服部祐民子さんが古巣の南青山マンダラに帰ってきました。デビュー当時に
何度も出演していた場所だけに、あの頃のようなライブが行われるのではないかと
期待して会場へ。なんとか開場前に到着すると、雨なのにたくさんの人が集まって
いました。開場後も続々とお客さんが入ってきて、あっという間に満席。通路に
椅子を並べても座れない人がたくさんいました。今回のサポートは野口明彦さん(Dr)、
岩田浩史さん(Gt)。
1. 三日月と星
唄い始める前に少し胃の辺りを押さえて険しそうな表情をしていました。結構
緊張していたようです。1コーラスめはあまり声が出ていませんでしたが、
2コーラスめからはしっかり唄えていました。この曲は服部さんの曲の中でも
特に好きな曲で、最初から服部さんの世界に引き込まれます。
2. “10年前の話をするのはもうやめよう…たどり着く場所…”
MC 「どうもみなさん、こんばんは。雨の中、こんなにたくさん来てくれてビックリ。
…ダイエーと巨人は巨人が5-3で勝っているらしいです。私のチームのことですが、
PAのたむらさんが昨日お父さんになりました。名前を考えたんですが、“エコー”
とか“マイクたろう”とか。迷惑だったみたい。今日は新しい曲、古い曲
いっぱいやりたいと思います。」ここで服部さんもギターを準備。
3. お願い
4. “人と人の隙間を捜して歩けば…”家路(?)
MC ギターを置きます。「ここでライブをやるのは、この前ゲストで2曲ほど唄った
のですが、その前は4,5年前。その頃の記憶と混じって嬉しい。」
5. マリア
唄い出しでは声にリバーブがかかっていませんでしたが、1コーラスくらい
リバーブ無しでも良かったかも。
6. 日曜日
この曲もギターを弾いていました。知っている顔を見つけたのか、やけに
にこやかな表情で唄っていました。なんだか嬉しそうで曲の雰囲気に合わない…。
MC 「ここ1,2ヶ月でライブを始めました。去年は日本全国行ったのですが、
その後、友達や好きな人と旅として行ってみました。今年はフリーになって、
レコーディングやライブのことなど、生まれて初めてやることがたくさん
増えました。レコーディングをしていて、いつ出るのか訊かれるのですが、
リリースはまだ決まっていません。」ギターを置きます。
7. GRAY SKY
MC メンバー紹介。ここでギターを持ちます。「雨止んだかなぁ。ダイエー勝った
かなぁ。」
8. RIVER
MC ここでメンバーが下がります。ホームページについて。パソコンを始めて2年
という話。
9. きゅうくつ
弾き語りです。
唄い終わると一度下がり、サポートメンバーが登場。岩田さんだったでしょうか、
「(弾き語りを)やればできるじゃん。」
10. “ガサガサの唇をなめていたから…”
11. “自分のためにしていることが…”僕の宝石(?)
岩田さんのボトルネックが合っているような合っていないような。「何でも
つまらなく思う天才」という歌詞が印象的でした。
MC ここでゲストを呼び込みます。まつだまさとさん(Pf)。
12. 会いたい
唄い出しのタイミングを間違えたのか、歌詞がとっさに出てこなかったのか、
ちょっと不自然なところがありましたが、バックがしっかりしているため、
何事も無かったかのように唄っていました。やや暗めの曲。
13. 遠回り
お客さんに手拍子を促します。「余裕をもっていきましょう」という歌詞でした
が、精神的なゆとりがあるからでしょうか。
MC
14. アドバルーン
この曲もギターを弾きます。
MC 「こんなに来てくれて嬉しかった。」
ここで本編終了。アンコールになります。
MC 「良かった。」サポートのまつださんを呼びます。
E1. 家
実家で過ごしている時の様子を唄った曲。
MC 岩田さんと野口さんを呼び込みます。「ワンマンだからすごい緊張していました。
この歌を聴いて帰って欲しい。4年ぶりくらいに唄います。」
E2. 愛してくれなかった人たちへ
PfやDrのリズムが強調され過ぎていた気がします。もう少し抑えて欲しかった
気がします。
MC 「今日は本当にどうもありがとうございました。面白かったです。」
さらにダブルアンコール。
MC 「すげぇ。2回アンコールってすげぇ。感動しました。」
感動しているのはお客さんも同じでしょう。
E3. 空白の日々
最初こそ少し堅さがあったものの、すぐに調子を戻した感じで、とても良い内容の
ライブでした。表情が明るくなっていたので、自分のやりたいことができているの
だろうということが伝わってきます。ただ、明るい表情って服部さんのイメージと
違うんですけどね。デビュー当時に唄っていた「三日月と星」、「マリア轤「愛してくれなかった人たちへ」と、あの頃の南青山マンダラでのライブを継承
しつつ、それに劣らない新曲を交えた選曲、服部さんの経歴を見せつけられるような
ものでした。これまで見た服部さんのライブの中で、最も充実したライブだったと
思います。
余談:前原あや子さんの声と服部祐民子さんの声、やはり似てます。
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かみと,2000