先日のライブを見て、ますます気になる存在となった二階堂カズミさんのライブを 見てきました。会場は9/19に西荻窪駅北口に出来たBIN SPARKというところでした。 駅から数分という近さで、新しいこともあり綺麗な雰囲気のライブスペース&バー という感じの場所でした。それほど広くはなく、雰囲気としては荻窪ROOSTERを 明るくした感じ。
 開演は19:30ということでしたが、30分ほど押してスタートしました。今回も 大木彩乃さんが見に来ていました。

○ブルーベリー
  Key,Vo(女),Gtのポップス系バンド。今回が2回目のステージだとか。
  ボーカルの女の子はもう少しロック寄りの音楽をやりたそうに見えましたが、
  今くらいのポップな雰囲気が合っているように思います。
  全体的にはJUDY AND MARYをややアコースティックにした感じで、リズム系が
  入ると面白そうなバンドになるような気がします。

○二階堂カズミ
  いつものGt,Bsのサポートに加え、今回は山口ともさんのPercが入っていました。
  多彩な唄い方による豊かな表現力と、唄のうまさを感じさせる内容でした。

 1. パーティー
    ゆったりとしたカウントをした後ガツンときます。曲の途中で何度も
    ブレイクする部分があり、どうなるんだ?という息をつかせぬ展開が
    お客さんの笑いを誘います。
 MC 「こんばんは、逃げないように」
 2. 空人(そらんど)
    フワフワした唄い方やファルセットに変わる音のつなげ方が実にうまい。
    曲もしっかりしていて、心地よいメロディーに酔いしれることができます。
 3. 知らない国の王女になる夢
    トロンボーンを思わせる唄い方から普段の唄い方に即座に切り替わるのが
    不思議なくらいすごくて、しかも完璧です。
 MC 「こんな近い距離でやってもいいのでしょうか?」
 4. アイスコーヒー
    曲名を告げると笑いが起こってしまうくらい、印象の強い曲です。
    人間サンプラーと化してしまう二階堂さん。サンプリングした音を繰り返す
    かのように唄います。それでも他のメンバーとリズムが合っているのは見事。
 5. 月夜のお風呂
 MC 「学生時代に友達と絵の展覧会を開いた時のことを思い出します。ここは、
    知り合いの前で唄っていた時の感じに似ています。」
 6. 空腹
    曲の途中で山口ともさんが烏の鳴き声をいれ、なんとも言えない雰囲気に
    なります。
 7. オレンヂ
 MC メンバー紹介しようとしますが、次の曲が終わってからに変更。
 8. 足りない言葉
 MC 映画「躍るマハラジャ」を観てきたという話。メンバー紹介。
 9. あじさい
    どことなくトゥルーデマーマレードを思わせる唄い方(わかる人は皆無か?)。
 MC 「まだまだ唄い足りないのですが、アンコールと言われても曲が無いので
    ありません」
10. 散髪ブギ

 アンコールになりそうで、山口ともさんも「何やろうか」と話していたのですが、 結局アンコールは有りませんでした。ライブで最後に出演することは初めて だそうで、どうやって引っ込んでいいのか悩んでいたため、お客さんもアンコール するタイミングを失った感じ。
 二階堂カズミさんの唄は変化に富んでいて、しかも、どの瞬間もしっかりして いるので唄のうまさを感じさせます。やっぱり何だかすごい人です。
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copyright かみと,1998