今年も五味美保さんのファンの集いが行われました。今回は表参道LAPIN ET HALOT でライブ形式となりました。
 私が会場に着いたのは13:30頃。スタッフの倉田さんが「受付は3時から」と 言っていて、開場自体が15時になっていることがわかります。五味Chanのファンも まだ誰も来ていないようでした。このところ毎年恒例になっている花束を買いに 行ったところ、青山通りで警察官に止められている五味Chan一行が…。 私に気付いた五味Chanは「やっちゃったよ…」と言っていました。駐車禁止かと 思っていたのですが、どうも違うようです。様子を見ているのも悪いので、 とりあえず花を買って戻っても、まだ何かやっていました。運転手は五味Chanなので 見なかったことにして会場に戻ると、しばらくして五味Chan一行が到着。 集まっていた数名のファンにgaaneさんを紹介した後、会場へ入って行きました。
 そんなこともあってか、開場時間が45分遅れてしまいました。ときどき雨が ぱらつく天候で、とりあえず早く中に入りたかったのですが、そういうわけにも いきません。どういう経路で情報が伝わったのかgaaneさんのファンもいて、 前年のファンの集いよりもお客さんは多かったですね。ライブということで、 普段は来ない人も来ていたようです。
 やっと開場になり受付で会費を支払うと、なぜか署名まですることになって いました。関係者の受付によくあるタイプのものです。
 LAPIN ET HALOTは何度か入ったことがありますが、今回はテーブルと椅子が 用意されていました。とりあえず前の方に座ったのですが、思い直して少し 後ろへ移動。お客さんが入りきらないうちに倉田さんが登場し、司会をして いました。開演は16時でした。五味Chanは黒のスリップドレスにスニーカーで 登場。コーラスでgaaneさんがサポートします。

 1. 太陽の中の恋
    カラオケ。しばらく唄っていないようで、あまり声は出ていませんでした。
    いきなり歌詞を間違えたり、やや緊張している感じも伝わってきました。
 MC 「ありがとうございました。」gaaneさんを紹介。「今日は最後まで楽しんで
    いってください。」
 2. 僕のわすれもの
    カラオケ。落ち着きを取り戻したのか、安定感が出てきていました。
 MC 「ありがとうございました」
    ここで司会の倉田さんが登場し、一度五味Chanは引っ込みます。

 普通のライブと違うのはここからで、ファンの自己紹介がありました。途中で 五味Chanが現れ、gaaneさんのファンの時からはgaaneさんも登場します。 一通り自己紹介が終わると、五味Chanはそのまま客席へ。お菓子やドリンクで くつろいだ雰囲気の中、歓談タイムとなります。五味Chanはそれぞれのテーブルを 回り、いろいろな話に花を咲かせていたようです。この頃、五味Chanの弟の 智也さんとその娘さんも会場に入ってきていました。
 歓談の後は再びライブになるかと思いきや、“サクッと漫才チックモード”という 漫才をする二人組の登場。何のことはない、五味Chanとgaaneさんでした。 それぞれが名乗っていたのは父親の名前だったのかもしれません。内容は厚底 サンダルについて。gaaneさんは小柄な人で、五味Chanは背が高い人です。 それぞれ小さいことと大きいことの不幸を訴えるもの。「本当は厚底サンダルを はきたいんじゃないの?」と実際に履き物を交換すると…30cmくらい背の差がある、 というオチでした。妙な関西弁での漫才。

 再びライブになります。まずは五味Chan。
 3. clover〜Let's stay together〜
    こちらもカラオケ。コーラスはgaaneさん。徐々に力を見せている感じは
    ありますが、かつてのレベルには達していないという印象でした。
 MC 「今日はたくさんの仲間達がかけつけてくれて、いっぱいいっぱい楽しんで
    いって下さい。」

    続いてgaaneさん。
 4. 罪を認める恋ならば
    カラオケ。まだまだ唄が粗雑なところがあります。

    自己紹介していませんでしたが、次は大場盛子さん。
 5. ノーマジーンとマリリン
    カラオケ。LIVE DENCHIのチラシではSpanishということになっています。
    丸みのある声質ですが、特徴は薄い気がします。大人っぽい雰囲気でした。

    さらにmaker'sが登場。
 6. 虹のように
    アコースティックな雰囲気は悪くないと思うのですが、あまり張り上げないで
    唄った方が良いように思います。今レコーディング中だそうで、五味Chanも
    手伝いに行っているとか。

    次のKOXIさんは中村光志さんです。
 7. サバンナ
    サポートでイエスカンパニーの木村さんがギターを弾いています。本人も
    ギターを弾いていました。彼の歌ではもっと良いものがあった気がします。

