Amikaさんの“初ツアー1999”渋谷クラブクアトロ編を見てきました。 開場時間に間に合わなかったので、照明ブースの下で見ようと思って いました。しかし、ステージ向かって右側のスペースや正面のカウンター席 だけでなく、照明の下も関係者席になっていて、居場所に困ります。 続々とお客さんが入ってきて、300人くらいはいたのではないかと思います。 19:15開演。サポートはGt,Vc,Dr,Key,Bsでした。Amikaさんは薄い紫色の ワンピース(?)に白のベスト。

 1. ビール
    まずはGt,Vc,Keyのみの伴奏でしっとりと始まります。
 2. 朝方
    マイクにすがるように唄うAmikaさん。
 MC 「こんばんは、Amikaです。本日は来ていただいてありがとうございました。
    たいへん、お会いできて嬉しく思います。」
    「ラジオをやることとあいなりました。いきなり言うべきか言わざるべきか
    迷ったんですが…。番組の名前が決定しました。“AM Amika”と申します。
    放送事故にならないように、というのが抱負なんですけど。寝なくても
    大丈夫な方々、限界まで私とお付き合い下さる方々は聴いていただきたく
    思います。」
 3. 住宅
    間奏で指揮するような動きをしていました。
 4. ナンを食べにいく
    エスニック調のアレンジ。

 MC 「落ち着いた感じの唄なので、少し時間をいただきたいと思います。」
    5/9のTOWER RECORDS渋谷店のインストアライブ、8/2の渋谷クラブクアトロの
    ライブ告知。「続・初ツアーとか初ツアー第2ラウンドというような
    しょうもないタイトルになるかと思いますが、また会えることを楽しみに
    しています。…でもこのライブはまだ終わりじゃないので忘れないで
    ください。」
 5. 手を振る朝
    ややリバーブが強すぎた感じ。唄い出しでは、やや音程がふらついて
    いました。それも味なのかもしれませんが。

 MC 「歌を作ることについてどんな感じなのか聞かれるのですが、粘土細工
    みたいなものかもしれないと答えていました。箱庭を作るようなものかも
    しれません。当人はせっぱ詰まって作っているし、他の人に移動させら
    れてもまた元に戻したりして…私って何言いたいんでしょう。」
    「話しているうちに明るい気持ちになってきたので、次の歌にいきたいと
    思います。」
 6. ふたつのこころ
    鮮やかさがありました。
 7. Moonlight Shadow(マイクオールドフィールド)
 MC 「この歌を選んだ理由は、どこにいてもかかっていて憶えちゃった。
    バスの中で口ずさんでいて、悲しい歌なんですけど…。」

    「(次の曲は)ぎりぎりに見つけて、ぎりぎりに決まったんですが…
    いい歌です。」
 8. Still too soon to know(エルビスコステロ)
 9. 花火
    焦燥感漂う雰囲気に仕上がっていました。

 MC ひとつため息をつきます。
    「懐かしい歌です。昔唄った歌が曲順や時期によって気持ちが変わるのが
    不思議だと思います。とても楽しいです。…それだけなんですけど。」
10. Philosophy
    バックのメンバーがお客さんに手拍子を促しますが、かえってガタガタに
    なってしまった感じ。
11. 一日
    ひたすらパワフル。
 MC 「すっかり髪の毛がボサボサになってしまって…。」

    「コードとか知らなくて自信がなくて、この歌を作った後にプロデューサに
    『このピアノを弾いたのはお前なんだよ』と言われ、CDは違うんですが…。
    私が知らないのはコードではなくてコードネームだったと、励まされる思い
    でした。いろんな意味で私のことを変えてくれた歌です。」
12. 揺れる光ない海の底
    1コーラス目は真っ赤な照明で、間奏から青い光に変わります。唄はやや
    フラット気味。情熱的な唄い方でした。

 MC 「ちょっと気を落ちつけたいと思います。かろうじて晴れて、というか
    曇りで良かったです(実際には雨が降っていた)。来て下さってありがとう
    ございました。次の歌は最後の歌になっちゃいます。早いですね。」
13. 世界
    サビでブレイクがあります。

 本編終了は20:21頃。何度もお辞儀をしてステージを下ります。拍手がそのまま アンコールの手拍子に変わります。

 MC 「ただいまです。ただ今戻りました。アルバムでまだやっていない曲が
    あります。さて何でしょう?答が聞こえないので答えたいと思います。」
    「…あっ! ON AIR WESTでライブをしたとき、『名乗っていなかったよ』
    と言われ、今回はメンバー紹介、メンバー紹介と言っていたんですが…。
    指摘ありがとうございました。」
    メンバー紹介。たろまさん(Gt)、かしわぎさん(Vc)、山下政人さん(Dr)、
    たつのすけさん(Key)、ちゅうばちさん(Bs)。
E1. How can I say
E2. Stars(ジャニスイアン)

 MC 「どうもありがとうございました。」何度もお辞儀をしてステージを
    下りていきました。

 終了は20:35でした。
 とつとつと話すAmikaさん、喋り方に妙な間があるのが不思議な雰囲気を 醸し出している感じです。歌詞の裏に見えかくれする辛らつな部分はあまり 伝わってきませんでしたが、「朝方」が一番印象的だったと思います。 後半になるにつれて音程の不安定さが気になる感じでした。しかし潜在的な パワーは確かなものが感じられました。Amikaさんの強さと弱さ、圧倒的な 迫力と、折れるような儚さをうまく表現できているライブだったと思います。
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copyright かみと,1999