三角堂の招待制ライブ「Holiday」Part 2が渋谷TAKE OFF 7で行われました。 回を重ねる毎にお客さんが増え、かなりの盛況ぶりでした。

 MC 「こんにちは、久しぶり。」
 1. たいせつなもの
    PAの関係なのか、これまで以上に春さんのギターの音に深みがあって、
    音のバランスがとても良かったです。流さんの唄はいつもながらに伸びが
    あります。オープニングにするにはもったいないほどの名曲です。

 MC 「たくさん来てくれてありがとう。生で三角堂を初めて見る人いますか?」
    「初めての人も、100回くらい来ている常連さんも仲良く楽しんで行ってね。」
    天気の良かったこの日、春さんは目覚めがとても良かったそうで、気合いが
    感じられます。
 2. ジェズ
    「景気付けに」という言葉通り、アップテンポで畳み掛けるような曲です。
    楽曲的にはちょっと強引な展開が感じられますが、聴き終わった後は何となく
    まとまっているように思えてしまいます。
 MC 春さん「腕痛いんだよこの曲は(笑)。」

 3. そら
    勇気づけられる大好きな曲です。最後のフレーズでの流さんの声は、いつ
    聴いても爽快なほど広さを感じます。これだけ声が出たら気持ちいいですね。

 MC ツアーの真っ最中だという話。各地の素敵な場所を見つけては唄ってみたり
    遊びに行ってみたりしているんだそうです。札幌の三角山放送局にゲスト
    出演した後、三角山(標高300mくらいらしい)に登ってみたのだそうです。
    緩やかな散歩コースと少し急な坂道コースがあり、流さんは真ん中にある
    崖を登った方が近いと思い、挑戦したそうです。見事に転んでドロドロに
    なってしまったとか。春さんは「人生の縮図だ。君は無鉄砲だから」と
    まとめていました。三角堂の二人は三角山を登る登山クラブ“山と緑の
    散歩道”にも入会したのだとか。これも流さんが勢いで申し込んだようです。
    「みんなも三角山に登んない?」

 4. かげろう
    今回の新曲。この曲もテンポはやや早め。サビはありがちな雰囲気ですが、
    うまくまとまっています。二人のハーモニーもバッチリです。

 MC ここで二人は椅子に座ります。
    「三角山もいいけど、海にも行きたくなって…。釣りにでも行きたい。」
 5. ねがい
    この曲は釣りに行った時に書いたのだそうです。これもまたスケールの
    大きさを感じさせてくれます。

 MC ラジオについて。三角堂を見たことがないリスナーが、どのように想像して
    いるか?という話から、逆に二人もハガキをくれたリスナーを想像している
    という話題へ。そのリスナーは、ハガキの1/3くらいしか使っていなくて
    いろいろと考えを巡らせたみたいです。
    ラジオのコーナー「堂々めぐり」から、今回も曲が披露されました。
    「キリン堂の歌」(経堂の本屋さん)はベートーベンの第九の最初のような
    雰囲気。「めがねの文明堂の歌」(帯広の眼鏡屋さん)は、ラジオCMで使って
    くれるかもしれないということで、20秒の曲。「栄陽堂の歌」(帯広の
    レコード店)は、演歌のカセットテープがたくさんあるということで演歌調。

    ここで二人は再び立ち上がります。
 6. あめが止んだら
    こちらも新曲。ゆったりした曲で、軽めの二人のハーモニーで入ります。
    いろいろなメロディーが出てくるので、少し複雑なイメージがあります。

 MC 横浜開港祭でのイベントについて。ステージが終わって帰るとき、ガードマン
    に囲まれて護衛され、最短距離で連れていかれたという話について。その様子
    を見ていただけに、結構笑える内容でした。
    「意外に外が似合うと思った曲を唄いたいと思います。」
 7. 新しい日々へ
    サビのメロディー・コード進行が絶妙です。この曲も視線が斜め上くらいに
    感じられて、前向きな雰囲気があります。

 MC 前日発売された雑誌「オリーブ」に三角堂の提供したプレゼントがあるとの
    ことで、そのプレゼントであるエルロデオの黄色いハンカチと小袋。
    流さんは結構気に入っているようで、プレゼントに出した後にまた自分で
    買いに行ったのだとか。流さんは紹介だけのつもりだったようですが、
    春さんの言葉「この場でもらえると思ったよ。」によってジャンケン大会。
    流さん「泣く泣くプレゼントしよう…。」1つずつ二人にあげる、という
    ことで、二人を選出することになっていたのですが、最後に全員が敗れて
    しまい、流さん「じゃぁ、さようなら〜」と喜々として楽屋に持ち帰って
    しまいました。会場大爆笑。「自力でプレゼントいただきました!
    また今度、ということで。」
    そして間髪入れずに次の曲へ。
 8. それぞれの歴史
    会場から手拍子が起こります。何となくテンポが早かったような感じ。

 MC 「楽しい時をありがとう。」
 9. そとに飛びだせば
    1コーラス目で大胆にコードを間違えてしまう春さんですが、あまりにも
    堂々としていたためか、流さんはそのまま唄い続けていました。

 ここで本編終了。アンコールになり二人はすぐに戻ってきます。

 MC 「皆さんプログラムを見ていますか?準備はいいですか?」
    プログラムにはリクエストのための曲のリストが書かれています。注意書きで
    「谷村新司はゆるしてネ…」とあります。これは前回のライブでの事件
    (リクエストを募ったら、谷村新司さんの「三都物語」を言われた)が
    ネタにされているもの。
    お客さんから「レモンティ」と「ROUTE」の声がかかり、春さんの判断で
    「ROUTE」に。
E1. ROUTE
    ギターのアレンジが列車や車の走る音をイメージさせます。この曲も
    テンポが早めなので、本編の盛り上がりをそのまま継続する感じになって
    いました。
 MC 次回ライブの告知。
E2. Party Time
    私がリクエストするならこの曲だったと思います。リストに書かれていなかった
    ので、初めから唄うことに決めていた曲だったのでしょう。気持ち良く
    盛り上がっています。

 約80分のライブでした。今回のライブで感じたのは"Pure"ということです。 包み隠さず小細工もせず、全力でまっすぐ突き進んでいるような純粋さがあった と思います。 今回もパワフルで美しいライブの内容だったと思います。
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copyright かみと,1999