高岡奈央さん、[ma]の出演するライブが新潟CLUB JUNK BOXで行われました。 “E-SCAR-LATION”というタイトルです。

○乱舞虎
  Bs,Dr,GtVoのパンク系バンド。やや低めのキーのボーカルで、絶叫系だったことも
  あり、なかなかつらいところ。そんな中でも一番まともだったのは4曲目の
  「The Milky Way」という曲でした。もう少しメロディーが聴こえるようになると、
  もっとまともになるのですが。

○RED JETS
  Bs,GtVo,Dr,Gtという構成の金沢のロックバンド。ややマイナー系。乱舞虎に
  比べると随分聴きやすくなります。沖縄調の「ハイビスカス」など、しっかりした
  曲でした。バンドとしてもよくまとまっていたと思います。リードギターが
  若干外し気味だったので、そのあたりが改善されるともっと良くなると思います。

○Crash in Antwarp
  Bs,Dr,GtVo,Gtのガレージ系と言えるかと思うロックバンド。ボーカルのキーは高め。
  楽曲全体を通して今一つだったのですが、バンドはまとまっていました。

○高岡奈央
  今回はGt,Bs,Percというアコースティック編成。
 1. ちょちょら
 MC 「新潟、ちょー久しぶり。」
 2. 米の力
    わかりやすいクリシェラインの曲で、とても馴染みやすいメロディーでした。
    声の感じが渡辺美里さんとか、JITTERIN' JINNの春川玲子さんみたい。
 MC 新潟は4ヶ月ぶりのライブ。「今まで磨いてきた、度胸と女を見てください。」
 3. オニ
    ボーカルのリバーブが薄めで、ボーカルが直に聴こえてくる感じ。ややBsが
    出すぎていて(このハコは全体的にロック系の音作りなので仕方がないかも)、
    GtやPercを消してしまいがちでした。
 4. デメキンの唄
 MC 「どう?女を磨いた高岡奈央は?」
    7月にミニアルバムを発売することになったことについて。
 5. らくちん
    とても楽天的な歌詞の内容。声が軽く聴こえるのも、曲に合っている感じでした。
  全体的に、女を上げたかどうかは別として、唄の安定度は増していると思います。
  地元ということもあるかと思いますが、MCもリラックスした感じが出ていました。
  バックがシンプルでタイトな音になればなるほど、奈央さんの声の持ち味が活かされ
  ますね。

○[ma]
 1. Liberty
 2. ハローラブマ
    定番のオープニングナンバーからスタート。初めKeyの外音が出ていなくて、
    どうなることかと思ってしまいました。
 3. シンボル
    随分速く聴こえます。もっと落ち着いて演奏しても良いように思うのですが。
 4. 月
 MC 2人で新潟に来るのは、2年前の秋のレコーディング以来。
 5. 今日も明日も
 6. ステップ
    今回良かったと思うのはこの曲。やっと本来の力が出てきたかな、という感じ
    でした。
 7. ALIVE
  初めて見るお客さんが多かった中、お客さんの声援に助けられて、後半になるに
  つれて本来の力を出してきたと思います。Ayakoさんはほぼ安定したボーカルを
  聴かせてくれるので、調子の良し悪しはMayuさんにかかっているといえるかも
  しれません(と、プレッシャーをかけてみる)。間違えても良いから、もっと
  Mayuさんが大胆に出てくるようになれば、バランスが良くなると思います。
  Mayuさんばかり責めているように書くのもなんなので、Ayakoさんに改善して
  もらいたいのは、英語の発音とリズムの取り方の2つを挙げておきましょう。
  逆の見方をすれば、Ayakoさんは現状からレベルアップするのは難しく、Mayuさんは
  まだまだ良くなる、ということになるかと思います。

○ひなた
  GtVo,GtVoのフォーク系ユニット。以前見たときは二人とも同じ動きをしている
  (演奏に工夫が無い)という印象でしたが、今回はそれぞれの役割を意識しているかの
  ような、相乗的にお互いの効果を活かすような内容になっていました。随分
  良くなったと思います。


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copyright かみと,2002