Jungle Smileのビデオ上映会を見に行ってきました。私のところへは招待券と 特別招待券の両方が届いていて、招待券の方が先に入場できるとのことでしたが、 私が会場に到着した時には既に開場時刻を過ぎていました。
 会場は永田町にある星綾会舘。遅れたこともあり会場前にはファンらしき姿は ありませんでした。しかし、隣(?)のビルの前に怪しげな人だかりが…。報道系の カメラマンが多数集まっていて、ものものしい雰囲気になっていました。場所柄、 政治的な思想を持った方々が多いのでしょう。
 会場内はほぼ満席で、400から500人といったところでしょうか。ところどころ 空席もありますが、無理して入るのも嫌だったので、ステージ正面の一番後ろの 出入口の扉で立見としました。ステージ中央にスクリーンがあり、右手には 模造紙大くらいの絵が飾られていました。モノトーンでシンプルな、涙を流して いる女性が描かれていました。
 ほぼ時刻通りの14:30にレコード会社の人と思われる司会が登場。さらに今回の イベントの司会としてレーサー鹿島氏を呼び込みます。簡単な挨拶があり、 早速ビデオ上映へ。2階の客席にゐさおさんが座っているのが見えて(郁乃さんは 私のところからは見えなかった)、気づいたお客さんが手を振っていました。

 環境がどうのこうのとか、少しシリアスな雰囲気を漂わせつつ、20年以上前の 子ども向けヒーロー番組(仮面ライダーなど)を連想させる色調のオープニング。 ビデオのタイトルは「ジャングルスマイルの初めてのアルバイト(仮)」とのこと。 やがてジャンスマの二人が歩道でパイプ椅子に座り交通量調査のアルバイトを している様子が映し出されます。マスクをした郁乃さん。
 ナレーションとともに、98/10/02のライブに向けてのスタジオリハーサル姿。 曲は「ただの私」でした。98/10/04の名古屋のライブへ向かう様子や、何故か 名古屋の観光案内(笑うところなのだろう)、そして名古屋のライブの様子。
 再び交通量調査のアルバイト姿の二人。通りかかった犬と戯れる郁乃さん。 ゐさおさんはひたすら真面目に交通量をカウントしてます。
 続いて、98/10/10の渋谷でのライブの模様から「ただの私」がフルコーラス 流されていました。
 シーンの切替的に交通量調査の様子がカットインされます。 郁乃さんがゐさおさんのカウント数を覗き込んでいるシーン。
 ライブに戻り「片思い」の1コーラスに続いて「同級生」の様子。
 この後、会場で一番受けを取っていた裸の女性がバイクで走るシーン。 「ブルルン」とバイクのエンジン音を入れているのは郁乃さん。
 98/09/20の「白い恋人」ジャケット撮影の様子があり、「白い恋人」が ライブ映像で1コーラス。
 交通量調査の方は、コンビニに買いものに行っていた 郁乃さんが戻ってくるシーン。寒そうにティッシュで鼻をかんでいるところ。
 この後、「同じ星」が1コーラス。
 交通量調査のシーンになり、キリンの着ぐるみで現れる郁乃さん。
 「雲の中の散歩」がフルコーラス。
 交通量調査の二人はそろって立ち去り、前を通り過ぎる車の映像が早送りされ ていました。
 ふいにゐさおさんの映像となり、見ている人に対し催眠術をかけようとしている シーン。
 98/10/14の「白い恋人」ビデオクリップのメイキング。そして「白い恋人」の ビデオクリップが全編流されました。ステージに飾られていた絵は、ビデオクリップ の中でゐさおさんが描いていたものでした。
 再びライブでのアンコールの映像。「恐竜のヘリコプター」。

 40分強の内容のビデオでした。渋谷でのライブの様子を中心に構成してあり、 ライブでは若干音のバランスの悪いシーンはあったものの、会場のお客さんも 拍手しているかのような臨場感を感じました。ライブのときに私は後ろの方に いたため全然見えなかったこともあり、表情を確認させてもらったといった ところ。ややハレーション気味の郁乃さんのアップのシーンが多く、4カメか それ以上のカメラで撮影されたものでした。
 交通量調査の様子は何を意味しているのかわかりませんが、前を通り過ぎる車の 数がジャンスマのお客さんの数に対応しているのか、などと深読みしてしまいます。

