種ともこ@渋谷ON AIR WEST、東野純直@渋谷ON AIR EASTでごった返す界わいに
ある渋谷nestで、ライブハウスは久しぶり(昨年末のCLUB 24 YOKOHAMA以来だと
思う)となるとみやさんのライブを見てきました。
本来ならば17時頃から始まるイベントライブで、5バンドくらい出演する
予定だったそうですが、とみやさんらがストリートで売ったチケットが170枚と
いうためか、入り口には「会場定員の関係で…」と出演バンドが2組に減った
こと、開演時間が遅くなったことの告知がありました。
170人全てが来るとは思えないにしても、ステージが低く客席もフラットな
場所だけに、後ろの方になったら小さいとみやさんは見えないぞ、という危惧から、
開場するとすぐに入場。
ストリートで二人だけでライブをしている時とバンドライブとでは全然雰囲気が
違うので、半分くらいお客さんを無くすのではないかという不安を抱いていたのは
私だけかもしれません。どうなることかと心配しながら開演を待っていました。
前評判通りお客さんはたくさん入っていて、120人くらいだったと思います。
○とみや
バンドでのライブの時は“とみやと左人さん”ではなく、“とみや”なの
だそうです。サポートはBs,Drでした。
1. Happy Side
2日前のストリートライブでは全然声が出ていなかったのですが、かなり
復活しています。あふれんばかりの元気なステージを見せてくれます。
2. 恋のダイヤル6700(フィンガーファイブ)
バンドバージョンストリートライブでも唄っていた曲。お客さんは手拍子を
します。とみやさんのハスキーな声がオリジナルに近い雰囲気なので、
妙な気分になります。
MC 「みんな元気?」「後ろの方の人見えますか?」「今日は完全なシークレット
ライブだから(笑)」ストリートでチケットを売っていたとき、家族3人で
来るからと買って入った人がいたのだそうで、大丈夫かしら?と毎晩うなされた
そうです。「『とみや!裏切り者!』と夢の中でおじいちゃんおばあちゃんが
叫んでいたような…。」
3. ランドセル
数少ないラブソングと紹介されます。郷愁を誘うメロディーと歌詞です。
この曲もストリートで唄えばいいのに。
MC 「裏切っちゃいけないということでアコースティックのとみやと左人さん
ということで、みんなからのリクエストコーナー!」普段ストリートで
唄っている曲からリクエストを募ります。
4. 翼をください(赤い鳥)
ストリート風に“とみやと左人さん”として、お客さんとともに唄います。
普段よりも音が小さいような(笑)。
ちなみに曲順表によれば「ぼくらがであったこと」を唄う予定だったようです。
それをやめてリクエストを募ったようですね。
MC 「ストリートライブこれからも盛り上がっていきましょうね」
「私のちょっと前の高校生の頃の思い出の曲を」すかさず左人さんが
「何が『ちょっと前』だ」と突っ込みます。
5. セピア色のあなた
アコースティックな雰囲気で唄います。途中からBsが加わるパターンでした。
MC ホームページについて。そのページに1000番目にアクセスした人にプレゼントが
渡されました。プレゼントはステッカー、ジャケット撮影をしたときの
ポラロイド写真、とみやさんの塗り絵でした。左人さんは塗り絵について
「いらねー!不幸の手紙より辛いかも」と叫んでいました。
6. はだしのKIDS
Bs,Percのパターンで唄います。Percが入ったことで疾走感が出ていました。
爽やかな風の流れを感じます。
MC ここでとみやさんが退場し、左人さんのMCコーナー。
「年配の方がチケットを買ってくれたんですが、ライブハウスに来て“何じゃ
こりゃ”と思っているんじゃないかと心配しているんですが…。」
「次のライブが決まっていないので、悔いの内容に過ごしましょう。」
ここでサポートメンバーの紹介。次の曲のイントロが出ると、とみやさんが
衣装を変えて登場。
7. Speak Spark
"High and high"という歌詞が出てくる曲。そういえば"Speak Spark"って、
とみやさんのラジオ番組のタイトルだったんですよね。
8. 白いゴリラ
バンドライブでは定番の曲。バンドならではの曲とも言えます。この曲では
ゴリラを真似た動きをしますが、一部チンパンジーのような気がします(^_^;)。
MC お知らせ。レコーディングが終了したとのこと。また、7月か8月には
ワンマンライブを予定しているとか。おじいさんおばあさんにも見てもらえる
ように、ホールを考えているそうです。
9. いちばん星
最近のストリートライブで少し歌詞が変わっていたことに気付いていましたが、
今回も新しい歌詞のバージョンでした(やや字余りっぽい)。今度出るCDには
新しい歌詞で収録されているのでしょうね。サビの展開がとても好きな曲。
ここでアンコール。対バンライブ、しかも最初の出演ではアンコールは好まれ
ませんが、時間的にアンコールを予定していたような感じがありました。でも、
もっと聴きたいと思う人が多かったのは事実です。
アンコールの声に応えて、既に着替えていたとみやさんが再登場。
MC 「ストリートでは辛いこともありますけれど、皆さんの『ありがとう』と
言ってくれるその一言が聞きたくて、ずっと唄っています。これからも
応援よろしくなぁ。」
「今日ノリノリで頑張れば、ニューミニアルバムでいいことがあるかも」
CDにライブ版でも収録するのでしょうか。
E1. また逢う日まで(尾崎紀世彦)
ストリートではアコースティックバージョンでもバンドバージョンでも
唄っている曲。最後にふさわしい1曲ですね。唄い終わるとお客さんから
「ありがとう」の声がかかっていました。
元々私はライブハウスでのバンドバージョンから見始めたこともあり、特に
違和感はありませんでした。“とみやと左人さん”しか知らない人には衝撃的
ではないかと心配したのですが、思ったよりもアコースティック寄りの構成が
多くなっていたので、少しは救われたかもしれません。
ストリートの時以上に生き生きと唄っているように見えたのは、照明のため
だけでは無いと思います。これからもストリートライブは続けるでしょうけれど、
ライブハウス出演も定期的に続けていってもらいたいものです。
とみやさんのステージが終わったところで、平然とステージに上がるお客さんが
いたのには驚きです。これまでに結構たくさんライブを見ているつもりですが、
そんな人を見たのは2回目(^_^;)。ステージを何とも思っていないんでしょうね。
厚顔無恥・傍若無人・非常識…そんな人と知り合いだと他の人から思われたく
ないので、私に話しかけてこないでもらいたいですね。
○Mille Face
以前から名前を聞いていて、一度見てみたいと思っていた人たちです。
Key,Bs,Dr,Vo(女),Gtの構成。
1. Time
2. Picasso
3. 強がる弱さ
4. 小さな偶然
5. 大地の歌
6. 光の扉
7. 白いカラス
8. Psychedelic City
前半はやや低めの声だったように思うのですが、3曲目から少し唄い方が
軽くなった気がしました。その辺から聴きやすくなり、どことなくのっこさんを
思わせる雰囲気が良かったですね。楽曲的に良かったと思うのは3.,7.でした。
もう一押し、魅力的な何かが欲しいところ。
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かみと,1999