南青山マンダラで奥野秀樹さんのライブを見てきました。素性はよく知らない人
ですが、ゲストがすごい。“49×0.7”(49の7掛け)というタイトルが付けられて
いました。業界関係者のお客さんも多かったようですが、立ち見も出るほどの
盛況ぶりでした。花束を抱えた女の人が横を通りすぎたのですが、竹内めぐみさん
でした。竹内さんらはステージ正面、一番奥の席に座っていました。そういえば
彼女はル・クプルと同じソルシエロ所属でしたね。
パッヘルベルのカノンが流れ、ナレーションが入ります。その声はキンモクセイの
白井さんのお姉さんだそうです。サポートはいがらしたけしさん(Pf)、
大本友子さん(Cho)、Nonさん(Cho)、とびくらやすおさん(Bs)、チャコさん(Dr)、
西川八重さん(Vn)、西海孝さん(Gt)。
1. 明日は月の上で
2. Yesterday Once More(カーペンターズ)
3. Your Song(エルトン・ジョン)
4. Just the way you are(ビリー・ジョエル)
MC 「路上詩人の竹内めぐみさんに倣って…」と、「Woman」の訳詞を朗読。
5. Woman(ジョン・レノン)
MC 次の曲からPfはふじかわのりこさん。
6. 木戸を開けて(小椋佳)
7. 美しい女(来生たかお)
MC ここでゲスト登場。倉橋ルイ子さん。「今回、なんでライブをするのだろうと
思った」とのこと。だんだん奥野さんの正体がわかってきます。ほとんどの
サポートメンバーがここでステージを下ります。
8. ラストシーンに愛をこめて(倉橋ルイ子)
倉橋さんを見るのは初めてだと思いますが、当然ながら「うまいなぁ」と思わせる
唄です。しっかりと力のある唄を聴かせてくれました。
MC 次のゲスト。遠藤響子さん。
9. 愛を与えられないまま(遠藤響子)
遠藤さんも活動の長い人ですが、見るのは初めてかも。結構癖のある唄い方して
いました。
MC 次のゲスト。藤田恵美さん。
10. Fiels of Gold(藤田恵美)
ル・クプルの恵美さんですが、今回のアルバム『カモミール』も奥野さんによる
ものだそうで、「アジアで売れているけれど、日本ではさっぱり」とか言って
いました。
11. ひとつおぼえの哀しいブルース
Pf,Bs,Vn,Dr,Gtの構成になります。
12. ジュリアン
13. 愛は君のよう(アダモ)
14. 7月の感傷
MC 今回のライブは昨年から企画していて、キンモクセイの「二人のアカボシ」が
ヒットしたら、止める理由が無いと思ったとのこと。
15. 君をのせて(沢田研二)
MC 再び前半のサポートメンバーが登場。
E1. Woman(ジョン・レノン)
奥野さんは田辺エージェンシー所属で1972年に19歳でデビュー、その後ディレクター
などスタッフになって23年だそうです。そういう関係で今回いろいろなアーティスト
がゲスト参加していたようです。良いものが必ずしも売れるわけではない時代、
ル・クプルやキンモクセイをヒットさせた立役者とのこと。
7月で49歳になるそうで、一般に精神年齢は実年齢の7掛けと言われているので、
イベントのタイトルが“49×0.7”となったそうです。
客席がほとんど関係者であるのも、ほとんどカバー曲であったことも、倉橋さんが
言うように唄がシャープしているのも納得できる話です(^_^;)。小椋佳さんの歌を
唄うところから想像できるような、ムード歌謡的な唄い方でした。現在スタッフとして
活動している人だけに、音楽業界の裏話や昔話など面白く聞かせてもらいました。
なんとなく音楽業界の隠し芸大会みたいなノリでしたが。
ゲストの倉橋ルイ子さん、遠藤響子さん、藤田恵美さんはそれぞれ奥野さんと
デュエットという形でしたが、大本友子さんとNonさんはコーラスのみでした。
とりあえずNonさんは特に変わった様子もなく、いつものように淡々としていました。
個人的にはNonさんは今回で見納めか?と心配しつつ見ていましたが、今度の活動は
どうなるのでしょうね。
入り口近くにしらいしりょうこさんがいました。開演前に入ってきたときから
気付いていましたが、つながりはよくわかりません。偶然(?)先日のライブで
配られたしらいしさんの無料CDを持ち歩いていた私。しっかり日曜日のライブの
宣伝をされてきました。
他にもどこかで見たことがあるような人(ル・クプルの隆二さんとか、キンモクセイ
のメンバーとか)もいたのですが、よくわかりません。
SAIL Music Laboratoryへ戻る
かみと,2002