3/8の川崎のイベントで皆にそそのかされ、室蘭で行われたNonさんの
コンサートを見てきました。
東室蘭に着いたのは12:15頃でした。東室蘭といえば、2年前の夏に
タクシーからレンタカーへ乗り換えた場所で、ある意味懐かしい場所です。
Nonさんのスタッフで何度か話したことのある男性が駅から出て行ったの
ですが、一瞬だったので特に話し掛けはしませんでした。私はまず東口を
出て、Nonさんの出身校である室蘭栄高校を見に行きました。記念に
校門の写真を撮った後、ホテルのチェックインの時間まで東室蘭駅周辺を
散策。時間をつぶすのに結構苦労しました。とりあえず駅に戻り、地元の
新聞である室蘭民報を買うものの、Nonさんのことは何も書かれて
いませんでした。ふとラジオ欄を見て、夜にSTVラジオでのNonさんの
レギュラー番組があることを思い出し、携帯ラジオを購入。普段から
ラジオくらい持ち歩くべきだったのかもしれません。ホテルのチェックインを
済ませ、会場の室蘭市民会館の最寄り駅である輪西へと向かいました。
輪西駅へは15:45頃着。市民会館へは徒歩数分といったところ。
思ったよりも古い建物でびっくりしましたが、窓には「Dear Friends」と
「星空〜会いたい〜」のポスターが張ってありました。外で待つには
非常に寒かったので、建物の中へ入って待つことにしました。16:15頃から
リハーサルの音が聴こえてきました。「あの曲もやるのか…」などと
思わせる選曲です。
まだお客さんは誰も来ていませんでした。しばらくしてNonさんの私設
ホームページの管理人さんがいらっしゃって、Nonさんの話で盛り上がって
いました。少しずつお客さんもやって来て、そのまま列になっていきました。
会場に運び込まれる花を見て、私たちも花を贈ろうということにしました。
後ろに並んでいた女性がすっかり話を聞いていたらしく、「いってらっ
しゃいよ。(並んでいる順番を)とっておきますから」という言葉に甘えて、
近くの花屋さんへ。バスケットタイプの花を頼んだところ、20分くらい
かかるとのこと。開場時間までは1時間近くあったものの、なかなか厳しい
ところです。すると、別の人から頼まれて完成しているものがある、という
ことを言われ、それを譲ってもらうことにしました。それが頼んだ条件と
一致していたのは単なる偶然だと思うのですが、とてもラッキーな事です。
再び会場へ戻り列に並んで(先頭ですけどね)、メッセージカードに
「Nonさんへ 私設インターネットホームページ参加者一同」などと書き、
前述のスタッフに渡し、再び開場を待ちました。
開場時間の18時が近づくとお客さんもかなり増えてきました。
「あの人がNonさんのお父さんですよ」と教えられた男性に続いて、
Nonさんにそっくりな女の子が現れてビックリ。どうやらNonさんの
お姉さんだったようです。
18時を少し過ぎたところで開場。今回のコンサートはCD付きということで、
入場時に「Dear Friends」を手渡されました。今回のコンサートのタイトルが
「<祝卒業>いつかまた逢えたらいいね」ということで、「Dear Friends」
であることは予想済みでした。
客席はやや傾斜がある程度で、35席の17列くらいでしょうか。2階席なども
あったようです。とりあえず最前列に座ることにしました。ステージセンター
には椅子が置いてあり、すぐ横にギターがありました。その後ろには
グランドピアノ。インストアライブなどではいつもキーボードですが、
さすがに初のソロコンサートとなると違いますね。期待が高まります。
お客さんの数は席の1/3くらいだと思います。これは多いと見るべきか
少ないと見るべきか、難しいところかもしれません。
18:35に開演のブザーが鳴りますが、なかなか始まらず、実際に始まったのは
18:38頃でした。会場が暗転し水色のノースリーブのワンピースを着たNonさんが
登場。そのままピアノの位置へ座ります。
1. 星空〜会いたい〜
弾き語り。かなり緊張している様子が伺えます。ピンスポットの照明に
照らされた中で唄っていました。
MC 「ありがとうございます。今晩はNonです。来てくれてありがとうござい
ました。最後まで楽しんでいってください。」
2. Close to you
前に出てきてハンドマイクで、カラオケに合わせステップを踏みながら
唄います。
3. 最後のダンス
こちらもカラオケ。
MC 「改めまして、今晩は。Nonです。」ここで自己紹介。「緊張しますね。
初めて地元、故郷でできるのは、大きな会場で初めてのコンサートです。」
「緊張しているので、私が喋ったら何か反応してくださいね。それで
緊張がほぐれるので。」「他には何か…自己紹介ですね。今20歳で、
今年成人式を迎えました。もうすぐ21歳になります。」両親が音楽の仕事
をしているという話。
4. Whispering morning
