11/11のNESTは「ぴあ」には鍋田幸子さんの名前しかありませんでしたが、 もちろんDr.Washingtonも出演しました。もともと対バンの都合が悪くなって 困った鍋田さんが、友達のマーシーに相談して共演の運びとなったわけです。 結局この日の出演は2組だけで、鍋田さんも5回ほど見たことがある私に とっては好都合な組み合わせ。
 開場時間に行ったら受付のフロアのレストランで4人が食事をしていました。 前売りの予約などはしていなかったので、マーシーにチケットが余っているか 訊いたところ「たくさん余っている」とのマイキーさんの返事。料金は2300円 なのですが、細かいお金がわずかに足りず、5千円札を出そうとしたら「2200円 でいい」と言われ、申し訳ないので細かいお金を全て出して2204円で入場(^_^;)。
 1階下の会場にはきれいに椅子が並べられていて、鍋田さんでお客さんを 呼ぶのは厳しいんだろうな…などと余計なことを考えていました。再び上に 行って先日撮った写真を渡し、開演を待ちます。

○Dr.Washington
  元祖すちゃらかバンドです(^_^;)。初めての会場であるとはいえ、緊張して
  いる様子もなく、いつもながらの元気な4人。

 1. Feel The Vibration
 MC
 2. 峠のわが家〜小さなロマン
    ここまでの2曲でお客さんも随分ほぐれてきます。
 3. 海へ
 4. 空に
    今回の新曲。「Fly Fly Fly」というフレーズが印象的でした。トレモロの
    具合が良くないのか、オルガンの低音が不自然に切れる感じがあったのが
    残念。コーラスはバッチリ決まっていてとても気持ち良かったんですが。
 MC ここで「Dr.Washington講座」(^_^;)になります。「会場に入った瞬間から
    あなたもDr.Washington」という、いつもの口上など。
    「知り合い(^_^;)にNESTを薦められた直後に出演の話があって、縁がある
    のではないかと勝手に思っています」
 5. エブリディ(カバー)
 6. Listen to My Blues
 7. NEED FRIENDS
 8. Midway Progress
    お客さんの手拍子、yeah!のかけ声など、いつもながらの盛り上がり。
    途中でメンバー紹介。
 9. あなたと二人で歩いて行こう(?)
    こちらも新曲。うっかり曲名を訊いてくるのを忘れてしまいました。最近の
    ドクワシらしい未来を感じさせる明るい曲でした。
 MC ライブ告知。次回は12/23のクロコダイルです。マーシーは12/12〜12/14に
    船の科学館で行われるミュージカルの音楽を担当したそうで、そのチラシも
    入っていました。
10. What's Wonderful Journey
    最後は近ごろお気に入りのこの曲で盛り上がって終了。なかなか拍手が
    止まないと思っていたのは私だけではなかったと思います。

 続けざまに曲をやってしまうので勢いがありすぎます。時間的には妥当なの かもしれないのですが、とても短い時間に感じました。どの曲も甲乙付け難い 内容で“深いことは考えずに”楽しめるステージでした。やっている演奏が いい加減に見られてしまいそうな大ざっぱなところがありますが、実はちゃんと わかってやっていることが感じられます。“ライブの楽しさ”“生の面白さ” をわかっているからこそ、お客さんを楽しませることができるのでしょう。 何度見ても飽きの来ないステージを毎回繰り広げてくれます。

○鍋田幸子
  今回のサポートはCho,Key,Perc,Gtでした。かつてはロック色が強かった
  のですが、このところアコースティック編成です。

 1. どこまでも(?)
 2. 青空(?)
 MC Dr.Washingtonと一緒にステージが出来て良かった。
 3. 2度目の夏
 4. 愛のかたち
 MC 東京に出てきて5年。昨年は音楽活動が出来なかったけれど、今年は7本
    くらいライブをやった。
 5. 東京
 6. ホーム
 MC
 7. 楽しく人生を送ろう
 8. Mama said
    曲中でメンバー紹介。
 9. 素晴らしい世界
 MC
10. 神様がくれた時

 2組しか出演しないということで、まだ時間が余っていたのか、お店の人は アンコールを考えていたのかもしれません。なかなか客電が付かなかったの ですが、アンコールをする人はいませんでした(^_^;)。
 まだまだボーカルが弱いです。音程がしっかりしていなかったり、声が まともに出ていなかったりして「もう少し頑張ってもらわないと」と思って しまいます。定番の「東京」「ホーム」ももう一息。「Mama said」は 随分良くなりました。「素晴らしい世界」はバックの人たちもコーラスをして いて、広がりのある曲になっていましたが、Aメロとサビが槙原敬之さんの 「どんなときも」にそっくり(^_^;)。合わせて唄ったらピッタリ重なりそう。
 東京に出てきて苦労している人だけに、故郷を思って書いた切ない曲が多く、 泣きそうになりながら唄っているように聴こえます。

 ライブが終わり帰ろうかと思ったところ、客席に来ていた鍋田さんと話す 女性…吉田朋代さんにそっくりだったので確認したら本人でした。鍋田さん とは友達なのだそうです。いろいろと訊きたいこともあったのですが、結局 何も訊けませんでした。
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copyright かみと,1997