米倉千尋さんがイベントに出演するということで、新宿まで行ってきました。 この日のイベントは、17日から4日間行われている「文化放送夏まつり」のひとつで、 会場は先日も行ってきたばかりの野村ホールです。
 文化放送「ノン子とのび太のアニメスクランブル」という番組の公開録音で、 パーソナリティは日高のり子さんと長谷川のび太さん。応募制のイベントでしたが、 私が知ったときには既に締め切りを過ぎていました。ダメ元で会場に行くと、 いかにもアニメファンらしき人たちが集まっていました。彼らは当然ながら 招待券を持っているので、外の階段の所に並ばされていましたが、私は遠くから 様子を眺めるだけ。招待券1枚で2名招待を期待していたのですが、どうやら 1名の様子。千尋さんのマネージャーの中村さんにお願いするという裏技も 考えましたが、一通りお客さんが入ったところで、招待券を持っていない人も 入れることになりました。ということで、まんまと潜入成功(^_^;)。
 170ほど用意された椅子はほとんど埋まっていたこともあり、正面の立ち見の 位置を確保します。横にはスタッフのビデオカメラが数台置いてあるような 場所です。ステージには“「Shiny Scramble」発売記念公録イベント”と書かれた 看板が下がっていました。会場で流れていたのがその曲で、日高のり子さんと 長谷川のび太さんが唄っているもの。前説で簡単な振り付けをお客さんに指導して いて、皆が素直に振り付けを憶えようとしているのが何とも言えない光景です。

 公録が始まりパーソナリティの二人が登場。長谷川さんは文化放送の人という ことで、唄は専門外であり、この後に唄って踊ることに対してかなり緊張していた ようです。
 しばらくトークがあった後、ゲストが呼び込まれます。ゲストは影山ヒロノブさん、 米倉千尋さん、大沢千秋さんでした。この日は水色のノースリーブのワンピースに 踵の高い白いサンダルで登場した千尋さん。最近ストレートにした髪はそのままです。
 千尋さんは「こうして並ぶと、思ったより小さい方なんですね」と日高さんに 言われ、長谷川さんから「スタジオで座っているときは座高の高い低いですから」 とフォローになっていない一言。長谷川さん、唄を控えて言葉を選んでいる精神的 余裕がないようです(^_^;)。
 5人が椅子に座り、唄や躍りについてのトークがあります。千尋さんは振り付け が無いということで、躍りについてはあまり訊かれていませんでしたが、初めて 人前で唄ったときのことについては、中学生の時の卒業カラオケ大会の話を していました。それがきっかけで人とうまくコミュニケーションできるようになり、 歌手になろうと決めたという話。長谷川さんが練習の時、唄わなくても良い ところでもマイクを下ろせないでいた、ということを話すと、千尋さんは 「いいですね、スタンドマイクみたいで。」とツッコミを入れていました。

 まずは今回のイベントのメインである「Shiny Scramble」の披露から。ゲストは
一度ステージから下ります。

 1. Shiny Scramble(日高のり子、長谷川のび太)
    練習の時よりもちゃんとお客さんが振り付けしているのが何とも言えません。
    なかなか異様な雰囲気です。曲の後半で、着ぐるみのスタッフが登場し、
    一緒に踊るのですが、その姿を見て日高さんは笑ってしまっていました。
 2. ゲッターロボ(影山ヒロノブ)
    かなりテンションの高いステージ。パワーで押しまくる感じでした。
    お客さんも合わせて拳を振り上げるシーンも。

 続いて千尋さんのステージとなります。

 3. WILL(米倉千尋)
    アニメ「仙界伝・封神演義」のオープニングテーマとなっている新曲。
    テンポの良い曲なのでお客さんも手拍子をしますが、若干走り気味の
    手拍子のために、少し唄いにくそう。振り付けは無いという話がありましたが、
    アクションは比較的大きいものでした。影山さんに負けていない迫力の
    ある唄で、無難にこなした感じ。

 ここで千尋さんへの簡単なインタビューがあります。この曲は原作の漫画を
よく読んで書いた曲で、比較的順調に出来たのだとか。少年漫画はあまり読まない
けれど、この漫画に登場する男のキャラがかっこいいと話していました。
 唄について尋ねられ、「唄で元気を与えられたらと思っている」との答。
今後はボーカリストとしてはもちろん、作詞作曲も頑張っていきたいと意気込みを
示していました。
 曲作りについては、鈍なときにでもメロディーが浮かぶそうで、枕元には
録音用のMDが置いてあるのだとか。外出先などでは、ディレクターの携帯電話の
留守電にメロディーを入れることもあるそうです。
 8月に「アニメスクランブル」に出演する予定がある、という話で千尋さんの
ステージは終了。

 4. アクアブルーの夏(大沢千秋)
    いわゆるアイドル系の唄い方。前の二人がパワフルだっただけに、楽な気分で
    力を抜いて聴いていられます。

 ここでのトークでは、さらにゲストとして 小林由美子さんが登場。
パーソナリティの二人を含め4人でのトークになっていました。

 最後に出演者全員がステージに上がります。

 5. Shiny Scramble
    サビの部分などは全員で唄っていました。お客さんの振り付けが見えるように
    配慮したのか、客席が明るくなっていて、結構恥ずかしいものがあります。

 この後はゲストが一言ずつコメント。千尋さんは「振りもいいもんですね、 私のライブでは無いと思いますけど。」とのこと。ゲストの中では、率先して振り を合わせていたんですけどね。
 ということで、1時間ほどの公開録音でした。アニメ関係の話題はまったく わからず、しかもかなり怪しい雰囲気でしたが、新曲「WILL」を生で聴けたので 良いことにしましょう。
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copyright かみと,1999