渋谷On Air Westに行くのは随分久しぶり。調べてみたら1年2ヶ月ぶりの
ようです。新宿に出来るらしいOn Air Northの情報でも無いかと期待したの
ですが、何も見つけられませんでした。そんな中、何だかよくわからないまま
写真で見ていたイメージからポップな人たちだろうという予想の元、
LOVE COMEDYのライブを見てきました(^_^;)。
LOVE COMEDYはNieveさん(GtVo)とAtsukoさん(Vo)の男女ユニットです。
かなりの盛況ぶりでほぼ満員。客層は男女比4:6くらいでしょうか。
女子高校生が中心層になるのかもしれません。若い男性ファンも多く、
バランス良くファンを獲得していることが伺えます。
19時に近付いた頃、二人のトークでアナウンスが流れました。ここでいろいろと
ネタをやるのは良くあるパターンですね。その後ステージにスクリーンが
下りてきて、「愛のせいだよ」に合わせて四谷フォーバレーでのライブや
原宿でのストリートライブの模様が映し出されます。ここで初めて曲を聴いたの
ですが(^_^;)、ハズレではなさそうなので安心。カントリーフォークの風味の
あるポップスでした。ライブの映像を見て、これからどのような感じになるのかも、
ある程度予想できました。
19時になったところでメンバーが登場。サポートはBs,Dr,Gtで、途中からKeyが
加わりました。
1. 勇敢なピエロ
2. あの風のように
3. ラヴ&ピース
4. 大事な宝物(?)
5. 東京行き
6. 約束
7. "GO GO BAND"(?)
二人が衣装替え中にバックのメンバーが演奏。CHUCK BERRYの曲の替え唄
(だと思う)。
8. 元気いっぱい!!せいいっぱい!!
この曲でハモりタイム。お客さんを男女でパートを分けて唄わせます。
9. 愛のせいだよ
10. 強い花になりたい
「愛してる」を6回繰り返し、その後「言ってよ」とお客さんが唄うようです。
かなり調教されています(^_^;)。ここで男女歌合戦、ピンポイントが
ありました。指名された文化放送のディレクターさんは2階席にいたの
ですが、下からも真っ赤になっているのがわかるくらいはずかしがって
いたようでした。
11. はぐれた天使
客席がジャンプして踊る曲。
MC 昨年7月から117回目のライブ。「ライブに来て、これからも私たちと同じ
時間に同じ場所にいて欲しい。」
12. 飛べない翼(?)
#他にもたくさんMCはありましたが、真面目にメモしていませんでした。
メンバー全員がステージを下りた後、おもむろにアンコールとなります。
この辺もなかなかお客さんが鍛えられている感じを受けます。バンドの人が
ステージにいる間からアンコールするのは、無視されているようで気分が悪い
でしょうから。ここで20:35でした。入場時に配られたのか、お客さんが
一斉にサイリウムを取り出します。後から入った私などは持っていなかったの
ですが、スタッフが配って回って来て手渡されました。まるで学芸会のような
乗りになりつつあります。
再びラジオ風の作りになって、ラジオ番組宛のメッセージを紹介したり
していました。
E1. 雲は流れて
E2. 愛のせいだよ
最後は一本締めでした。終了は21:10。アンコールだけで30分だったんですね。
曲名がわからないものは、歌詞から適当に判断しています。一部は文化放送系
全国24局ネット「COME ON! FUNKY LIPS」(月24:00-25:30)中、ライブ後の夜の
生放送で話していたもの。ファン層はこのラジオからきているのかもしれません。
基本的にツインボーカルですが、主旋律はNieveさんがとることが多いようです。
Atsukoさんは太めの声である反面、Nieveさんはハスキーで結構キーが高い方。
ユニゾンで唄うことが多いのですが、たまにハモる場合にAtsukoさんの方が下で
合わせることもあるくらい。ハモりはそれほど綺麗という感じはありませんでした。
むしろパワーと勢いで押しまくった感じ。
Nieveさんは"Satisfaction"、"Oh! Yeah!"を連発しています。普段の口癖の
ようです。Atsukoさんは見た感じより年齢が高そう(^_^;)。
全体的な雰囲気はフォーク基調になっていますが、お客さんの盛り上げ方が
うまく、見事にお客さんを乗せていきます。ハモりタイムとしてお客さんに
唄わせたり、男女歌合戦と言ってお客さんを男子女子で分けて唄わせたり、
ピンポイントでお客さんの一人を選んで唄わせたりと、コミュニケーションを
多くするようにしているようです。
楽曲が明快で憶え易いこともあり、一般受けしそうな雰囲気です。二人の
キャラクターも悪くありません。まだインディーズ扱いになっているのですが、
今後も一風変わった展開を見せて行きそうです。プロデュースは池永康記さん。
久々に池永さんの名前を見ましたが、なかなか面白いことをやっているようです。
流石と思わせてくれます。
どうやら池永さんプロデュースの下、一気にストリートを駆け抜けて同じ
スタンスのまま武道館を目指しているようです。池永さんのメッセージに
「タイアップ至上主義への疑問」という言葉があり、もしかするとこのまま
口コミで話題を作ることを目指しているのかもしれません。
この二人、これから何かすごいことをやりそうな予感がします。しばらく
注目しておいた方がよいかも(笑)。
ライブ終了後は、会場前の路上のところでTシャツ(ファンがデザインしたもの
をオフィシャルグッズとして売っている)や10/30に発売になったばかりのCDなどの
物販が行われていましたが、やがて本人達がはっぴを着てスタッフに加わって
売っていました。会場はOn Air Westなのに、その大きさをまるで感じさせない
サービス精神。
この日の渋谷NESTは南青山少女歌劇団だったのですが、メンバーがファンの
撮影会の対象になっている光景が、LOVE COMEDYが物販しているすぐそばで
見られました。両方で交通渋滞の原因を作っていたようです(^_^;)。
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かみと,1998