“SWEET SWEET SWEET”というタイトルのライブが渋谷La.mamaで行われました。 今回の出演はビタミンバナナ(河上桂子)さん、藤川玲子さん、トゥルーデマーマレード、 ランデヴーの4組。全て見たことのある人たちで、私にとってはとてもラッキーです。
 炎天下を一日中うろうろしていたこともあり、体力の温存を考えて早めに会場着。 トゥルーデマーマレードのメンバーと、インターネットや音楽のことについて あれこれ話ながら開場時間を待っていました。幸子さんはマスクを手にしていて 声も鼻声、どうやら風邪をひいたとのこと。しばらくしてランデヴーのメンバーも 現れました。今回はトゥルーデマーマレードのチケットを買わせてもらいましたが、 誰から買うかについては多少気まずいところもあります(^_^;)。迷うようなときは 最初に会った人から買うことにしているのですが。
 入場時にランデヴーの保科奈穂子さんが「今日はお一人ですか?」と尋ねてきて、 その時は一人だったのですが、中に入ると結構知っている人がいるものです。

○ビタミン・バナナ
  GtVoの女性。8/8に発売されるCDを携えてのライブとなります。
 1. さみしいというコト
 MC “ビタミン・バナナ”としては初めてのライブ。この名前は天から下りてきた、
    という感じで、ビタミンウォーターを飲んでいるときに思いついたのだとか。
 2. ねえ、愛はさあ
 3. 空が青かったりするだけで
 4. みつめているから
 5. アナタが好き
 MC 告知。アルバム、アンケート、ホームページ、ライブについて。
 6. サヨナラ
  唄はややフラット気味、テンポもふらつく感じ。声質や唄い方からして、
  アルペジオの楽曲中心の構成にした方が良いと思います。

○藤川玲子
  サポートはGtの岩田さん。ビタミンバナナさんの演奏中に服部祐民子さんが
  入ってきたのですが、私のすぐ後ろにいたのでかなり気になりました。
 1. “さみしがりやの君にあげるよ…”
 2. ビーズ
 MC 昨年春にミニアルバムを出した。昨年の夏は日比谷公園小音楽堂でライブを
    して、暑くても平気だったけれど、今年の夏はなぜか既に弱っている。
    8月の中旬が誕生日。
 3. 何もいらないくらいの恋
 4. “何となくつらい…”
 MC 夏の思い出。小さい頃、お父さんに抱えられてひまわりを殴っていたとか。
 5. はちみつの日々
    アコースティックでは初めて演奏する曲とのこと。
 6. 青い地平線
  ビタミンバナナさんの後ということだけではないのですが、迫力のある唄でした。
  今回のライブで明確に感じたのは、綾木カリン(ひぐまよりこ)さんのようだ、
  ということ。そう思って聴いていると、まだまだ若いという印象です。2,3年、
  せめて1年くらいすると良い感じになってくるかもしれません。

○トゥルーデマーマレード
  今回は打ち込みを加えての演奏。
 1. Baby O Face
    明るい曲でスタート。
 2. サイダー
    高音がかなり苦しそうです。
 3. プルシアンブルー
    比較的低音の部分が多いこともあり、唄としては安定していました。サビの
    まとめ方が印象的です。
 4. 赤いケムリ
    今回の新曲。
 MC 後藤さんによれば、幸子さんの声は練習の時よりも良くなったのだそうです。
 5. 涙のしずく
    しっとりとした曲です。
 6. かたつむり
 7. メリーメーカー
    この曲のようなポップな雰囲気はとても良いですね。
  幸子さんの声は完全に鼻声で、ライブ前よりもずっと状態が悪い感じに思えました。
  全体的なバランスもどことなくぎくしゃくした感じで、強すぎるディレイが気に
  なったり、牧さんのギターが出すぎていたりと、尖った印象でした。

○ランデヴー
  ランデヴーは男女ツインボーカルになります。男性の方はミスチルとか、
  桑田佳祐さんっぽい唄い方をしているので、サザンのフレーズなどを折り込むと、
  お客さんは安心(?)するかもしれません。
 1. 素顔のままで
 2. 愛ある世界
    良くまとまっていて、完成度の高い曲でした。
 3. ウミガメの憂うつ
    新曲。
 4. 恋慕夜話(仮)
    新曲。マイナー系のサザンオールスターズに雰囲気が似ていて、好きな
    タイプの曲です。歌詞もサザンの曲のタイトルや歌詞に使われている単語が
    多く出てきて、ニヤニヤさせられる感じ。
 MC 昨年8/16にLa.mamaに初出演してから1年になる。
 5. ワイルドいこう
 6. 誰かが世のため人のため
E1. 恋のランデヴー
    ランデヴーのテーマソングとも呼ぶべき曲。
  バンドライブらしく、音が濃厚な感じのする内容でした。ボーカルの二人は
  それぞれが個性のある声質だと思うので、合わせるのはなかなか難しいように
  思います。コーラスとしての合わせ方をするならば、メインボーカルを立てる
  ような唄い方が良いと思うのですが、それだと一般的なので、別のメロディーを
  乗せるような曲作りをして、ツインボーカルを強調した方が良いかもしれません。


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copyright かみと,1999