今回の福間未紗さんのライブはDMなどでは告知されていなかった上、
天候も悪いということで、あまりお客さんは多くありませんでした(立ち見の
人が少なかった)。
20:06頃スタート。「98年8月最後のサタデーナイトに乾杯!」と赤ワインを
飲む未紗さん。今回もまたライブとは思えない雰囲気で始まりました。
3rdアルバムのレコーディングは終わったそうです。曲順まで決めたとか。
でもジャケット撮影はまだとのこと。具体的な発売日は発表されませんでしたが、
これからレコード会社を探すようなニュアンスが感じられました。いったい
どうなることやら。
1. 黒アゲハ
2. オッペケ
途中で「オッペケペー」という言葉が出てくる曲で、何年ぶりかに唄う古い
曲だそうです。
3. カプセル
4. 夜
5. ポンポン船
こちらも古い曲だとか。
第2部は今回のライブで販売されるヒーリングテープについて。おおっぴらには
言えない秘密が隠されているらしく、説明を聞いてもさっぱりわかりませんでした。
他には地震の話や恐竜の話など。恐竜の話は、大人の恐竜が降り始めた雪を見て
冬だと感じているときに、未紗さんの立場にある子供の恐竜が氷河期の始まりを
予感する、というものでした。このような感覚を現代に感じているそうで、
未紗さんは具体的には言っていませんでしたが、人類滅亡のようなイメージを
予感しているけれど、それをうまく伝えられないもどかしさを感じているという
ことのようです。このように感じたのは世紀末に対する不安からかもしれません。
どこまでが第2部だったのかあやふやな感じで第3部へ。
1. オリオン
2. 窓アカリ
ここで再び第2部のようなのトーク。蝉の話をしようとするのですが、公に
できない内容なのか、喋ろうとした斉藤さんを口止めしていました。
さらに前世について。「今生きている世界は来世からみたら前世。だから
わざわざお金を払ってまで、さらに前世を知ることはない」という内容。要は、
時間の流れの話のようです。未来からみると現在は過去であり、現在において
過去を振り返ることは、前向きなことではないということらしいです。
未紗さんって、過去を振り返ることはないのかもしれないけれど、未来を
見ている感じもしないですね。現在の、しかも誰も気付かないような些細な
ことに目を向けている人という気がします。
あと、「歳とともに声が小さくなってきている」とも言っていました。
確かに以前のような張りが無くなってきた気がします。PA無しということも
ありますけれど。
3. 落ち葉
4. 遅刻
5. おやすみ
どうもパワー不足という感じがするライブでした。唄以外の部分でメッセージ
を伝えることにエネルギーを費やしているということでもなさそうで、全体的に
気の抜けたライブという印象。
帰る前にヒーリングテープを買ってきましたが、買うには「聞いた後に
どうなっても文句を言わない」という誓約書を書かされ、説明書を読んでから
聴くように念を押されました。まだ聴いていないのですが、いったい何が
入っているのでしょう(^_^;)。ちなみにタイトルは「AKIHABARA」です。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,1998