大木彩乃さんのライブが南青山マンダラで行われました。今回の対バンは TAKAMIさんだったので、結構お得な組み合わせのライブです。

○大木彩乃
  始まる直前にオルガンが用意されていることに気付きました。「屋上遊園地」が
  あるのだろう、と早速期待してしまいます。
 1. 眠る魚
    いつもよりも増して口の開き方が足りないのか、少しこもったような声に
    なっていました。サポートはChoのみ。
 MC 「今晩は、大木彩乃です。お久しぶりです。3月からマンダラでライブが無く、
    インストアライブやイベントをしていました。ここは自分のペースでできる
    ので、楽しみにしていました。」「出てくるときにドアノブで腕をぶつけて、
    ずっといたくて…血が出ていたら見える方だな、と思ったんですが、
    もう大丈夫です。」
 2. だからもっと
    ここからGtも加わります。
 3. モンペリマイピー
 MC 「暑いのが大嫌いな私は、梅雨に入って雨降っているときに家にいると
    幸せです。今日は晴れていて暑すぎるくらい。次は天気のように、心の
    浮き沈みを唄った歌です。」
 4. 天気雨
 5. ミモザ
 MC ここでオルガンに移動します。サポートメンバーは下がります。
    「古いものが好きで、今日ももらったYAMAHAのオルガンを持ってきました。
    ちょうど兄が休みだったので、オルガンを運ぶのを手伝ってもらうつもり
    だったのですが、「北の国から」の再放送をやっていて、兄も私以上に
    「北の国から」が好きで、しぶしぶ手伝ってもらいました。いろいろ嫌味を
    言われたオルガンです。」
 6. 屋上遊園地
    オルガンの弾き語り。
 7. 愛をください
    再びピアノへ戻って弾き語り。彼女の曲の中で一番好きな曲です。きっと
    この曲を聴いたライブでは毎回、この曲が好きだとアンケートに書いているん
    じゃないかと思うほどです。
 MC サポートの二人が戻ります。7/26に発売される新曲について。今回初めて
    人前で唄うのだそうです。「早口で唄わなければいけないので、寝起きだと
    唄えません。元気なポップな曲だけど、詞は痛い曲です。周りの人に意見を
    聞くと、意見が分かれます。この曲で夏を乗り切ろうと思っています。」
 8. 白昼夢
    MCにあった、その新曲です。前半はやや単調な感じで印象は薄い気がします。
    「瞬きとキス」同様、彼女らしくない曲という気がします。新境地ということに
    なるのでしょうけれど。
 9. スプリット
    やはり彼女にはこの曲のようなクラシカルな曲が合っている気がします。
10. 鈴虫
 MC 「鈴虫の季節になって、もう夏なんだなぁって思います。引き続きがんばって
    いこうと思っています。特に何も言うことはないので、唄いたいと思います。」
11. 瞬きとキス
 MC メンバー紹介。
    「最近まで(「瞬きとキス」を)まともに唄えたことが無かったのですが、
    自分のカラーと違うのでためらいがありました。でも良い意味で吹っ切れて、
    今まで自分の可能性を有限にしていたと気付かせてくれた曲です。練習嫌いな
    私が変わったきっかけの曲です。」
12. 金色の雨

  最近は高音がかすれてしまうことが多かったのですが、今回はしっかり声が
  でていました。「屋上遊園地」「愛をください」の流れは、マンダラでよく
  聴いていた頃の雰囲気を思い出させてくれます。しかし、ふと見るとお客さんが
  いっぱいになっているので、現在に引き戻されるのですが。今回は新曲の
  披露もありましたが、私にはやはり違和感がありますね。ストリングスが
  聴こえてきそうなスローの曲の方が似合っている気がします。

○TAKAMI
  サポートは鬼武みゆきさん(Pf)、越田太郎丸さん(Gt)、三沢泉さん(Perc)。
 1. 風の吹かない日
 MC
 2. 特別なもの
 3. 一秒一ミリ
    8ビートの刻み方が小気味良い。
 MC 2ヶ月ぶりのライブという話。
 4. 琥珀色の向こうへ
    以前ライブで聴いたことがある、と感じさせます。
 5. 偶然を傘にしたら
 MC 「今日は暑くて大変だったんじゃないかと思ったんですけど。さっき
    中華料理を大量に食べて眠気が…。」
 6. スープ
 7. 遠く遠く
 MC メンバー紹介。
 8. Blue Island
    いかにも夏っぽい雰囲気が漂います。
 9. Let me go again
    軽快なポップスという印象をさせる曲でした。

  大木彩乃さんの雰囲気と近い部分があり、曲によっては損している気が
  するものもありました。そうでなくても全体的に印象の薄い楽曲が多い
  という気がします。全体的に温かみを感じるボーカルが前面に出る
  音作りをしているようで、歌詞がしっかり聴こえてくるライブでした。


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copyright かみと,2000