テレビ東京「音楽通信TOP30」の年末ライブスペシャル番組の公開録画を見に、
高田馬場ESPミュージカルアカデミーに行ってきました。普段の番組もここで
収録しているようです。今回のライブは番組で行った応募による招待制でしたが、
実際には招待券がなくても入れたようです。
出演はサラダ、CELLOPHANE、The Water of Life、ARCHの4組です。
開場時間の15時になると80名程度のお客さんが集まってきました。場所が
わかりにくいこともあってか、遅れてくる人も多かったです。私は開場してから
45分後に入場。用意された席はほぼ埋まっていました。しかし人が増える度に
少しずつ椅子を増やしているので、立たずに見ることが出来るようになって
いました。
開演5分前になり、テレビ東京のスタッフが前説。ライブではあるものの、
撮影の妨げになるので立たないで欲しい、ということでした。放映は12/22の
26:25〜と、12/29の25:55〜のそれぞれ30分になるようです。多分第1週目に
サラダが出演します。公開番組では恒例の拍手の練習などをして、開演を
待ちます。この頃にはお客さんは100人程になっていました。
16時ちょうどに番組収録がスタート。司会の富澤一誠さんと羽野晶紀さんが
登場し、2週分のオープニングを収録。
富澤さんのコメントで「ライブをやっている人は、CDが売れなくなっても
(アーティストとして)続けられる」とか、「ライブが出来ないと本物の
アーティストとは言えない」などと言っていて、ライブの重要性を強調します。
富澤さんは「音を聴き、実際に会ってみて生きざまを知り、総合芸術である
ライブを見て、そのアーティストを判断する」というようなことも言っていました。
私も同感で、レコーディングは技巧的な部分でいくらでもごまかすことが
出来るけれど、ライブは実力が如実に表れると思うので、レコーディングよりも
ライブの方が何倍も困難であり、多くのエネルギーを必要とすると思って
います。ライブを見る側も、1度聴いただけで真価を判断する力が必要なので、
耳を鍛えるには絶好の場だと思います。
さて、話題を戻します。コメント録りが終わったところで最初のバンドが登場。
○The Water of Life
Key,GtVo,Gtの3人が出てきましたが、実はGtVoの一人でThe Water of Life
なのだそうです。リズムは打ち込みで、フォークロック系の曲をやって
いました。ストレートで伸びる声をしています。デビューして1年経った
ということです。Egg-man辺りかストリートにいそうな感じで、インパクトは
それほどありませんでした。
○サラダ
今回も二人だけのステージ。最近はずっと二人だけで活動しているようですね。
MC 仲村有紀さん「(今日は)しっとりまったりとやっていきたい。」
1. 雲にのって
MC 笠鳥高生さん「緊張しているので、サクッと次の曲。」
2. 晴れのバス停
こちらまで緊張感が伝わってくると言うか、次の展開が読めないと言うか、
不安な気持ちで見てしまいますが、演奏そのものは安定していました。
MC 高「こんなに静かなライブは久しぶり。非常に緊張してます。」
有「顔が紅潮しているよ。私は最近髪を切ったんだけど、テレビで見たら
顔がプクッとなっていて…。」
高「僕は2ヶ月で5キロ太った。」
3. バタフライ
合っているのかどうかわかりませんが、ミラーボールが回ります。最後には
急にスモークが出てきてびっくりする二人。
4. トランポリン
Keyに入っているサンバのリズムに合わせて唄います。
MC 横浜でのライブと同じように、いとこの話。「超いい曲」
5. 夕焼け
曲に合わせてオレンジ色の照明になります。ゆったりとした雰囲気で、
気持ち良く聴くことが出来ました。聴く度に味の出てくる曲だと思います。
MC 「聴いてもらってわかるように、(二人の)どちらが唄ってもいい曲をやって
います。」
6. 君が笑った
MC お客さんから声がかかり、メンバー紹介。テレビでのライブは初めてという
話をしていました。だから緊張するということですが、この頃には高生さん
の顔は青白くなっていて、それを有紀さんに指摘されてしまいます。
7. 小さな偶然
この日良かった曲の1つ。有紀さんの切なさを誘う声質がなんとも言えません。
ステージは35分ほどでした。若干ギターのアレンジも変わっていた気がします。
随分おかずが増えていたような。演奏自体がかなり高度な技を使っていると思う
のですが、高生さんはかなり緊張していたようですね。それに比べて有紀さんは
落ち着いたもので、唄は安定しているし、演奏も無難にこなしていました。
公開番組ものは一般的に途中で抜けられないのですが、この番組はすんなり
抜けられてしまったので、疲れていたこともあり、残り2バンドを見ずに
途中で帰ってきました。
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かみと,1998