小林清美さんのファンクラブイベントが渋谷Lanternで行われました。
Lanternといえば、清美さんがデビューした翌年に行われた20歳のバースデー
イベントの会場でした。あれから5年半…。
仕事が休みだった私は早めに会場着。Lanternがまだランチタイム営業を
している時間でした。あまりにも早すぎたので、しばらく時間を潰した後、
再び会場前へ。清美さんが現れたのは17:15頃でした。青いノースリーブに
ジーンズ、薄い水色のサングラスでした。髪はストレートにしていて、前髪が
きっちり揃えられています。いつものように嬉しそうに駆け寄ってくる清美さん。
髪型について気にしているようで、本人曰く「(神子)雅ちゃんみたい」。
あまり体調が良くなくて、栄養ドリンクしか飲んでいないと話していました。
清美さんは落ち着かない様子で、会場に入ってもすぐに外に出てきては
私に話しかけてきます。「誰も来ないね。誰も来なかったらどうしよう…」と
言っていましたが、会場のスペースの関係から予約制になった程なので、
誰も来ないわけがありません。また、この日のライブで重大発表があるとのこと。
良い話か悪い話か訊ねてもそれすら教えてくれませんでした。どうやら良いとも
悪いとも言えない感じのようです。
17:40頃には清美さんのお母さんを含む身内の方々がいらっしゃいました。
「いつもお世話になっています。どうぞよろしくお願いします」という清美さんの
お母さんの言葉に、すかさず清美さんは私に「お願いされちゃったよ」と笑って
いました。18:10頃にやっとリハーサルが始まります。その頃には続々とお客さんが
集まってきました。
18:40頃に開場となります。私は5年前と同じ場所に座りました(^_^;)。
前回はほとんどを立って唄ったこともあり、キーボードが端の方にありましたが、
今回はセンターに据えられていました。一通り着席が済んだところでディナーと
なります。今回のライブはディナー付きなのです。しかもフリードリンク。
ライブとディナーが別の時間に設定されていたこともあって、食事も順調に
進んで行きました。
19:45頃にステージ衣装に着替えた清美さんが現れて挨拶をしていきました。
挨拶もそこそこに、懐かしい顔を見つけては嬉しそうに話し掛ける清美さん。
一度戻って、20:05頃にライブがスタートとなります。セッティングの間、
「スパゲッティがおいしそう」とか、「前髪を切り過ぎて、マネージャーに
クレオパトラみたいって言われた」とか、最初のファンの集いのお好み焼き
パーティーについて話したりしていました。サポートはGt,Dr,Bsです。
1. ひとときでも
Gtの伴奏のみで唄います。ファルセットが多用されていて、ささやくような
唄い方でした。
MC ここでサポートメンバーの紹介。
お客さんがとても近いことについて、コンタクトだからお客さんの顔もよく
見えるということを話していました(ライブ前にコンタクトを付けるか迷って
いたので、私は「見えた方がいいんじゃない?」と言っていたのですが、
夏前に目の手術をしていたんですよね。なお、目の方はもう大丈夫とのこと)。
客席が近くても、見慣れた面々であることから緊張している様子はあまり
感じられません(始まる前は何度も「緊張する」と言っていましたが)。
2. 嘘の真実
低音の方は発音がはっきりしませんが、高音には張りがあって、心地よく
声が響いています。
MC
3. 夢路
アップテンポな曲なので、勢いが感じられます。
MC テーブル単位で(?)お客さんに話しかけます。
4. 夢
MC
5. 会いたくて
弱めに唄う高音はちょっと不安定になりがち。地声とファルセットとの
ギャップがちょっと気になります。
MC 「難しい答えはいらない」の歌詞が書かれたサイン入りの紙が、ライブ前に
配られていましたが、お客さんに手拍子を求めます。
6. 難しい答えはいらない
ポップなアレンジになっていました。転調も無難にこなします。
MC 「皆、下向いて詩に集中していて、失敗したかも。」
7. 自分であるために
サポート無しの弾き語り。透明感が活かされた内容でした。
MC
8. 空
唄い出しがはっきりしません。低音はどうも弱めになってしまいます。
Bメロ、サビの展開が好きな曲です。
MC 「強がっちゃうことってありますよね。男の人は女の人に『おまえは強いから』
なんて言わないで欲しいですね。」
9. 強くなんかない
この曲を聴くといろいろ考えてしまいます。
MC 「この前のライブで一番人気だった曲、何だと思いますか?」
お客さんに曲順が配られていたことを知らなかった清美さん。
10. 人魚
ちょっとサビが単調かも。
MC 「緊張するかな?と思ったんですけど…緊張しました。」
ここで重大発表。10月いっぱいで事務所を辞める、とのこと。でも、これからも
音楽活動は続けるということです。今後どこかの事務所に所属するかどうかとか
そういった話はよくわかりません。長い目でアーティストを育てる事務所で、
アットホームなところだっただけに、事務所を辞めるというのは全く考えて
いませんでした。居心地が良すぎたのかもしれませんが、世間の厳しさを考えると
かなり不安なところもあります。
11. Beautiful Day
サポート無しの弾き語りで始まります。重大発表の後にも関わらず、穏やかな
唄い方です。私の気持ちは穏やかではありませんでしたが。
本編終了。アンコールになります。
MC
E1. 二人で
弾き語り。力強い唄い方でした。
最後にサポートメンバーをもう一度紹介して終了となりました。
強さと弱さを使い分ける唄になっていて、唄そのものにはだんだん幅が出てきて
いると思います。全体の曲調が似ているので、どの辺でメリハリをつけていくか、が
課題と言えるかもしれません。あまり技巧的にならないメロディーの方が声には
合っているように思うので、今後どういう曲を作ってくるかが楽しみです。
キーボードにノイズが乗っていたのはかなり残念。
最後に事務所の社長さんと清美さんから挨拶があって終了となりました。
外に出て皆で記念撮影したりして(どうでもいいけど、私と清美さんの2ショット
写真を皆が撮っていましたが、どうするんでしょう(笑))。
事務所を辞めてしまうというのは衝撃的でしたが、彼女に音楽が好きという
気持ちがある限り大丈夫でしょう。今後のさらなる活躍を期待したいと思います。
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かみと,2000