NAOさんのライブを見に新潟CLUB JUNK BOXへ行ってきました。この日は “宴〜第二章 春〜”というタイトルのイベントです。
 今回は少し余裕を持って(と言っても30分程度)新潟に到着。前回全くチェック できなかった“cast”(http://www.the-niigata.com)を探し、見てみたらNAOさんも 載っていました。なので、しっかり購入。
 会場へ入ると、たくさんのチラシとともにNAOさんのフリーペーパーを渡されました。 少し前に依頼されて文章を書いたのですが(400字程度)、しっかり掲載されていました。 なかなか恥ずかしくなる文章です(^_^;)。スポーツ新聞調で作られたもので、私は 番記者という扱いになっていて、これからずっとNAOさんを張り続けることになるの だろうか?と苦笑い。スタッフの方々を紹介されたりして、身に余る歓迎を受けて しまいました。私の知っているCOPPER BLUEとかWLAMとか、出演したことのある人たちの 名前を出してみても良かったかもしれませんが、当然ですがお忙しい様子だったので やめておきました(余談ですがCOPPER BLUEはここでもCD売っているようです)。

○天才少年
  Bs,Dr,GtVoのハードロック系バンド。Drは左利き。わかりやすいメロディーで演奏も
  しっかりしています。基本的に私の趣味ではありませんが、うまくまとまっている
  バンドだと思います。中盤ギターのチューニングが狂ったまま唄っていたりして、
  後半ややダレてきたのが残念なところ。

○乱舞虎
  Bs,Dr,GtVoのロックバンド。がなるタイプの唄い方でした。ややばらつくところが
  気になります。3人のユニゾンもありましたが、微妙にずれていて、もう少しなんとか
  してほしい感じ。

○NAO
  今回から新メンバーとしてGtの二人が新しくなっています。始まる前までは60人
  くらいだったお客さんが、多分倍以上には増えていたのではないかと思います。
 1. 青空
    バックの音が大きく、ボーカルが負けています。ボーカルの声質とエレアコの
    音が被っているように聴こえてしまいます。新メンバーとなったことにより、
    音が軽めになったこと、厚みを増したことがこの曲での印象でした。音が
    中高音域に集まってきているということになるのかもしれません。
    奈央さん自身はしっかりと余裕をもって唄えていました。
 MC 「こんばんは、NAOです。見てわかると思いますが、新メンバーとなっています。」
    Gtはゆうやさんとふじにいさん。
 2. だいきらい
    比較的音が聴きやすくなります。打ち込みが入るので、低音域が補強された
    感じ。CDの雰囲気を再現しているような作り方になっています。
 MC 「連休最後ですが、みなさんどうでしたか?私はツーリング行ったりとか、
    練習も…したし、ハカセ(Dr)の家族とテニスしたりして過ごしていました。」
 3. ぬくもり
    新メンバーのGtですが、まだ少しぎこちなくて、最後の方はやや怪しい。
 4. 補助輪
    新曲。ポップス系の曲でした。ノスタルジックな詞の世界が良いと思います。
 MC
 5. ちょちょら
    奈央さんはハーモニカを吹きます。イントロ前半ではマイクから随分離れた
    ところで吹いているのかと思ったのですが、単に動きを練習していただけ。
    ハーモニカの雰囲気は良かったと思います。楽曲のアレンジも工夫の跡が
    見られました。私としてはフレーズ毎にもっと大胆に変えても良いのではないか
    と思います(バリエーションを増やす)。4ビートを刻むところなど好きな感じに
    近いので、さらにキビキビとした(スタッカート気味にして)ビート感を出して
    欲しいと思います。
 MC 「次までにハープ練習してきます。」
    ライブ告知。5月はレコーディングの予定だそうです。
 6. 遠恋
    ボーカルにリバーブがかかっていて、ロングトーンで強めにしているようでした。
    最初のロングトーン部分で、リバーブのために微妙にピッチがずれているのが
    わかってしまいます。2回目以降はピッタリ合っていました。
  全体的に奈央さんのボーカルは安定していて、のびのびと唄っていることが伝わって
  きました。特に不安材料も無く、音域全体に渡って安定した唄を聴かせてくれま
  した。奈央さんの唄は、自然なビブラート、声の張り方、声の抜き方がうまいと
  思っていますが、今回の選曲では声の抜き方を活かせるところが無かったように
  思います。新メンバーの二人はまだ形ができていないようで、ソロのフレーズも音が
  少なめ。CDのアレンジを再現することなどにこだわっていないとは思いますが、
  CDの音を聴いているだけに、やや物足りなく感じるところがありました。そういう
  アレンジというよりは、まだきっちり弾きこなせていないのではないか、という
  ように聴こえるので、アドリブならアドリブで、もっとオリジナリティを持って
  ビシバシ入ってきてほしいところです。練習を重ねることによって息もあってくる
  でしょうから、今後特に心配はしていませんが。
  今回から高岡奈央として活動するという話を事前に聞いていましたが、MCでは特に
  それらしい話はありませんでした。次回CDリリースから高岡奈央名義になる、という
  ことなのかもしれません。

○ひなた
  Gt,GtVoのアコースティック系。明るめの曲で、いかにも19などから派生している
  雰囲気を感じます。軽めのコーラスがピッタリ合っていて、聴いていて気持ち良い
  です。二人ともオベーションのギターで、同じ弾き方をしている曲が多かったので、
  どちらかが別のタイプのギターにして、ギターアレンジも個別に考えるといった
  工夫が必要かと思います。ボーカルの声質はもう少し色が出てくると嬉しいところ。

 この後2バンド残っていましたが、帰りの新幹線のこともあったので、余裕を持って 帰ることにしました。外でNAOさんのアンケートを書いていたら、奈央さんがわざわざ 挨拶に来てくれて、ちょっとだけ話をすることができました。晴れ晴れとした、唄い 終えた後の満足感に浸っているような表情だったのが印象的でした。
#同じ新幹線だったのはポルノグラフィティのメンバーか?

 買ってきた“cast”のNAOさんの記事を読んで改めて、自分の感性がNAOさんの唄に 反応できたことを嬉しく思います。ただ、私が反応したのは、“気持ちの揺れ”では なく、唄やメロディーの揺れ(ある意味ではグルーブ感みたいなもの)ですが。 いずれにしても、今後の活動にかなり期待していることは間違いありません。
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copyright かみと,2001