東室蘭でNonさんを見たということは、翌日は当然のごとく三角堂の二人を 見に帯広へ。真冬並みの寒さに戻った東室蘭を8:28の特急で出発し、南千歳で 4分の乗り換え、帯広着は11:50でした。天気予報では冬日になるということで、 やはり帯広も寒い。
 まずはライブ会場のレストを探します。予め電話で問い合わせていた住所を 頼りに、すんなりと発見することができました。思ったよりも駅から近くて 助かりました。ライブの時間を聞いていなかったので、時間を確認したかった 意味もあります。扉には三角堂のポスターが張ってあり、昼夜2回ステージが あることがわかります。室蘭を早く出てきて良かったと感じずにはいられません。 最初のステージは14時開場、15時開演とのこと。中からは二人のリハーサルの 音が漏れてきていました。とるあえずは街をぶらつくことにしました。東室蘭 の駅周辺よりも時間を潰すには容易そうな感じでした。玉光堂へ行くとNonさん の交換ノートがあったりして(誰も書いていなかった)。
 14時に会場前へ行くと、女の子が二人並んでいました。なぜか「先にどうぞ」 と譲ってくれます。当日券を買うと、事務所のスタッフに名前を記入するように 言われました。後から入った女の子は前売りだったようで、結局私よりも先に 入ることになったんですけどね。入場すると、CD発売記念品の手ぬぐいなどを 手渡されました。ふくろうのイラストが入ったもの。
 会場の帯広レストは、渋谷La.mamaを70%くらいに縮小した感じのところでした。 三角形のステージもそれほど広くはありません。20cmほどの高さで、ドラムセット を置くと思われる奥の頂点部分が四角くさらに1段高くなっていました。 壁には何の因果か、三角堂のポスターの横にNonさんのポスター(サイン入り)が 貼ってあったりして。
 TAKE OFF 7のワンマンライブと同様、ステージはシンプルで、“三角堂”の 文字が刺繍された幕があるだけ。客席は丸椅子が40ほど。なかなかお客さんが 来ないと油断していたら、団体客が多いのか、急に会場が埋まってきます。 席はあっという間に無くなり、立ち見多数の100人以上のお客さんが入って いました。開演は15:05。

 MC 二人が登場するといきなり花束が流さんに手渡されます。
    流「どさんこの皆さん、こんにちは。」
    春「足をくずしてください(笑)。」
 1. それぞれの歴史
 MC 「みなさん、ただいま」
    「改めましてこんにちは。」
    CDが発売された話など。レストは以前、文化堂という名前だったそうで、
    流さんは7年前の高校生の頃にライブをやっていた。
    「今日は地元のよしみでたくさん集まってくれることを期待して、2回
    ステージをやります。」
 2. そら
 MC 流「今朝、マイナス何度?」
    春「-10度」
    流「早く起きて寒さを体験しようとしたんだよね。」
    春さんは朝が弱いため、早く起きることはできなかったようです。
    「三角堂は昨年9月から活動を始め、渋谷のホコ天は帯広で言えば広小路、
    渋谷ハチ公前はFUJIMARU前。そんなところでライブをやっていました。
    その時に無料のテープを配っていたんだけど、あっという間に無くなって、
    調子にのって真冬でも路上唄をやっていました。こっちでもやろうと
    思ったけど、刺すような寒さで止めました。」
 3. ハレルヤ
 MC 「みなさん“かちまい”(十勝毎日新聞のことらしい)見ましたか?
    卒業アルバムの記念撮影にいなくて、上の方に載っているみたい。」
 4. 会いにいくよ
    会場から手拍子が起こります。
 MC 「活動を始めて嬉しかったことは山ほどあるんだけど、“ぴあ”の国内
    アーティスト欄に載っていて、三角堂だけ浮き出て見えるんです。
    さ行の三角堂、これからもよろしくね。」
 5. たいせつなもの
    ややゆっくり演奏していました。
 6. Party Time
 MC 「この垂れ幕も手縫いなんです。あらまぁ…。」
    「おみやげがあります。ふくろう好きの私たちから、CDジャケットのふくろう
    の兄弟ふくろうがプリントされた、手ぬぐいのようなハンカチのような。
    好きなように使ってね。トイレとか。」
    「今日発売のCDにはサイン入りポスターが付きます。たくさんサインしたん
    だよ。スター気分だったね。」
    「4月からFM JAGAで番組が放送されます。FM世田谷のものをネットして
    もらうんです。タイトルは“三角堂の三角ストリートライブどうぞよろしく”
    です。“どうぞよろしく”までがタイトルですから。」
 7. あの街のどこかで
    アルペジオの部分が多くなっていました。
 8. そとに飛びだせば
    間奏で流さんはカズーを吹きます。