    女性ボーカルのamさんは正体不明です。
 8. 心のベル
    五味Chanの「心のベル」をカバーしていました。サポートは木村さん。
    オリジナルバージョンを知っているだけに、ややブルースがかった雰囲気や
    アレンジは納得できないところがあります。低めのキーで唄うのは、
    木村さんのところの意向のようです。

    さらにmuが登場。木村さんと、五味Chanの事務所の社長である杉村さんの
    ユニットです。以前見たときと同様に漫才風のトークから入ります。
    デビューアルバム『Mind Holiday』では、バービーボーイズのコンタさんが
    こっそり参加していたとか、ロンドンレコーディングは寒くてブーブー言って
    いたとか、今だから言える話をしていました。次は「近いところで出します」
    ということも言っていました。集まる会は、最初はデビュー記念日付近だった
    けれどいつからか誕生日付近になったという話もしていましたが、
      第1回 1993/04/18 南青山マンハッタンベイビー
      第2回 1995/09/15 渋谷WILL ON STAGE
      第3回 1996/09/15 大宮カラオケキッチン陣太
      第4回 1997/09/13 草加カラオケキッチン陣太
      第5回 1998/09/15 渋谷旨いもの倶楽部素材屋宮益坂店
    という経緯を辿っています。2回目から既に9月開催です。
 9. Happy Birthday to you
    五味Chanをステージに呼んで、お客さんと一緒にバースデーをお祝い。
    手にはウサギのぬいぐるみ(「すてきなRADIO」のPVに出てくるもの)を
    持っています。唄を聴いた五味Chanは泣き出してしまいました。

 「鼻をかんでくるね」と一度引っ込んだ五味Chan、再び登場します。
10. 涙のレインボー
    杉村さんのギターにgaaneさんのコーラス。若干コードが変わっていたり
    (間違えただけかも)、gaaneさんのコーラスの感じがちょっと危なげだったり、
    五味Chanは歌詞を間違えたりと、かなり危ない内容でした。

 MC 「今日は本当にありがとうございました。こんなに集まってくれて。
    こんだけ集まってくれたから、ラパンという素敵なライブハウスで集まる会が
    できて、皆さん本当にありがとうございました。五味美保ライブを最近
    やっていないので、どうしても皆に歌を届けたいなという気持ちから、
    黒服を着ているくららん(倉田さん)も一生懸命準備をしてくれました。
    ありがとうございました。最後はやっぱり「誕生日」を唄おうかなと
    思っているんですけど。」
11. 誕生日
    さらにコーラスとしてamさんが参加。唄い出しで間違えて、もう一度やりなおし
    ます。2コーラス目の出だしも間違えたりと、かなり動揺があったようです。

 スタッフやファンからたくさんのプレゼントや花束を受け取る五味Chan。

 MC 「10年間、歌手として今日まで育ててくれた杉村さん、どうもありがとう。
    30年前になるのかな、2日も陣痛を我慢して私を産んでくれたお母さん、
    ありがとう。産まれたときに腰を抜かしちゃったお父さん、ありがとう。
    私はずっと唄っていきたいなって思っています。皆に支えられて唄って
    いきたいと思います。これからもよろしくお願いします。」

 涙ながらに挨拶をする五味Chan。倉田さんが登場し、イベントは終了。 最終的に終わったのは18:30頃でした。客席には五味Chanの両親の姿もありました。
 出口のところで五味Chanのお母さんに挨拶されました。お会いするのは2年ぶり でしたが、名前を忘れずにいてくれたようです。帰りには一人一人に五味Chanと gaaneさんの2ショット写真がプレゼントされました。その場でサインをしている うえ、皆が写真を撮ったりしているので、思ったより時間がかかっていました。

 今回の集まる会は、LIVE DENCHIの縮小版のような企画が強く出ていて、第1回目 の集まる会のような雰囲気に近かったと思います。ファンとのコミュニケーション などはちゃんとあるのですが、なんとなくピュアさに欠けているというか、 “ファンと五味Chanのための”という主旨よりも、LIVE DENCHIのプロモーション としての雰囲気が感じられました(次回のLIVE DENCHIは五味Chanとamさん以外の 人たちが出演することになっています)。
 五味Chanの唄もあまり良い内容ではなかったのですが、昨年は単なる飲み会 だったことや、集まる会にお祭り・余興的な部分があることを考えると、ある程度 妥協できると言えるかもしれません。なかなか唄っている姿を見られなくなって いたので、久しぶりに歌手に戻った五味Chanを見ることが出来た感じです。

 9月16日、五味Chanは30回目の誕生日を迎えます。
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copyright かみと,1999