弾き語り。バックのスクリーンが青に変わり、すがすがしさを感じさせます。
5. Because of you
こちらも弾き語り。うまくまとまっている感じで、とても良い出来でした。
MC 再び前へ出てきてトーク。「コンサートは緊張が付き物ですね。頭が
回りません。」ここで椅子に座ります。「言い忘れたことがありました。」
室蘭の思い出について。高校3年のときに、らく山(?)という山に友達に
連れていってもらい、とても景色が綺麗だったので、改めて家族を連れて
いったことがある。都会には自然が無いので、自然が大切だと思うように
なった。自然がある方が性格に合っている気がする。
6. Letter from yesterday
ここでNonさんのギター弾き語り。アルペジオなのですが、左手の押え方は
クラシック風。ギターを始めてからの期間を考えると、とても上手です。
唄もしっかりしていました。唄が終わって安心したのか、エンディングで
間違えそうになります。
7. Please Mr. Giftman
カラオケ。リハで唄うことはわかっていましたが、ついに唄った!という
感じです。この曲の最後の音が消えそうなところでギターのストロークが
入りますが、その前に客席から拍手が起こります。最後の音を待っていた
のに、音が消されてしまっていました。怪訝な表情のNonさん。
MC 「(「Please Mr. Giftman」の最後の)ジャーンというのは無かったみたい
ですね(笑)。」「ギターは初挑戦だったんです。この曲しか弾けません。
リハーサルまでは自信満々だったんですけど…。」
8. 一番好きな夜
カラオケ。急に唄が不安定になります。水を飲み忘れたのか、喉が渇いて
いるような印象で、唄いにくそうな顔をしていました。
MC 「あっという間だったのですが、次で最後の曲です。」会場のあちこち
から「えーっ」と約束のように声が上がります。
「地元の室蘭でコンサートができて、緊張ドキドキでしたが、楽しかった
です。またライブをするときには見に来てください。」
今回のコンサートのタイトルに触れて、「卒業の人におめでとうの意味を
込めて唄います。」
9. Dear Friends
弾き語り。後ろのスクリーンが雲の流れる空のような感じになります。
落ち着いて唄っている感じでした。
数人がNonさんに花束を手渡し、本編終了。19:30頃でした。続く拍手の中
アンコール。
MC 「せっかくアンコールをしていただいたので、最近作った唄を。聴いている
人に元気を出してもらいたいと思って作った曲です。」
E1. I hope so〜明日へ〜
弾き語り。他の曲に比べると唄っている回数は少ないのでしょうけれど、
安定した内容でした。
MC 客席から「Non最高!」という女性の声がかかると「ありがとう、そんな
こと言われるの初めて。嬉しいですよ。」
ここで告知関係。次のシングルは6月リリース予定。明後日から
レコーディング入るとのこと。「違うタイプの曲と思われるかもしれない
けれど、いい曲だって言ってもらえるようにしたい。」
STVラジオの「あなたに会いたい」は3月で終了。それに代わり、4月からは
同じくSTVラジオで「アタヤンプッシュ」(水曜日深夜24:00-25:00)を
担当するとのこと。
「皆さんいっしょに唄ってください。」
E2. Dear Friends
ニュークラシックバージョンのカラオケ。Nonさんは椅子に座って唄います。
客席もすっかり合唱となっていました。2コーラス目からは立ち上がり、
時折客席にマイクを向けたりしていました。
MC 「今度は一回り大きくなって帰ってきたいと思っています。」
唄い終えたNonさんは安堵の表情でした。深々とお辞儀をしてステージを
下りていきました。
終了は19:45でした。最後は「Dear Friends」のカラオケバージョンが会場に
流れていました。
内容としては無難なところだったと思います。緊張している感はありましたが、
表情はとても明るく、MCもしっかりしていたと思います。普段からクオリティの
高いステージを見せてくれるだけに、緊張していた分だけ本領を発揮できて
いなかったとはいえ、十分満足できる内容でした。何よりも、インストアライブ
では聴いたことの無かった曲や、ギター弾き語りなど、室蘭まで行った甲斐が
あったというものです。
出口ではCDが売られていて、アルバム購入者には「Dear Friends」または
「星空〜会いたい〜」のポスターが付いていたようでした。
その後は、電車の時間までと思いつつ、結局で待ち状態に。たくさんの花は
Nonさんのお父さんが車で持ち帰ったようでした。残っていた3名のファンに
手を振りつつ、Nonさんは20:20頃タクシーで会場を後にされました。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,1999