 本編終了は15:58。すぐにアンコールとなります。

MC 「じゃ、唄うよ。」
E1. ROUTE
    今回初めて聴いた曲。三角堂らしい前向きな曲です。
MC 「最後にデビューシングル「それぞれの歴史」をもう一度聴いてください。」
E2. それぞれの歴史
    会場から手拍子が起こります。
MC 「ありがとう。十勝大好き」

 終了は16:08でした。
 流さんの唄はいつも以上に張りがあった気がします。「そら」と 「あの街のどこかで」が特に良い出来だったと思います。 地元ということもあり、知っている顔も多いのでしょうね。流さんは とても楽しそうでした。
 第2部は18時開場。5,6人の若い人たちが入り口前にいましたが、「開場です」 と言われても入ろうとしません。私は前の方で見られなくても構わなかった のですが、外にいるのは寒いので入ることにしました。また名前を書くのだろうと 思っていたら、「先ほど書いていただけましたよね?」と書かなくてもよい ことになりました。
 今回は椅子が20席ほどに減らされていました。昼の部は年配の人も多かったの で椅子が多かったのかもしれません。2回目ということでお客さんが減るかと いう心配をよそに、あっという間に満員。120人以上の人がいたのではないかと 思いますが、人垣で全然後ろの方は見えません。階段のところで流さんの 両親と思われる二人がお客さんに挨拶していました。
 開演は19:05でした。配られた曲順を見ると1回目と同じですが、それは 予想済みでした。

 MC 「十勝っ子の皆さん、今晩は。三角堂です。そろそろ始めます。」
 1. それぞれの歴史
 MC 「改めまして今晩は。三角堂です。
    帯広空港に2日前にきました。パッチワークの模様を見ようと思ったのに、
    席が真ん中で全然見えませんでした。今日も最後まで楽しんで…って
    今日が初めてですね(笑)。」
 2. そら
    高音が苦しかったようで、ファルセットになるところが一度ありました。
 MC 「春は初めて飛行機に乗ったんだよ。緊張してたよね。」
    三角堂の活動のきっかけについて。また、三角堂の名前の由来は、
    日本語にこだわりたかったということから、春さんが1角、流さんが2角、
    お客さんが3角で、三角堂なのだそうです。今回のライブツアーも
    「1、2、三角堂ツアー」というとか。
 3. ハレルヤ
 MC 春さんはドラマ“北の国から”フリークという話から
    流「北の国に来てみてどう?」
    春「寒い。」
 4. 会いにいくよ
 MC 「昨日、FM JAGAに出させてもらいました。聴いた人いる?」
    「生唄も唄わせてもらって、4月からは「それぞれの歴史」がパワープレイ
    になることになりました。」新番組について。
    「かつまいに出ました。夢だったので嬉しい。」お客さんから「小さい夢」
    と声がかかると、「小さくないもん。」
 5. たいせつなもの
 6. Party Time
 MC お客さんへのおみやげについて。
    「明日、アルペン音更店で12時からインストアイベントがあります。」
 7. あの街のどこかで
 MC 「早いね。最後の曲になっちゃった。」
 8. そとに飛びだせば

 本編終了は19:58でした。

 MC 「久しぶりだね。初めての人もいるんだけど。次はとっても新しい曲。
    それを入れられるアルバムを早く作りたい。」
E1. 願い
 MC 流「あったかくなったらまた帰ってくるから。」
    春「中は十分暑い。」
E2. それぞれの歴史

 終了は20:10でした。
 2回目のステージでは「会いにいくよ」と「あの街のどこかで」が良かった ですね。まだまだ聴き足りない気分です。シンプルな音作りでありながら、 歌の世界の広がりと迫力を感じさせる内容でした。
 終わった後の客席は、流さんの友達がたくさん来ているようで、同窓会のような 雰囲気になっていました。
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copyright かみと,1999