1998/11/27 【SHEEP、THE SALINGER、いとうゆうこ】高田馬場AREA

　ディスクガレージの招待制ライブ"GETS Vol.8"に、いとうゆうこさんが出演するということで、"LIVE DENCHI Vol.11"(間美穂さん、吉野麻衣子さん他) ＠原宿ルイードの前に寄ってみることにしました。
　私が会場に着いたのは開演直前で、既にたくさんのお客さんが集まっていました。６組出演するイベントなので、お客さんの入れ替わりも激しそうだと予想できます。AREAで椅子が無いのは初めてでしたが、本来はオールスタンディングも多いところなのかもしれません。客席が階段状になっているので後ろの方でも比較的見やすいところです。


○SHEEP
  Bs,Key,Dr,Vo,Gtの構成でした。なんか普通のロックバンドという感じ。

招待制ライブですが、ドリンク代500円を取られていたので、SHEEPの演奏中にドリンクをもらいに行き、そのまま扉の外で終わるのを待っていました。すると、トイレから出てきたいとうゆうこさんが控え室に入るところに遭遇。気付いた彼女は私の方を見てニコニコ笑いながら手を振っていました。なんだかすっかりいい人になってしまった感じ(^_^;)。
　しばらくして携帯電話を持って再び出てきたゆうこさんに出演順を尋ねたところ、３番目との答。「今日はおとなしくやる」と話していました。でもステージ用の化粧は念入りでメリハリが効いています。
　余裕で２バンド目もパスできそうでしたが、少しくらい様子を見ようと思って一度中に入りました。


○THE SALINGER
  Bs,Dr,Vo,Gtのハードロックバンド。ステージ前にお客さんが固まっていて、
  縦乗りのライブになっていました。前の方にいたいとうゆうこさんのファンの
  中には、一時的に避難していた人もいたようです。私は再び外で待機。
  思ったよりも早く終わります。

○いとうゆうこ
  予想通り前の方にいたほとんどのお客さんがいなくなったので、おもむろに
  ステージ前へと移動。今回は大平太一さんのGtサポートのみ。スタッフが
  セッティングしている間に、ステージの袖で客席を眺める姿はよくみる光景
  です。始まる前にお客さんをチェックしているかのようです。そして19:40頃
  スタート。スモークが出てきますが、すぐにスタッフに「これ止めてもらえ
  ませんか」と告げます。ベージュ系のフェルト地のカウボーイハットに
  黒のトレーナー、帽子とお揃いのミニスカート、黒っぽいタイツにブーツと
  いう姿。髪はたくさんの三つ編みにしています。

 1. LOVE LETTER
    ギター弾き語り。恐いくらいに会場が静まり返ります。息を飲む音も聴こえ
    そうなほどです。やや表情は堅めですが、ときどきニヤッと笑みを浮かべる
    ところはいつも通り。
 MC 「どうもどうも、いとうです。今日はアコギ２本バージョンでやります。
    残り４曲。」
 2. フォークソング
    ギターを置き、腕組みして唄います。間奏ではハープを吹いていました。
    サラッと流す感じの唄なのですが、瞳の奥に映る世界の深さが見え隠れ
    します。
 3. 路地裏のカラス
    大平さんに「よかですか？」と尋ねてからギターを抱えて唄います。
    １コーラス目はかなり控えめに唄っていて、まるで子守唄のような
    はかなさがあります。２コーラス目でもっとガツンと来るかと思った
    のですが、それほど押し寄せてくる感じはありませんでした。口元だけで
    笑う様子が不気味さを強調します。
 MC 「はい、えーっと、次の曲は11月11日に発売された３枚目のマキシシングル
    で…」いつものように動物実験などしなくてもよい世の中になれば良い、
    という話をしていました。
 4. 星のかけら
    大平さんのギターのみの伴奏。帽子を取り、ハンドマイクで客席のすぐ
    近くまでよってきて唄っていました。この日のステージで最もエネルギーを
    感じた唄。
 MC 「じゃ、最後の曲」
 5. Angel
    今回初めて聴く曲。飛べなくなった天使を勇気づけるような内容でした。
    自分を解放する意味を込めているようにも感じられました。メロディー
    ラインは比較的爽やかな印象で、サビが憶えやすいものでした。
    途中で歌詞がわからなくなり、額に手を当ててしまいます。そのためか
    サビ前で大平さんと顔を見合わせ声を出して笑ってしまい、大平さんまで
    つられて笑ってしまいました。

　ライブ前に話していたように、確かにおとなしい内容でした。独特の圧迫感の代わりに、ある意味での親近感を抱くようなものだったと思います。前のバンドが激しかったこともあり、反動でかなり地味に見えてしまったところはあったと思います。
　この後はLittle Baby、ef-collage、Porno Graffittiが出演するということでしたが(出演順不明)、原宿ルイードに移動することにしました。 Little Babyは見てみたかったんですけどね。

　原宿ルイードで吉野麻衣子さんのステージが終わっているのは、ある程度予想していましたが、間美穂さんのステージも終わっていて、関係者席にいた五味美保さんも10分くらい前に帰ったとのこと。まだ２組くらいの出演が残っていたのですが、入ってもあまり意味がなさそうなので、間美穂さん・五味美保さんのスタッフと話をして帰ってきました。

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かみと,1998