○RAMAR
  Bs,GtVo,Dr,Gtのロックバンド。音作りは全体的に硬くて、いかにもメジャー系の
  今風の音楽でした。演奏が始まると、30人くらいの女の子がステージ前に詰め
  寄ります。

○いとうゆうこ
  アンケート用紙には、どこで知ったのか？とか、ライブ(イベント)は何回目か？と
  いう項目がありました。  数えてみたら、ステージを見るのは11回目でした。
  今回のサポートはPercとGt。Perc氏は足に鈴を付けていて、登場したときには
  鈴のSE付きでした(^_^;)。いとうゆうこさんは髪の毛を上の方で二つに
  結っていて、ボリュームのある髪型でした。少しパーマを掛けたのかもしれません。
  黒のノースリーブで、胸元にＶ字の飾りが付いています。下はワインレッドっぽい
  スカート。前面に大きめのスリットが入っていました。そして黒のブーツ。肩口が
  あらわになっているので、TATOOがはっきりと見えます。
  19:25頃スタート。その頃にはお客さんが増えていて、150人程になっていました。

 MC 「じゃ、今日は７曲唄います」
 1. がんじがらめ
    ときにはスタンドマイクに絡み付くように、ときには腰に手を当てて唄います。
    力が入ると細かく手が動き、やるせなさを強調するかのようでした。途中で
    演奏がブレイクするところがあるのですが、ブレイク後が少しずれてしまいます。
 2. にわとりとたまご
    新しいギターでしょうか、今まで見たことの無いオベーションのギターを
    抱えます。前半はピックをマイクの前まで持っていって、指でピックを
    押さえるようにカウントを取りながら唄っていました。後半は二人のギターが
    溢れかえるようなボリューム感のある演奏でした。演奏終了直前にピックを
    落としたみたい。
 MC ポロポロとギターを鳴した後、おもむろに一言「羊飼いの唄」と告げます。
 3. 羊飼いの唄
    いとうゆうこさんのギターで始まります。演奏は相変わらず危なげ。比較的
    スローに仕上げていて、詩の世界の広さと広さゆえの孤独を感じさせる
    内容でした。

 MC 「(小さな声で)ちょっと待ってね」とチューニング。
    「えーと、11月11日に３枚目のマキシシングルが出るんだけど、その中の
    カップリングの曲を次に唄います。」
 4. LOVE LETTER
    「羊飼いの唄」の強さとうって変わって、人間あるいは女性の弱さを表現した
    かのようなボーカルでした。間奏では斜め上の方をじっと見つめています。
    こういう瞬間って何も考えていないのかもしれませんが、詩を書いたときの
    気持ちを思い出しているのかもしれません。
 5. フォークソング
    スタンドマイクで気負わずにまっすぐ立って唄っていました。力を抜いている
    ようでいながら、メッセージはしっかり伝わってきます。いつものように
    ハーモニカを吹きます。演奏が終わったところで少し間をおいて、拍手を
    待つような格好になっていました。
 6. 星のかけら
    髪を振り乱しながら唄っていたという印象。実際に頭を振っていたのは間奏
    だけだったかもしれませんが、後半にかけてどんどんパワーを増してくる
    曲です。サポートの二人のコーラスも印象的でした。

    続いて演奏するのかと思ったら、MCが入ります。
 MC 「今日はどうもありがとうございました。次で最後の曲です。」
 7. 路地裏のカラス
    CDに入っているキーよりも低いのですが、ボーカルの高音が美しく響きます。
    天井の高いホールに染み入る声は、私が初めていとうゆうこさんの唄を聴いた
    渋谷On Air Eastのときのようでした。

　終了は20:10頃でした。顔の前で小さく手を振ってステージを下りました。

かみと,1998