1997/08/10 小林清美@STVホール
曲順
- 会いたくて
- 土曜日は待ちぼうけ
- 風のレクイエム
内容
帰省の波にもめげず、札幌まで行ってきました。
まずは会場への長い道のりから(^_^;)。
飛行機のチケットが取れなかったため、行きは電車です。9日の朝早くに出発。
特に急ぐ旅ではありませんが、帰省も兼ねていたのでした(経路から外れること
片道2時間(^_^;)、実家には4時間ほど滞在)。盛岡から札幌までは指定席を
取っていて、盛岡以降は安心です。青森で急行はまなすの指定された席に行くと、
斜め前の席には岐阜のS氏がいました(^_^;)。別々に買った切符なのに、なんと
いう偶然…。とはいえ夜行列車なので、寝て行くつもりでした。
ところが、台風による大雨の影響で途中徐行運転して30分ほど遅れて函館着、
そこでしばらく停車。森近辺で河川が増水し、危険水域に達したとのこと。
運転再開の見込みが経っていない状況で、上りの特急エルムが3時間遅れで函館
に到着。今後の天候によっては運転中止もあり得る状況となり、まさに暗雲が
立ちこめてきました。3:30頃アナウンスがあり、「台風崩れの雨が6時頃まで
降り続き、雨が止んでから線路点検をするため、それまで運転の見込みは立って
いません」とのこと。6時間遅れでもイベントに間に合わないことはない、と
安心していました。夜が明け、雨も止んだのですが、札幌方面の電車は復旧し
ません。午前中は運転再開の見込みが無いとの情報が入り、S氏と相談して
レンタカーでも借りようということになりました、駅を出てみると札幌行きの
バスがあるということがわかり、なんとかバスのチケットを入手。JRほチケットを
払い戻し、バス代よりも戻ってきたのでラッキーと思っていました。バスは
9:00発で14:15着なので、15時開場には間に合いそうなことになってきました。
しかし運命のいたずらか、9時を過ぎてもバスが来ません。おかしいと思い
窓口に問い合わせてみたところ「運休になりました」との返事…。途中の橋が
落ちたそうで、迂回路は大型車が通れないとのこと。茫然とする中で払い戻しを
行なって、そのままレンタカー屋さんへ。3、4軒まわったけれども全く車の
手配がつきませんでした。万事休すという状況に陥り、函館からタクシーで
行くしか残された手段はありませんでした。すべての行程をタクシーで行くと
6万円くらいかかるとのこと。とりあえず時間を見ながら、札幌行きのバスが
たくさん出ているという洞爺まで行くことにしました。途中増水して通行止めに
なった橋を迂回したことで、「普段なら2、3分のところなんですけどね」と
いう橋を1時間かかって回ったりして、15時までにつけるかどうか、という
きわどい状況になってきました。
さらに試練は訪れます。洞爺からバスで行くのでは間に合いそうもない、
という運転手さんの判断で、JR東室蘭駅まで行くことにしました。そこからなら
ディーゼル車ではなく電車になるので、電車の本数もあるだろうということ
でした。そのまま東室蘭まで行き、そこでタクシーを降りました。途中から
貸し切りにしてもらっていたため、タクシー代は4万円でいいということで
した。
いざ改札へ向かい駅員さんに状況を聞くと、あと15分くらいしたら普通電車
が来る予定です。札幌までは3時間以上かかると思います」とのこと。この
時点ですでに14:15を過ぎていて、15時の開場はおろか16時の開演にも間に
合わないことが判明。しかも「その後、急行はまなすが来ます」ということ
でした。はまなすは私たちが乗っていた電車であり、いつ来るかはっきり
しないはまなすを待っていても…と思い、今度こそレンタカーを借りることに
しました。2軒目でやっと車を借りられそうな気配。車はエアコンの付いて
いないバンかエアコンの付いている1トントラックということでした。
室蘭から札幌までは高速を使っても1時間半はかかるという話で、なるべく
とばせそうなバンを借りることにしました。
14:30出発、S氏の運転で130kmの道のりを1時間で走破し札幌着15:30、
車を返したのは15:50でした。そこから会場のSTVホールまで走り、ぎりぎり
16時に間に合うことが出来ました。
やっと本編です。
私が会場に入ったときには既に司会のSTVアナウンサーの佐々木律さんと
飯島孝彦さんがステージで話しはじめていました。ホールは約500席あり、
前の方半分がうまる程度のお客さんしか入っていませんでした。帰省して
いたK氏とその友人のT氏が予定通り会場に来ていました。
○ボサノバカサノバ
○UPTWO
○小林清美
ステージにキーボードが運ばれ、清美さんが登場。また少し髪を切り
少し茶色くしたようです。司会者に「歌詞のやさしさ、かわいい言葉
使いに注目してお聴きください」と紹介されていました。清美さんは
黒と黄色の肩を出したドレスでした。
MC 「こんばんは、小林清美です」
1. 会いたくて
キーボードの音が自分の気に入った音になっていなくて、イントロを
うまくまとめてスタッフを呼び出し、音を調整。司会者がフォローする
中、あっという間にピアノ系の音になりました。
途中でストリングス系の音を入れて、広がりをもたせていました。
久しぶりに聴いたこの曲、高音の声もよく出ていて、デビュー当時とは
明らかに成長したあとが感じられます。
MC 曲の説明
2. 土曜日は待ちぼうけ
以前のようなミスもなく、ゆったりと唄っていました。この曲の弾き語り
では今回が一番出来が良かったと思います。
MC 曲の説明
3. 風のレクイエム
この曲を弾き語りで聴けるとは思いませんでした。力強い弾き語りで、
自信を持って弾いていることがよくわかります。
司会の二人が登場し、しばらくトークとなりました。どこに持っていたのか、
その時には小さなテディベアを持っていました。STV夏祭りの出店でアイスクリーム
を食べた、小さい頃はお祭りでも唄っていたといった話題。清美さんがこの
番組に参加するきっかけは、清美さんが番組に葉書を出したから、とのこと
でした。そしていつもの「お手紙ください、お返事書きます」の話。
ここでデディベアの話になり、「お守り代わりにもっています。お手紙を
くれた方の中から抽選でプレゼントするかもしれません」とも言っていました
が、本当に送ってくれるかは疑問です。いつものミニアルバムの話。会場からは
何度か「かわいい」との声があがっていました。
今回の清美さんは、少し声のトーンを落として唄っている感じがしました。
風邪でもひいたのでしょうか。唄うには問題ないのですが、少し声が枯れて
いるようにも思えました。
以上、清美さんのステージは20分ほどでした。
○JEHO
○藤重政孝
途中でロビーに出て休んでいると、福永さんが現れました。最後に全員が
ステージに登場するということで、再び客席へ。出演者が順に紹介され
清美さんからも一言「今日はどうもありがとうございました。また呼んで
いただきたいと思います」と挨拶して終了。
18時にはひととおり終わってしまい、多くの出待ちがいる中で私たちも
清美さんを探し、清美さんがタクシーに乗り込むところでやっと、来ていた
ことをわかってもらえることが出来ました。そのまま清美さんらはタクシーで
行ってしまいましたが、時間も早かったので、その日のうちに東京に戻ったの
かもしれません。
その後、私たち4人は食事をしながら清美さん談義に話をはずませて
波乱だらけの札幌遠征は終了となりました。
小林清美へ戻る
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,1996