Vikiさんのライブが四谷天窓で行われました。この日の出演者は全て女性ボーカル、 ピアノ弾き語りです。

○黒木明日香
  PfVo。
 1. a precious gem
 2. from my heart
 3. heal
    この曲からPfがサポートの女性に変わります。半音の使い方が妙なメロディー
    ラインの曲でした。
 4. destination
 5. クリスマス・イブ(山下達郎)
 6. 月虹
    この曲での声が一番出ていたと思います。
  3月からライブを初めて13回目のライブだそうです。キーは低めで、そのまま生の
  声という唄い方。アイドル系orモデル系といった雰囲気が本人からもお客さんからも
  漂っていました。

○伊藤真利子
 1. 時代
    いきなり台詞の入る曲。
 2. 少年
    サビのメロディーはきれいなのですが、Aメロのコードにかなり違和感が…。
 3. 白い馬のように
    唄が滑らかに繋がるともっと良くなると思います。
 4. ナミオト
    この曲での唄い方が印象的で良かったと思います。
 5. 愛が欲しくて生きてた
    新曲だそうです。素直で聴きやすい曲でした。
 6. 夜光虫
  前半よりも後半の曲のほうがずっと良かったと思います。ピアノの音数を増やす
  アレンジにして、しっかりと唄えるようになることを希望します。それにしても、
  MCでのキャラがおばさんっぽいと思うのは私だけでしょうか。

○Viki
 1. プロローグ
    イントロ無しで唄から入ります。最初からパワーのある唄です。
 MC 「天窓には初心に戻れるピアノがある。」
 2. それから
 3. 星空はいつも
    優しさを感じる唄い方をしていました。
 MC クリスマスの予定について。特に何も無く、こたつを買おうかと思っているとの
    こと。入浴剤は森の香りや宇宙をイメージしたものが好き、夜の井の頭公園も
    好き、という話から次の曲へ。
 4. 静寂の森
    サビで均一的なパワーのある唄になっているのですが、もう少しメリハリを
    付けた方が良いように思います。ちょっと息が詰まりそう。
 5. ちがうよ
 MC MCで面白いことを話せなくて、「コントとかできればいいのに…。」
    新しい人との出会いが多かった1年だったけれど、古くからの友人との付き合いが
    おろそかになっている気がする。そんなとき、友達から名古屋港の写真を送って
    もらった。
 6. 手紙
  全体的に唄の力が十分発揮されていたと思います。多少ミスタッチがあったものの、
  それほど気にならないレベルでした。着実に力を付けてきたことを感じさせる、
  今年のまとめにふさわしいライブだったといえるかもしれません。

○葛岡みち
  サポートメンバーとしてではなく、葛岡さんのライブを見るのは久しぶり。
  軽快なピアノ演奏はその実力の高さを十分発揮していました。3連や、合間に入れる
  装飾音など、気持ち良いくらい決まっていました。唄は矢野顕子さんっぽい傾向が
  強く、もう少し独自色が出てくると良いのではないかと思ってしまいます。MCで、
  「今日の帽子は松浦亜弥を意識してみました。歳は半分くらいなんだろうな…」とか
  Zepp Osakaでのセッションお化けの話など、ウォッカ片手のトークでした。

○小花
  DRAMATIC BLUE BIRD解散後ソロ活動を始めてから見るのは初めて。どこかで酔っ払い
  シンガーと称されていて、一体どうなっているんだろうと思っていたところです。
 1. 帰っておいでよ
 2. サウンド・エフェクトマンのメリークリスマス
    さだまさしさんの「極光」を思わせる曲でした。16分音符が並ぶメロディーで
    したが、それ以上に歌詞が入っているとか。いつも噛むらしい。
 3. アイリーン
    こちらもストーリー性のある曲。
 4. あめの唄
    前半の曲に比べ、しっかり唄えていたと思います。程よく酔いが回ってきた?
 5. グレイスハウンドの丘
    D.B.B.でも唄っていた曲ですね。その頃はビールの歌というイメージが強く、
    あまり感じなかったのですが(ボーカルが違うということもあると思う)、
    広大な草原を吹き抜けるさわやかな風を感じさせる唄でした。
  ややハスキーな声で、後半になるにつれて調子を上げていたと思います。
  ボーカルとしてはもう少しインパクトが欲しいところです。
  開始早々「私はコントしかできません」と言っていたように、饒舌な酔っ払いと
  化していました。こんなにしゃべる人だったのか、というのが第一印象。
  サバサバしたところは以前から感じていましたが、飾りっけのない衣装などからも、
  まるで家事に疲れた主婦みたいだ(さしずめキッチンドランカーか?)と思って
  しまったりして。アンケート用紙の代わりに領収書の束を客席にまわしたり…。
  でも、思い返してみると、前々からそんな予兆はあったような気もしてきました。
  飲んで唄うのはある種の照れ隠しなのかもしれませんね。

 Vikiさん関連で大木智世さん、葛岡さん関連でとちもとくみこさんが来ていました。
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copyright かみと,2001