Nonさんのライブが渋谷ON AIR WESTで行なわれました。18:30開演だったので、
慌てて向かったのですが、私が着いた18:15頃にはまだ40人くらいしか入って
いなかったようです。今回も椅子が出ていて、難なく座ることができました。
15分近く遅れてスタート。サポートはGt,Bs,Dr,Key,Gtで、全体的に若いメンバー
でした。Nonさんは赤の上に黒のタンクトップを重ね着していて、下は白に水玉の
ロングスカート。靴も白で紐は黒いのですが、ボウリングシューズのような(?)
デザインの靴でした。
1. サンダル
最近のNonさんの傾向ですが、随分しぼった声で唄っています。
2. がんばっちゃいけない恋(?)
低音が少しあやふやなはっきりしない唄い方でした。
MC 「皆さん今晩は!(客席に「今晩は」の声を求めて)皆さん今晩は!Nonです。
今日はようこそおいでくださいました。昨年4月にファーストライブをやった
ON AIR WESTで、1年ぶりに同じステージに立てて嬉しいです。今日はいっぱい
いっぱい楽しんでいきたいと思うので、皆さんも思う存分楽しんでいって
ください。」
3. 一番好きな夜
アレンジが歌謡曲系ロックのようになっていました。
4. too little palms
5. 痛み
3連の曲。曲調を考えると、もう少しソウルフルな唄い方になっても良いと
思うのですが、そうするとNonさんのイメージから外れるかも。
MC 「いい感じで気持ちはほぐれてきましたか?私の気持ちも高まったところで
ピアノに移って落ち付きたいと思います。今日暑かったですが、よくぞ来て
くださいました。4年前の7/6に上京して来たとき、37度くらいにまでなって、
『なまら(「とても」の意味らしい)暑い』と思いました。どこに買い物に
行って良いかもわからなかったので、まずは渋谷に来ました。ナンパやキャッチ
の人に声をかけられて、断る方法がよくわからなかったのですが、今はかわせる
ようになりました。」
6. 星の線路
どことなくかたい唄でした。この曲からKeyを弾いていました。
7. I wish…
MC 「I wish…」はラジオに来たお便りを元に作った曲。19歳の女の子が30歳の美容師
に恋した内容で、よく実話かと尋ねられるとのことでした。これまでは同じ位の
歳の人が良いと思っていたけれど、今は年上の人の方がいいのだろうか?と思う
ようになったのだとか(年齢層が高いファンを意識してる?)。「お互いに守りあって
支え合っていける人が見つかればいいと思っています。」
8. 教えられた微笑み
この曲は本人のKeyとサポートのGtのみ。
MC ここで簡単な自己紹介。「ピアノはかけがえの無い存在。ピアノ弾き語りの良い
ところは、歌詞を忘れても間奏を伸ばしてごまかすことができることです。」
「自分の中で落ち込んだときとか、ピアノに慰められます。」ここで、子供の頃に
お姉さんと連弾していたというミヨーの「スカラムーシュ」を弾いていました。
ちょっと間違えて笑みがこぼれます。
9. 永遠の旅人
唄声が強く響きます。良く声が出ていました。ここからはKey弾き語り。
10. Letter from yesterday
前曲とは一変して、やさしく唄っています。
MC 次は結婚した友達に捧げる歌。
11. あなたのもとへ
途中で感極まって涙ぐみながら唄っていました。
MC 「友達のことを思い出したらウルウルと来てしまいました。」
7/25に発売になるアルバム『Treatment』について。タイトルには、恋愛の治療に
なれば、という意味をこめているそうです。
12. 青い翼
ここで再びバンドが入ってきます。NonさんはKeyの位置のまま。唄はやや均一な
感じでした。
MC センターへ移動します。
13. Birth
ポップな曲で、Nonさんはタンバリンを演奏。やや乗り遅れているところがあり、
このようなタイプの曲はもっと慣れが必要だと思ってしまいます。
MC ここで曲に乗せてサポートメンバー紹介。Nonさん自身の紹介では「23歳AB型、
早くヒットを出したいな」「ファイト一発!」というセリフになっていました。
14. 夢を忘れないで
MC 「すごい楽しかったです。」デビュー当時のピアノ弾き語りイベントについて、
「誰も聴いてくれなかった。」という話もしていました。「ライブで心がけて
いることは、お客さんとひとつになって心の握手をしようということ。」
15. 握手
アレンジがスッキリとしていて良かったと思います。最後は堂々とした表情で、
「唄い上げた」という思いが伝わってくるようでした。
ここで本編終了。アンコールになり、紺のタンクトップに白のスカートへ着替えて
再登場。
MC 「CDで聴いてもらえるのもうれしいけれど、ライブで触れ合うことができるのが
一番好き。終わるのがさびしい。」
E1. Beside
音楽と自分の関係を考えて作った曲だそうです。この曲はKey弾き語り。
やや声が震えています。
MC ここでサポートメンバーが登場。キンモクセイというバンドだそうで、秋に
BMGファンハウスからデビューするそうです。「かれこれ出会って…2,3ヶ月
ですかね。」の言葉を聞いて、会場から笑いが。
E2. silhouette
MC 「本当に今日は楽しかったです。さらに大きくなって成長して向上していける
ように、デビュー当時の私らしさを大切にしていきたいと思います。これからも
ずっとずっと応援してください。」
E3. Dear Friends
終了は20:30頃でした。
Nonさんの魅力的なところはやはり弾き語りだと思うので、ポップな曲で盛り上がる
というイメージはちょっと違う気がします。無理矢理はじけた感じに持っていかなく
ても、しっとりと聴いてもらえるライブをすれば良いのではないかと思っています。
ハンドマイクで唄うときなど、どうしてもぎこちないんですよね。他の歌手の人だと、
演奏しながらだと気をとられて唄がおろそかになる(というほどではないにしても)
ことが大半だと思いますが、Nonさんは弾き語りの方が安定しているし、声も良く
出ていました。「またON AIR WESTで会えたら」と言っていましたが、ON AIR WESTに
こだわる理由があるのでしょうか。
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かみと,2001