○SAL
  初めはKeyサポートの女性ボーカルかと思っていましたが、2曲目からラッパーが
  登場して、Keyはターンテーブルへ移動しDJになっていました。ボーカルはマイナー
  ロック系、それにラップが混ざるというスタイルで、どちらにしても中途半端と
  思ってしまいます。DREAMS COME TRUEのツアーのオープニングアクトをするよう
  です。

○NAZZU
  今回もカラオケでの唄です。
 1. FLY
 2. Still in love
 3. パスワード
 4. 永遠の夢
 5. 太陽と月
 6. Make up the Girl
  ややフラット気味の唄でした。唄い方になよなよするような変な癖がついている
  感じ。音程が若干フラつき気味で、良いところで外すフェイクなどあり、もう少し
  声量があると安定感が増すように思います。

○高岡奈央
  今回のサポートは先日の新潟CLUB JUNK BOXと同じくGt,Bs,Percのアコースティック
  バージョン。
 1. ちょちょら
    まずは挨拶代わりの1曲。最初から安心して聴いていられるくらい、本来の力を
    出せています。
 MC 「FABは久しぶり。ゆっくり聴いていってください。」
 2. 米の力
    伴奏がスッキリしていることもあり、歌詞がよく聴こえてきます。
    「お魚天国」のお米バージョンとしてタイアップでも狙っているのでは、と思う
    キャッチーでベタな曲です。程よく田舎っぽいところが曲のテーマにも合っている
    くらい。唄い方では、高音の抜き方が高岡奈央さんらしくて良かったと思います。
 MC 物販について。オリジナルTシャツですが、初め2500円で売っていたら「高い」と
    言われたので、最近は1900円で売っているとのこと。ステージで脱いだオリジナル
    Tシャツは、「ファンデーションが付いたので1500円で」と笑っていました。
 3. デメキンの唄
    曲の終わり間際、リタルダンドする前からテンポが若干落ちている感じでした。
    早いうちのリタルダンドは面白いと思います。この曲は夏のイメージが強いので、
    大サビの後でギターのみになるところで、風鈴を思わせるトライアングルのような
    音が欲しい。
 4. 補助輪
 MC 「アコースティックは好きなので、すごくおもしろい。」ライブ告知。
    タンクトップからむき出しになっている二の腕について「来月までに細くして
    くる」とのことでした。
 5. らくちん
    彼女自身の生き方の理想らしいです。誰もが楽するために苦労しているのですが、
    露骨に楽が良いと言われると…そんなにあまいもんじゃないんだよと言わせたい
    かのようです。ノンビブラートのロングトーンがスーッと抜けていく感じで、
    きれいに響いていました。
  今回は音のバランスもよく、ボーカルが引き立ち、言いたいことがしっかり伝わって
  くるライブでした。奈央さんの唄も安定していて、MCも自然にできていました。
  今まで見た高岡奈央さんのライブの中でもかなり良く、やりたいことがわかって
  それが実現できていた内容だったと思います。このようなライブを常にできるように
  して、相乗的に120％の力が出るライブを目指してもらいたいですね。

○Amika
  Amikaさんを見るのはすごく久しぶり。Bs,Key,Dr,Gt,フリューゲルホルンの
  サポート。
 1. 90％
 2. ナンを食べにいく
 3. 世界
 4. ランチ後
 5. 一枚のガム
 6. 揺れる光ない海の底
 7. 愛とその他
  かつて見ていたときよりも唄が若干強くなった気がしました。強く唄うには弱く、
  弱く唄うには強すぎる感じがしないでもありません。過渡期と言えるのかも。
  「ナンを…」「世界」「揺れる…」など、初期の曲も唄っていたのはちょっと
  ビックリでしたが、懐かしく聴かせてもらいました。ある意味変わっていなくて、
  安心していたりして。Amikaさんの唄は少し強くなったものの、演奏の方は結構
  手探り状態のような雰囲気が伝わってきて、かなりぎこちなかったですね。
  それもまたAmikaさんを表現する上では良いのかもしれませんが。

○MAMIYO
  Key,Bs,Dr,Gtのサポート。
 1. アイスクリーム
 2. 花咲かせてあげましょ
 3. 罠
 4. 夢で逢いましょう
 5. 理由
 6. ありがとう
  前回見たときはギター弾き語りとカラオケだったので、今回のようにバンドで
  ポップなのが本来の姿なのかもしれません。出てきた瞬間、なんとなく大槻真希さん
  を連想してしまいました。「罠」は少しねちっこい感じがあったものの、良い雰囲気
  でした。「理由」はサビにインパクトがあり、かなり印象的な曲。聴いた瞬間に良い
  と思ってしまうくらいです。

かみと,2002