1998/01/10 小林清美@名古屋松坂屋CBC「カトレヤミュージック」

曲順

  1. Wish...
  2. 風のレクイエム
  3. 一人の夜に

内容

 今年初の小林清美さんは名古屋松坂屋のCBC「カトレヤミュージック」でした。 今後レコーディングに入ってしまうということなので、今回を逃すとまた しばらく見ることはなくなりそうです。
 私の会場着は10:45頃でした。これまでと違って、ステージが窓寄りに 移動していて、何となく狭くなったような印象を受けます。ステージには 椅子が一つ置いてあるだけで、弾き語りは無いのかと思っていました。 しかし11:15頃にキーボードの台と椅子が運ばれ、弾き語りが確定しました。
 清美さんの会場入りを待っていたのですが、11:45頃にいきなりリハが 始まり、既に清美さんは到着していたことが判明。今回の付き添いは福永さん のみでした。清美さんは花の模様がたくさん入った黒いセーターに黒のパンツ という姿で、ラジオで言っていたように、これまでの中でも一番髪を短く していて、確かに子供っぽい雰囲気があります。

R1. 風のレクイエム
    弾き語り。少し声がかすれています。何となく本調子では無いような
    印象を受けます。数小節唄って終了。
R2. Wish...
    こちらはカラオケ。音程も結構外し気味で、本番はどうなるのだろうかと
    ちょっと心配になります。

リハは11:52頃に終了。清美さんらは私たちのところまで来て、「あけまして おめでとうございます。」と挨拶して控え室に戻られました。その後、 12:10頃に福永さんと下の階に下りられたので、お茶でもしていたのでしょう。 10分ほどで戻ってきました。その時には既にステージ衣装になっていました。 衣装は渋谷109のイベントの時と同じ、幾何学模様の白黒のものでした。

 12:30になり番組がスタート。司会は森合康行さんと小川明子さん。 「情熱モードのスイッチが入るとフラメンコを踊り出す」と紹介され、 清美さんが登場しました。

 1. Wish...
    カラオケです。かなり音程がふらついていて、歌詞を間違いそうになった
    のか、多少不安定な部分もありました。前半は声の伸びがあって良かった
    です。

 司会の二人と「お返事下さいお手紙書きますキャンペーン」についての
トーク。200通くらいもらったということを話していました。今でも継続中
とのことです。さらに曲作りの様子について訊かれ、ヘッドホンをしながら
唄って作っているとのこと。ときどき近所の人から苦情がくるらしいです。

 2. 風のレクイエム
    弾き語り。弾いているうちに少しテンポが落ちた感じ。難しい歌ですが、
    唄に関しては良い出来でした。声がよく響いていて、丁寧に唄っている
    様子が伝わってきます。ピアノもしっかりしていて、間奏などはキラキラ
    した盛り上がりがありました。強弱の付け方も見事でした。

 ここでのMCはピアノのグレードライセンスについて。教える資格がある
けれど、妹に教えただけだそうです。
 松坂屋のCMに入るのですが、清美さんはステージに残ったまま、キーボード
の位置で、CMが終わるのを待っていました。
 次の話題は一人暮らしについて。十姉妹を飼っているけれど、育つうちに
様子が変なことに気付き、調べてもらったら文鳥だったそうです。勇士という
名前は勇気を運んでくれる(?)という意味で付けたとか。散歩をするとか、
一度だけいなくなったときに名前を呼んだら戻ってきたとか話していました。
今は、(文鳥のために清美さんが?)病気になっていまい、耳が聴こえなくなった
ので実家に預けているそうです。

 3. 一人の夜に
    弾き語り。前2曲よりもさらによく声が出ていて、スピーカーから出る音が
    割れるほどでした。リハーサルでの心配が嘘のようです。

 レコーディングについては、「大人の自分を映し出せるアルバムを作りたい」
ということを話していました。フラメンコはちょっとサボっているとか。あっと
いう間の30分番組、清美さんを送り出すと番組もすぐに終了しました。

 今回のステージは、声の出の悪かったリハーサルから急速に立ち直る過程が 見て取れるような内容だったと思います。楽しげに唄っているというよりは “確実にこなす”感じの、何となく不安感のあるものだったと思うのですが、 これは私の個人的な感情が入っているかもしれません。新作のプロモーション というわけでもないのに、1ヶ月以上前からスケジュールが決まっていた 今回のイベント、通りすがりのお客さんにどれだけアピールできたか気がかり です。
 ひととおり終了した13:07頃に、黒いコートを着て足早に会場を去る清美さん でした。諸事情(?)により清美さんと会話することはありませんでしたが、 久々に元気な姿を見られたことでよしとしましょう。
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copyright かみと,1997