1998/10/17 【クリスティ＆クリントン、米倉千尋】横須賀MORE'S CITY(東京プリン)

　やっぱり雨になってしまいましたが、米倉千尋さんのイベントを見てきました。会場の横須賀MORE'S CITY開店１周年記念イベントの企画のひとつとなっています。先日出演したサラダのイベントは屋上で行われ、少し暑いもののとても気持ち良い環境でしたが、雨ということで１階入り口に特設ステージが作られていました。
　私が到着したのは14時頃で、最初に出演した東京プリンのステージは既に終わっていました。それは別に構いません。次のクリスティ＆クリントンのステージが15時からということなので、それまで店内をうろついていたら、６階のCD店「Sam Goody」で挨拶をしている東京プリンの二人を見てしまいました。そんなときでもちゃんとプリンの被り物をしているので、目立つ目立つ。

　再びステージ前に戻り、米倉千尋さんの到着を待ちます。ステージではクリスティ＆クリントンの二人がリハーサルをしていました。リハーサルと言っても、10秒もやっていなかった気がします。
　千尋さんは14:50頃到着。一人で京急に乗って来たようです。赤い服の上に茶系のベスト、赤と黒のギザギザの模様の毛糸のミニスカート、小さくてカラフルなトランクと大きめの傘を手に登場。ヒールの高い靴を履いていて、濡れた床で滑りそうになっていました(^_^;)。スタッフに挨拶した後、私にも会釈程度ですが挨拶してくれました。
　店内に入った千尋さんは入り口近くの喫茶店でスタッフと合流。同じキングレコードのクリスティ＆クリントンのステージを見る様子はありませんでした。


○クリスティ＆クリントン
  ニュージーランド出身の二人。姉のクリスティ(20歳)と弟のクリントン(19歳)
  だそうで、日本に来て５年だとか。流暢な日本語でステージを行っていました。
 1. Beginning
 2. Imagination
 3. Drive My Car
 4. If you don't know me bad now(?)
 5. One more kiss

3と4はカバーです。4は途中で歌詞がわからなくなり、歌詞カードを取りに戻って再び唄いなおしていました。姉と弟ということで息も合っていて、ハーモニーは美しかったですね。終了後のCD即売会では、曲のタイトルにちなんで、購入者にキスのプレゼントがありました。
　ステージ中にも関わらず、千尋さんの動きが気になって仕方がありませんでした。ジロジロ見るのも失礼だと思いつつ、ついつい目が千尋さんを追いかけてしまいます。

○米倉千尋
　16時を回った頃から、米倉千尋さんのための準備が始まりました。椅子が二つ運ばれてきて、今回もサポートはGt二人であることがわかります。
　16:15からリハーサル。ギターの音のバランスを調節している時の曲が「Norwegian Wood」だったりするのがなんとも言えません。
　千尋さんを加えて「リハーサルです」と言って始まります。手には小さなタンバリンを持っていました。


R1. 約束
R2. 愉快な鼓動
    千尋さんのカウントで唄い始めます。少しカウントが速かったかも。

　あまり無理をせず、軽めに可愛らしい感じで唄っていました。特に問題もなくリハは5分ほどで終了。「４時半から米倉千尋のステージがありますの…」途中でマイクのレベルを下げられてしまい、「消さないで(笑)。ぜひみなさん見に来て下さい」そう告げて一度店内に戻りました。

　開始予定時刻の16:30になり今回もこだまさつきさんが司会として登場します。いろいろと宣伝などをした後、米倉千尋さんを呼び込みました。千尋さんは会場に現れたときと同じ服装です、多分。


 MC 「みなさんこんにちは、米倉千尋です。雨降ってますけどここは大丈夫
    なんで、楽しんでいって下さい。」
 1. 約束
    千尋さんのタンバリンは何となく気まぐれでしたが、ギターのアレンジも
    しっかりしているし、千尋さんも楽しそうに唄っています。間奏のフレーズ
    をラララ…と唄ったり、エンディングでは新たなフレーズも唄ったりして。
 MC 「ちょっと前になりますが、“動物奇想天外”のテーマソングになって
    いた曲です。」
 2. 愉快な鼓動
    リハーサルよりは少しテンポが落としてあった感じ。ちょうど良いくらい
    でした。のびのびと唄っている感じが良く伝わってきました。
 MC ここで司会のこだまさんが登場。横浜出身という話題から。ベイスターズの
    話になりそうなところでしたが、急にフリーマーケットの話題へ。いったい
    どこで出店しているんでしょうね。千尋さんは売り子さんをやるのが大好き
    なのだとか。後は恒例のガンダムの話題。さらにアルバムの話題へ。
    ここで11月5日6日に山形でライブをやるという話。「Strawberry Fields」が
    さくらんぼテレビのイメージソングになっていることから、ライブをやる
    ことになったとか。会場に入るにも抽選があるらしいです。平日でもあり、
    なかなか厳しいところですね。このライブの話を聞いて驚いていた私は
    「初耳ですか？」とステージから尋ねられてしまいました。
 3. 永遠の扉
    さすがに安定しています。唯一不安があるとすれば最も高音のところですが、
    今回もしっかり声が出ていて問題ありません。ギター２本で精いっぱいCDの
    アレンジに似せた内容になっていて、それなりの雰囲気が出ていました。
 MC 「もう次で最後なんですけど。横浜が盛り上がっているので、ここは
    横須賀なんですが、私も盛り上がっていこうと思っています。」
 4. いつの日か
    こちらも高音に飛ぶ部分がいつも期待と不安ですが、バッチリでした。

 MC ここでまたこだまさんが登場。ストリートライブもやっているとのこと、
    私の知らないところで唄っていたとは(笑)。今後はHome Pageに情報を載せて
    くれるということなので、期待したいと思います。

　この後はCD即売会になりました。CD購入者には『always』のサイン入りパンフレットが付いてきました。なぜかまた「Strawberry Fields」を買ってしまった私。「いつもすみません」みたいなことを言っていました。
　先ほどの山形のライブの件を尋ねたところ、別の場所で両日行われるのだそうです。抽選ということで、今日知った時点で既に遅いかもしれません。ストリートライブは10/3に横浜でやったのだそうです。510円集まったのだとか。目標1000円と言っていました。きっと誰にも言わずに、通りすがりの人を相手に唄ったんでしょうね。もちろん本気で稼ぐつもりではないはずで、「ぜひ見に来てください。そしてお金入れてね」と無邪気に笑っていました。即売会が一段落したところで、何人ものスタッフが記念撮影をしていました。

　即売会が終了し、一度店内に戻った千尋さんらは、17:25頃に再び出てきて解散となったようです。もしや京急で帰るのかと期待したのですが、駐車場のある方に向かわれたので、誰かの車で帰ることになったのかもしれません。こちらを見て何度もおじぎをしながら会場を去った千尋さんでした。

　今回のステージは４曲と、やや少なめの構成でしたが、千尋さんはのびのびと余裕のある唄い方をしていて良かったです。晴れた空の下、屋上で聴きたかったですね。屋上では人が集まりにくかったかもしれませんが。

SAIL Music Laboratoryへ戻る

かみと,1998