米倉千尋さんの東京初ライブが原宿ルイードで行われました。対バンライブで
時間が短いとはいえ、ずっと待ち望んでいたライブです。
前日のうちに会場近くの花屋さんへ花束をお願いしてあったので、それを
受け取ってからいざルイードへ。既に表には10人くらい集まっていました。
その人達を横目に階下の受付へ行き、予めBellwood Recordsへお願いしていた
チケットを購入し、花束を渡せるかどうかを確認して(ダメではなさそう)、
そのまま階段で待ちます。外で待つ必要はないということは、ルイードに
通い慣れた人ならよく知っている話。しばらくしてマネージャーさんが
「こんにちは」と通って行きました。しっかり憶えられています。
ルイードのWeb Pageでは開場18:30ということでしたが、いつも通り18時に
開場。そのまま最初に入場することが出来ました。会場内はいつもと変わらず、
椅子とテーブルが用意されていました。後ろで立って見ることも考えましたが、
花の件があったので最前列センターへ(^_^;)。千尋さんの出演は2番目である
ことは外のスケジュール板でわかっています。まずは最初のバンドが登場。
○GRAVEL FIELD
Bs,Dr,GtVoのロックバンド。最初Bsの音が出なかったり、バスドラの
ハンマー(?)が外れたりと、ハプニングに見舞われて不本意な内容だったのかも
しれません。音楽的には平凡な印象で、良くもなく悪くもなくといったところ。
○米倉千尋
サポートはKey,Bs,Dr,Gt,Gtでした。前から話があったように、ロック色の強い
バンド構成です。演奏が始まる前に登場した千尋さん。八戸工大の学園祭で
着ていた、黄色や紫色の横縞が入ったニット風ワンピースの下に、それより
少し長めの白いスカート。茶色のロングブーツ。頭にはバンダナを付けて
いました。右手には毛のフサフサした飾りをつけ、ピンク色の襟巻き(?)を
背中を通して両手で持っていました。
1. 永遠の扉
いきなり唄い出しから音を外してしまいます。やや気負っていたのでしょうか。
この後も千尋さんらしくない音の外し方をしていたので、モニターが聴こえ
にくかったのかもしれません。スタンドマイクで唄っているので、間奏では
動きが激しくなります。いつものように元気いっぱい。でもステップの踏み方
はなんとなくぎこちない。
2. Carry On
1コーラス目のサビなど、思いきり外しています。バックの音が比較的
抑えてあるところではしっかり唄えているのですが、演奏に負けないように
声を張り上げすぎている感じ。
MC 「フーッ、こんばんは〜、米倉千尋です。やっとこうしてみんなに会うことが
できました。デビューして3年目になるのですが、やっとできました。
嬉しいよぉ!」
「最後まで精いっぱいやっていきますんで、知っている曲があったらガンガン
唄っちゃってください。」
3. 約束
ここからハンドマイクで唄います。すっきりしたアレンジになっているので、
やっと千尋さんらしく唄えるようになっていました。
4. Yes, I Will
この曲を唄うとは思いませんでした。激しいバックの演奏にやや押され気味。
MC 「フーッ、あまり良く見えないんだけどこんなに大勢来てくれて嬉しいです。
リハーサルで喉を傷めていたので不安もあったんだけど、ツボ押し名人(Gtの
福田さん)がいるので助かりました。」
ここでメンバー紹介。とだまさしさん(Dr)、おおきごうさん(Bs)、
とおやまたすくさん(AG)、福田真一郎さん(EG)、はんだすなおさん(Key)。
はんださんだけが千尋さんより年上だそうです。最後に福田さんから千尋さんが
紹介されます。
5. Birth of light
CDでは打ち込みのリズムが耳につくのですが、生の音の方がずっと良いです。
この曲では千尋さんの声も少し丸くなっています。
MC 「うー、あっと言う間だぁ!もう次の曲でラストの曲だ!…早い。ごめんね。
今回初めてのライブでワクワクドキドキいろんな感情が混ざってたんだけど、
もう終わりだと思うと淋しくなってくるんですけども。ライブをしたいという
デビュー当時からの夢が一つ叶ったので、これからはまたライブができる
ようにとか、新たな夢に向かっていきたいと思っているので、皆さんと夢を
見ていきたいと思います。一緒に見ていって下さいね。」
「いつの日かライブが出来ることを夢見て…」
6. いつの日か
スタンドマイクで唄います。1コーラス目のAメロはピアノのみの伴奏だった
ので、千尋さんの声の枯れ具合がわかります。やはり少し辛そうです。
中盤からは比較的安定していました。エンディングでなんとか花を渡すことが
できました(タイミング的には悪くなかったと思っています(^_^;))。
良かったものを挙げるならば「約束」と「いつの日か」でしょうか。全体的に
喉を絞めて唄っている印象で、本来の千尋さんの声の伸びが発揮できていなかった
ように思います。時間が短いこともあって、千尋さんの多面的な魅力を出せずに
終わってしまった感じです。バックの演奏も今一つ精細さに欠けるところがあり、
なんとなく物足りなさを感じています。総合評価では合格点に及ばず、という
ことで、追試が必要です(^_^;)。
この後は山村ジュンさんとAmusement Parkのステージがありましたが、
前の方の席は他の人に譲ることにして、すぐに受付の手前まで行ってアンケートを
記入していました。まもなく千尋さんがやってきたので、少しだけ話すことが
できました。アンケートを提出した後、「Birth of light」のジャケットの
生写真サイン入りがもらえるということで、またしてもCDを買ってしまい
ました(CDを売っていたスタッフにも「いつもありがとうございます」と
言われてしまう)。外に出ると、千尋さんが関係者に挨拶をしているところでした。
ステージ中の写真は取らなかったので、記念に一枚撮らせてもらい、帰って
きました。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,1999