通り過ぎる台風のような勢いを感じさせるLove Comedyのライブを見てきました。
今回は渋谷On Air Eastということで、一回り大きい会場になっています。
私が中に入ったときはまだそれほどお客さんがいなくて、あらあら、と思って
しまいます。ステージ中央が客席のかなり後ろの方まで張り出していて、
そこをとりまくようにお客さんが待機していました。開演が近付いた頃には
お客さんもかなり増えて、500くらいだったと思います。
18:15になり「勇敢なピエロ」が大音響で会場に流れ、「Atsuko、Nieveで
LOVE COMEDY!」という声とともにステージと客席からクラッカーが鳴らされ
スタート。Atsukoさんはピンク系のTシャツにジーンズ、Nieveさんは赤の
Tシャツにジーンズでした。サポートはBs,Key,Dr,Gtです。
1. 勇敢なピエロ
2. 強い花になりたい
3回ほどサビの部分を繰り返しただけで、インターリュード的に使われます。
ステージで大爆音と共に花火が鳴ります。
3. ラヴ&ピース
4. 愛のせいだよ
5. 輝く石
MC 「改めましてLOVE COMEDYです。EASTですね。ここはOn Air!」お客さんに
「EAST!」と言わせます。初めて見に来た人に手を上げさせていましたが、
どさくさに紛れてたくさんの人が手を上げていたようです。
6. 東京行き
ここでNieveさんだけがステージに残ります。
MC 「一人でいると圧力が襲っていただいて気持ちいい。」…よくわからない(笑)。
「Oh Yeah、言いたい放題言うぜ。」Nieveさんは小さい頃、人見知りが激しく、
数えるほどしか友達がいなかったとか。音楽をやっていくと決めて父親に
話したとき、「人前で大丈夫か?」と言われて特に反対されなかったの
だそうです。次の曲は5年前に他界したそんな父親のことを思って作った
曲とのこと。
7. 満月
ストローク系のバラード。Nieveさんだけのステージ。
続いてPfの伴奏の中、Atsukoさんがサンタクロースの衣装で登場。
8. 白い街
雪に見立てた小さな泡のかたまりが天井から降ってきます。こんなことも
できるのか、と思ってしまう演出でした。
GO GO BANDのメンバーが登場。会場には会話のテープの音が流れています。
ここでトナカイの被り物とバニーガールの格好の二人が登場しますが、すぐに
引っ込みました。
9. The Go-Go Band1
バックバンドによる演奏。曲が終わったところで、ラヴコメの二人は客席後ろ
の2階席からクラッカーを鳴らしていました。
10. The Go-Go Band2
こちらもバックバンドによる演奏。ラヴコメの二人は紙吹雪を撒きながら
登場。
MC メンバー紹介。年末情報としてライブ告知など。この時にはAtsukoさんは
赤のTシャツ、迷彩服のパンツに、Nieveさんは黄色のTシャツにジーンズと
なっています。
11. それでも地球は回り続けるよ
12. 強い花になりたい
会場を二つに分け、向かい合わせて「愛してる…」「言ってよ」の対決。
ピンポイントとして、3月にメジャーデビューするレコード会社のスタッフが
指名されていました。
13. 元気いっぱい!!せいいっぱい!!
14. あの風のように
15. はぐれた天使
本編終了は19:55でした。会場からラヴコメコールがかかります。5分ほどして
白のコートに白の帽子のAtsukoさんと黒のコートのNieveさんが登場。以前から
一緒に仕事をしていたという音楽ディレクター二人がGtとVnで登場し、4人で演奏。
E1. 雨が降ってる
MC 「さっきから段取りが違う」とNieveさんがAtsukoさんに突っ込みます。
二人はコートを脱ぎ、それぞれ赤のTシャツになっていました。
「唄っていなければ皆と知り合うこともなかった」とAtsukoさんのMC。
プロデューサーの池永康記さんに「一等を目指せ、人一倍努力しろ、感謝を
忘れるな」と言われている。「頑張れば夢が叶うと感じています。」
「出会いを大切にしていきたい。」といった話をしていました。
明日は池永さんの誕生日ということで、
E2. Happy Birthday to You
バックのメンバーが登場。
E3. 光の中へ
E4. 勇敢なピエロ
感極まってAtsukoさんは泣いていました。途中で大きめの風船がいくつか
出てきて、お客さんの間を飛び回っていました。
E5. 愛のせいだよ
月刊歌謡曲のスタッフまでギターとして登場。
最後の方は演奏が止まりマイクがオフになって、会場の手拍子と合唱になって
いました。
20:33頃、2本締め(^_^;)で終了。
分かりやすい楽曲と楽しい雰囲気が魅力的だと思います。唄がまだまだというのは、
そう簡単に改善されるとは思いませんが、お客さんを引き込む力はすごい物が
あります。二人いるのにハーモニーが少ないのはもったいないのですが、
ユニゾンで唄っている分だけ、お客さんも一緒に唄いやすいのかもしれません。
一緒にお祭り騒ぎ的に盛り上がりたいお客さんが多いようなので、唄の技術は
しばらくのところ二の次でも良いのかもしれません。
今回のライブではお客さんを楽しませるためのいろいろな工夫が成されていたと
思います。あれだけ大きな張り出しがあったのは、後ろの方のお客さんに
遠さを感じさせずに済んだと思います。
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かみと,1998