです。
 最後にはスタッフがそれぞれ清美さんらと記念写真を撮ったりしてお開きと なりました。1:30頃だったと思います。清美さんからアヤシイお誘いがありま したが、様々な要因で現実にはなりませんでした。
 私やS氏は東京への朝の直行便で帰ったのですが、清美さんらは夕方の 直行便で帰るそうです。最後は「あさって新潟で」と言って別れました。あ、 新潟では弾き語りするそうです。即売もあるとか。行かれる方はお楽しみに。
#新潟でも清美さんは忙しそうです。ゆっくり話す時間があればいいんですが。

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