Ba-naさんとSWEETS出演だけでも行くつもりでしたが、五味Chanがバックを 務めるということで行かないわけはない、ということで渋谷On Air Eastに 行ってきました。
 雨だというのに昼から渋谷にいて、結局会場前で1時間くらい待っていま した。いつもだと出演者の女性ファンがたくさん集まっているのですが、 今回は全然人がいなくて、道路の反対側のOn Air Eastの方は盛況でした。 そのうち整理券が配られるだろうと思っていて、整理券をもらったらどこかで あたたまって来ようという予定でしたが、結局そのまま開場時間まで待た されました。出てきたスタッフ(東京コミュニケーションアーツ専門学校の 学生)が「淋しぃ〜」とつぶやいていたのが印象的でした。その時点で集まって いたのは20人程度、本当に淋しい状況でした。
 何の苦労もなく最前列センターを確保、今までは前で見ようという気は 起こらなかったイベントですが、五味Chanが出るとなると話は別です。 いつもだと立ち見も出るほどの客数ですが、今回は席の7割前後しか埋まって いませんでした。
 客席後ろの2階には間美穂さんやiさんも見えました。

 司会の長谷川雄啓さんとTCAの学生さんが登場し、Ba-naさんを呼び込んで トーク。その間にバックのメンバーがセッティングをしていました。Ba-na という名前を決めるとき、「バナナがいい」と言ったのだそうです。そこから 一つ「ナ」を取ってBa-naになったとか。
 準備をしている五味Chanが私たちの方を見て、ペロッと舌を出して笑って いました。今日も元気そうです。

○Ba-na
  バックのメンバーがすごい。五味ChanはChoとハーモニウム(?)という据置型
  アコーディオンを担当。他にGtが二人。一人はサム早川さん。Percが二人で
  一人は杉村さんでした。
 1. 春の逆風
 MC 「1月1日にデビューして、今日が初御目見えになります」
    次の2曲を紹介するときに「太陽の鈴」と言ってしまい、五味Chanが小声
    で訂正していました。
 2. バイオリズム
    この曲で杉村さんはギターを担当。杉村さんがギターを弾いているところを
    見るなんて、'93年4月以来かもしれません。演奏中、パーカッションの
    シンバルが演奏の激しさのためにひっくり返ってしまい、スタッフが直そう
    と努力していました。でも結局無駄でした。
 3. ダリア〜黄色い花の伝説〜
    再び杉村さんがPercへ。
 MC
 4. 太陽の鈴
    杉村さんはGtでした。

 本人が言うように「オリエンタルな雰囲気」でした。オリエンタルと言っても いろいろあるような気がしますが…。楽曲としては「バイオリズム」と 「太陽の鈴」が私の好みです。音楽的に面白いことをやっているのですが、 Ba-naさんのボーカルをアピールするには、バックが強すぎるかもしれません。
 五味Chanはコーラスもしていましたが、あまり目立たない感じでした。PAの 関係か、少しこもっていた感じがします。帽子をかぶっていて、低めの椅子に 座りながら演奏する様子は、路上でアクセサリーを売っている人のような雰囲気。 演奏中に客席を見る余裕は無さそうでした(^_^;)。

○YUKARI with B.O.A
  元M4Rのキーボードを担当していた榊原ゆかりさんのバンド。以前はボーカル
  曲が多かったのですが、今回はほとんどがインストでした。本人曰く
  ハードフュージョンだそうです。バンドの構成はKeyのYUKARIさん以外に、
  Trp,Sax,Key,Bs,Dr,Gt,Perc,Chox2でした。

 転換中、私がよそ見をしている間に五味Chanが目の前にしゃがんでいました。 「ちょっと間違えたんですけど、どうでした?」と訊いてきたりして。久々の ステージだったので、五味Chan自身がハイだったのかもしれません。
 次のアーティストについて、「ニュートーラスの新人さんだそうです。 同じ楽屋だったんだけど…」と言いかけたところで時間となりました。 いろいろと複雑な心境だったのかもしれません(謎)。

○いとうゆうこ
  今回のヒット。
  サポートはKey,Bs,Dr,Gtでした。かなりの存在感があるアーティストで、
  迫力がありました。私はCoccoさんはパスしたのですが、そんな雰囲気のある
  人です。あるいは小谷美紗子さんを好きならば気に入ることでしょう。
  真っ白なフード付きのコート(?)を着ていて、床にうずくまって唄ったりして
  いました。「彼女が歌うと空気が変わる」という宣伝文句通り、ある種の
  異様な雰囲気に包まれました。インタビューは拒否。
  2/18にニュートーラスからマキシシングル「がんじがらめ」でデビュー、
  プロデュースは加藤和彦さんだそうです。

 1. がんじがらめ
 2. 路地裏のカラス
 3. 羊飼いの唄

○PRIMARY COLORS
  Key,Bs,Dr,Vo,Gtの大阪のバンド。典型的なポップロックでわかりやすい内容
  の音楽でした。最後の曲がバラード系だったのですが、ちょこちょこ音を
  外していました。勢いはあるんだけどアピールするものが弱い気がします。

○CARAMELL
  Bs,Dr,Vox2,Gtでラップ系のバンドでした。ツインボーカルの二人の女の子は
  ひたすら元気、という感じ。全然新鮮味がない気がして仕方がありません。
  司会の長谷川さんが今後の音楽の方向について訪ねていましたが、今の音楽
  を極めるそうです。「今更…」と思ってしまいました。

○SWEETS
  今回も上下が黒の革の衣装で登場。
 1. WALK
    多分PAのミスだと思うのですが、KAZUさんの声よりもコーラスパートの
    MITCHYさんの声の方が大きくなっていました。次の曲からはKAZUさんが
    ハンドマイクになったこともあり、幾分解消されましたが。
 2. Silver Time
 3. 空を飛びたい
 4. BLACKJACK

 ボーカルのうまさ、バランスの良さは抜群です。唄は安定していて、 ストリートで鍛えただけはあります。この迫力を楽しむにはOn Air Eastは 少し大きすぎる気がします。
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copyright かみと,1998