平日の17:30からのイベントということで、見に行くのは大変かと思われたの
ですが、今日もまた早めに仕事を終えて品川インターシティへと向かいました。
仕事先から15分で行けるのが救いです。
会場は品川インターシティ内アトリウムで、地下1階にあたるのですが、
外が地下まで掘り下げられていてガラス張りになっているため、明るい雰囲気の
あるところでした。吹き抜けのあるスペースのプロントの向かい側にステージが
設けられていました。通路上なので、お客さんのいる場所には奥行きがありません。
しかも後ろの方は一般の人の通行のために仕切りがされていました。ステージ
近くに仕切りがあることはありますが、このように仕切られるとかえって前には
近付きにくいものがあります。
チラシによれば
「大阪ゆうせんフレッシュミュージシャンオーディションで
97年にグランプリ受賞。山口純子の透明感あふれるヴォーカルと織川ヒロタカの
絶妙なハーモニーが、どこか懐かしいメロディーラインを展開させます」
と
あります。
二人目当てで来ている人も若干いたようですが、スタッフだったのかも
しれません。あまり人がいないようなビルでしたが、演奏が始まるとたくさんの
人が集まってきました。
演奏は基本的にカラオケ+ギターです。今回もギターの前にはマイクは無く、
コーラスはカラオケに入っているものです。
1. 震える翼
低音部は今一つはっきりしない発音になってしまいがちですが、Bメロからの
展開が美しい曲です。少し巻くような唄い方をしていました。
MC 「ゲリラ戦の皮切りとして品川にやってきました。すごく緊張しています。
お仕事の帰りの方も多いと思いますが、満員電車に乗ってストレスをため込む
前に、Lagunaを一服の清涼剤として聴いていって下さい。」
2. Sorry
もう少しテヌートさせた唄い方が良いかもしれません。サビは少し単調な感じ
がするので、唄い方でカバーしたいところ。声は良く出ています。打ち込みの
リズムにどうも抵抗感があったのですが、これで良いのかもしれないと思い
始めています。バスドラだけとか、シンプルな音だけにしたいところ。
MC 「だんだん春めいてまいりましたが、私だけ春らしい格好で寒いんですけれど。
春らしい曲を。春はいろいろなものが生まれる季節ですが、良い意味でLagunaも
生まれ変わっていきたいと思います。」
ちなみに山口さんはパステルカラーのブラウスにジーンズ。髪を上げて
いました。
3. Birth
アコーディオンの音が印象的。メロディーは若干地味であるものの、良く
まとまった曲です。
4. Remember me
この曲だけカラオケ無し、Gtのみの伴奏でした。中音域の声がとても良い
ですね。
MC 「初めて経験したことは忘れないで記憶に残っていますよね。こういう形の
ライブは初めてなので思い出に残るんじゃないかと思っています。この出会いを
大切にしていきたいと思っています。」
ここでお客さんに話しかける山口さん。偶然見に来たという男性(でも結構写真
撮ってた)には「この出会いは必然だったという感じしません?」とか
「ずっと憶えていますので、Lagunaを憶えていて下さい。」とか。名前まで
聞いていました。私も聞かれてしまい、先週も渋谷のイベントを見たことを
言ったのですが、話の流れ上では言わない方が良かったかもしれませんね。
ホームページのことも話していました。ページの掲示板に書かれていた
メッセージをふまえ、「体の刺を洗い流せるような歌を唄っていきたい。」と
締めくくります。
5. 震える翼
1回目よりも声がはっきりしていて、前に出てくる感じがありました。
サビの唄い方も伸びがあって良かったと思います。
30分ほどのステージで、終了後はCD即売とサイン会になっていました。
ユニットのはずなのに織川さん(?ギターを弾いていたのが織川さんとは紹介されていない)
はどこかへ行ってしまい、山口さんだけが対応していました。10人以上がCDを買おうとしている様子を見ていたところ、
中年女性が「CD持っていますか?」と尋ねてきて、持っていると答えたのに
サイン入りのCDを下さいました。なんだかよくわかりません。でも、改めて
CDを買ってサインをしてもらってきました。
どうやってLagunaのことを知ったのかと尋ねられたり、先週の渋谷のイベント
ではライブを見に来た人がいると聞かされたけれど誰だかわからなかった、という
話をされていました。
今回はのべ5曲ということで、前回よりも随分と雰囲気がわかってきました。
どの曲も私の好きなテンポで、スッと染み込むような歌を唄っているようです。
山口さんの声は中音域が良いですね。やや鼻にかかった声で、話しているときは
西村知美さんのような雰囲気があります。唄っているときはDRAMATIC BLUE BIRDの
古谷文乃さんをしっかりさせたような感じ。D.B.B.の雰囲気が好きな人には
お薦めのユニットだと思います。山口さんには「もう少しアコースティック寄り
の方が良いのでは」と言ってきたのですが、そうするとますます路線が似て
しまいそうです。現在の感じが良いのかもしれませんね。
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かみと,1999