 司会のレーサー鹿島さんが登場し、ジャンスマの二人を呼び込みます。 最初に現れた郁乃さんは黒の半袖のブラウスに黄色や青の六角形の模様の入った ロングスカートでした。ゐさおさんは真っ黒のサングラスに毛糸の帽子、マスクを して「反対!」と叫びながら客席に走り込んだりして登場。会場近辺で起こっていた らしい過激派のネタを早速採り入れて笑いをとっていました。

郁乃「明けましておめでとうございます」
ゐさお「反対しております」

 郁乃さんの実家のスキーロッジにポスターが張ってあるという話になり、 前にいたお客さんから「行ったよ」との声がかかります。「行かないで下さい」と 言いつつ「ありがとうございました」と答える郁乃さん。
 ゐさおさんへはバイクの話。今乗っているバイクは3台を1台に改造したもの だとか。
 さらにFM高知から放送されたラジオ番組で泥酔していたゐさおさんについてや、 この日の会場前の雰囲気に驚いた話など。大阪や名古屋でも同じようなビデオ上映会が 行なわれていたのですが、そのときのお客さんの反応について聞かれ、郁乃さんは 「反応悪くて自信をなくした」とのことでした。ゐさおさんによれば、ビデオ中の ライブの音については別に回していたレコーダーの音をミックスダウンしたのだとか。
 ここで入場時に回収したお客さんからの質問を入れた箱を持って現れるマネージャー氏。 箱には「反対」と書かれていて、裏はお約束で「変態」となっているものでした。 次のような質問がありました。
Q1. 「ダンサーの男の人踊って!」
    (会場の盛り上がりに負けて少しだけ踊るゐさおさん)
Q2. 「ミリオンセラーになったらお金はどう使う?」
    ゐ「ほとんど税金でしょう」
    郁「100万枚でいくら儲かるか知ってる?」
    宝くじで2億円当たったら?という質問に変わり
    郁「1億は競馬」
    さらに競馬で当たって倍倍と増えていったとして、15億だったら?
    郁「唄やめるかもしれない」
Q3. 「生まれ変わったら」
    ゐ「生まれ変わらないから頑張る」
    郁「もう一度自分になる」
Q4. 「緊張をほぐすには?」
    郁「ツアーの時に緊張感からイライラしていて、母親に電話したら
    『手にバカって書きなさい。自分が偉いと思っているから緊張する』と
    言われた。でも大失敗してホントにバカだった」
Q5. 「これまでどんなアルバイトをした?」
    ゐ「言えない。山にタイヤを捨てに行ったり…」
    郁「お土産屋さんで包装。」(ホウソウだけにゐさおさんが場内アナウンスの真似)
    郁「スーパーのレジでは、前出ししているときに新製品のお菓子をこっそり
      食べたり…でもこれって今考えたら万引きだよね。母親が買いものにきた時、
      レジでこっそり半額ボタンを押したりした(本来ならタイムサービスで使うものらしい)」
Q6. 「バンドメンバーはどうやって決まった?」
    ゐ「レコーディングは友達もいたりする。ライブはオーディション」
    この質問をした人が江戸川から来たらしく、「江戸っこですね」との
    郁乃さんの発言が論議に。
Q7. 「バイクは何に乗っている?」
    ゐ「スクラップを再生した。」今年は新潟の方にツーリングに行きたいとのこと。
Q8. 「ドラえもんの道具で欲しいものは?」
    郁「ドラえもんになれる道具」
    ゐ「どこでもドア」
Q9. 「生活苦しくないですか?」
    ゐ「大きなお世話!(笑)」

 質問が読まれた9人をステージに上げて、直接プレゼントを手渡していました。 一人一人と話したりしていますが、あの状況では素人には大変だったかもしれません。
 今後の予定については、5月にシングル予定、その後に前回の2倍くらいの数の 全国ツアーとのこと。
 最後にお客さんにひとことということで、ゐさおさんは「反対!」でした。

 終了は16:25頃で、予想以上に長時間のイベントでした。トークが長いのは いつものことですが、時事ネタ(?)を入れてくるところなど、楽しいものが ありました。二人も元気そうで何よりです。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
copyright かみと,1999