Dr.Washingtonのライブが原宿ルイードで行なわれました。ドクワシのライブには 珍しく雨。

○月(tsucky)
  聡子さん(Vo)、佐野さん(Gt)、ふなりんさん(Key)、徹也さん(Bs,aikoさんのツアー
  メンバーらしい)、まっちゃん(Dr)の5人。かつてPooLとして活動していた聡子さん
  率いるバンドです。やっと見ることができました。
 1. オレンヂ
 2. 春
 3. 冬の歌
 4. ママへ
 5. 哀歌
 6. もみじ
  PooLの頃は激しい音楽でしたが、若干おとなしくなったような印象でした。路線
  そのものはそれほど変わっていないと言えるかもしれません。マイナー調の曲が
  多いのもあまり変わっていないことを印象付けます。「春」など後半になって
  情熱的に徐々に盛り上がっていく曲が良かったと思います。時折見せる、狂気を
  はらんだ聡子さんの表情など懐かしく見ていましたが、大半は穏やかな表情で
  唄っていました。この日から自主製作のCD「歌」発売(500枚限定だとか)。

○GrandGate
  Key,Cho(女),Bs,Dr,Vo,Gt,Trp,Trp,Sax,Saxというバンド。かつてのアラジンみたい。
  ボーカルの男性が紙を見ながらMCしていたのですが、その紙が小刻みに震えていて
  なんだか笑えました。ブラスが入っているので派手な音かと思っていたら、それほど
  でもなく、でも全体的にはクロコダイルなどに出ていそうな雰囲気を漂わせて
  いました。

○Dr.Washington
 1. 花やしきFOREVER
    いきなりこの曲から始まるとは。マイキーさんの声がよく出ていて調子良さそう。
 2. なまけもの
    イマリンのパーカッション、これでもかというくらい音が入っていました。
 3. かさぶた
    次のマキシシングルに入る曲だそうです。メロディーそのものは悪くないと
    思います。でもドクワシらしくない曲という気がします。
 4. 線香花火の恋
    松ちゃんのさりげないキーボードのフレーズが印象的でした。もう少し“遠くの
    祭りばやし”っぽい雰囲気が出てくると良い曲になると思います。
 5. NEED FRIENDS
    マーシー、いつものごとく泣きそうになっていました。イマリンのオカリナに
    ゆっくりめのディレイがかかっていたように思いますが、なんとなくずれていた
    気がします。
 6. ワッツワンダフルジャーニー
    いつものように練習(見本は松ちゃんではなく、イマリン)の後、大騒ぎの演奏に
    なります。
 7. オレンジの魔法
    この曲はやはり良いですね。ドクワシに期待する音楽の形のひとつであることは
    間違いありません。
  マイキーさんが客席に下りて、お客さんとともにアンコールしていましたが、時間の
  都合で挨拶のみして終了。
  Dr.Washingtonは楽しいだけではなく、ふと懐かしくせつない気分にさせる楽曲が
  あるからこそ、バランスが良いと思っています。ドクワシの路線として、ノスタル
  ジックなところがベースにあるべきなので、その部分を生かしていってもらいたい
  ですね。子供の心を持った大人であって、子供の心のままの大人ではないわけで、
  現実を踏まえた上で、あきらめずに夢を見ている人たちなのです。現実の厳しさとか
  夢の儚さを知っているからこそ、いつも輝いていられるのでしょう。


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copyright かみと,2001