2002/07/14 【伊藤サチコ】目黒ヤマハ

　伊藤サチコさんのファンイベントが目黒にあるヤマハで行われました。なかなかヤマハの社内に入ることなどありませんから、そういった意味でも楽しみなイベントです。13:30から受付開始とのことで、13:40頃会場着。
　会場はステージのある小さなイベントホールといった作りで、約70席ほどの椅子が用意されていました。「宿題」のジャケットで使われたウサギの被り物＋衣装や、各種ノベルティグッズ、TEEN'S MUSIC FESTIVALの写真、さらには小学校の入学式の写真や文集まで展示されています。これらの写真撮影は自由ということだったので、皆がこぞって撮影していました(私はカメラ持っていたけれど撮影せず。よってここに画像の資料はありません)。ノベルティグッズは数こそ少ないものの、よくできているものが多かったですね。

　そうこうしているうちにイベント開始の時間となりました。14:05頃。お客さんは 60人くらい集まっていたでしょうか。いくら無料とはいえ、「かなりマニアックなイベント(本人談)」にこれだけの人が集まるのはなかなかのものです。司会はヤマハの宣伝担当桝井さん。一通り展示されているグッズの説明があった後、今回期待のひとつであるビデオ上映となります。
　ビデオ上映でまず出てきたのは、当然ながらデビュー前、TEAR★DROPとしてTEEN'S MUSIC FESTIVALに参加したときの映像。唄っていた曲は「心の扉」です。TEAR★DROPはボーカルとブルースハープの伊藤サチコさんに加え、ギターの男性2人によるバンドで、確かに幼さの感じられる内容ではあったものの(2,3年前ですが…)、伊藤サチコさんのボーカルは現在の基盤となっている部分が確立されているものでした。“描かれた人がカチンとくる(?)イラスト”もステージで披露していました。続いての映像は TEEN'S MUSIC FESTIVALで文部大臣奨励賞をもらったことによる賞品として(?)、シンガポールで唄ったTEAR★DROPの映像でした。2000/01/23 シンガポールロックカフェと書いてあったと思います。唄っていた曲は「サクラチル」、浴衣でのステージです。ここまでがTEAR★DROPでの映像で、その頃は弾き語りでなかったことがわかります。続いてはレコーディングスタジオと思われる場所での様子。よくわかりませんが、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」を弾き語りしているもの。次は新宿ミロードスタジオでの公開放送の様子や、スタジオ前のスペースで「願い」を唄っている映像。どんどん最近の映像になっていくのですが、ここで「宿題」のジャケット撮影の様子がでてきます。ちょっとしたインタビューや移動中の様子、イベントでの控え室の様子なども織り込まれていました。最後はインストアイベントの模様です。TOWER RECORDSのエプロンを着けて撮影していたり、秋田に行ったときと思われるご両親との記念撮影の様子の映像など。写真撮影後にパッとご両親から離れる様子やそのときの表情など、結構恥ずかしかったのだろうと思ってしまいます。ここで唄っている曲は「兎」でした。正味20分ほどのビデオですが、伊藤サチコさんの性格や普段の様子がわかる内容でした。

　14:30頃からはクイズコーナー。ここで伊藤サチコさんがステージ奥の扉から、笑みを浮かべて少しおどけた様子で現れました。結構テンション上がっています。ビデオについて少し解説していました。TEEN'S MUSIC FESTIVALは「唯一緊張した」とか。クイズは座っている席でチーム分けを行うとのこと、各ブロックを伊藤サチコさんの曲名で4〜5人のチーム分けとなりました。私は「カレンダー」チーム。伊藤サチコさんに関連のある人たちへのインタビュー映像の中からクイズの問題が出されます。出題形式はA,B,C,Dからの4択、チームで相談して回答をし、一番成績の良かったチーム全員に「ネットオークションで取引されそうな(本人談)」プレゼントがもらえることになっていました。


Q1. KBCラジオプロデューサー武藤さん「伊藤サチコさんは見かけによらず…？」
    (C. 大食い)
Q2. 構成作家矢野さん「GREEN DAYのCDを入れていたケースが別のもの。
    誰のケースに入れてきた？」
    (C. 中島みゆき)
Q3. ヤマハの宣伝担当米澤さん「個人的に見て伊藤サチコは…？」
    (A. エロティック)
Q4. サポートドラマー吉原さん「さっちゃんは…？」
    (D. サチコっていうんだ…)
Q5. 宣伝のもちづきさん「年下のさっちゃんは…？」
    (B. 弟子として呼び捨てにする)
Q6. 「仮面キッズ」ディレクター「机でダラッとしていたさっちゃんを見て…？」
    (D. Bigになると思った)
Q7. 九州地区プロモータ原野さん「スポーツのイメージは無かったけれど、宮崎
    リゾートホテルに着いたとき、お風呂より先に…？」
    (A. プール)

(4択のうち正解のみ記載。他の選択肢までメモする時間がありませんでした)

　問題は伊藤サチコさんに関する知識というよりも、彼女が周りの関係者からどのように見られているかを想像しなければならいので、ほとんど勘が勝負です。基本的に素直に考えると当たるようでした。出題傾向を判断し、最後の問題でAかBが有力などと考えているのは私ぐらいだったかもしれませんが。個人戦だったら真剣に考えないところですが、団体戦なので少しは責任もあります。結構真剣に考えてしまいました。 Q3では全チームが“サディスティック”という選択をしていて、皆が伊藤サチコさんに抱いているイメージが疑われる場面もありました。考えてみれば前のビデオ上映の中で好きな男性のタイプに「説教のうまい人」と言っていたので、サディスティックは考えられないかも。「本当は逆なのに(本人談)」とのことでした。
　クイズは2チームがトップとなり、最終的に代表者のじゃんけんで「カレンダー」チームが優勝となりました(^_^;)。賞品はTEAR★DROPのCD「心の扉」でした。これはかなり貴重です。さらにチームの中から1名に、残り1枚となった「宿題」の頃のＴシャツがプレゼントされました。

　続いては開演前に参加者から集められた質問への回答をするＱ＆Ａコーナー。


・2002/08/11 のCLUB PHASEの出演者で一番仲が良いのは？
  junior sizeさん。いつも相談されるとのこと。岡北有由さんは仙台でのイベントで
  一緒になってから仲良くしている。
・ラジオのコーナー「サチココロンボ」の三面記事はどこから探す？
  構成作家矢野さんがもってくる。
・演奏できる楽器は？
  浅く広くなんでもやる。最近ウクレレを買った(といってウクレレを披露。演奏は
  ありません)。ギターは練習中。ドラムもやりたい。
・言葉はどこから生まれてくる？
  好きなこと、好きなものを思いついたら全部唄おうと思う。どこからか？というと
  自分から。
・これからやってみたいことは？
  「スクーバの免許、間違えた、自動車の免許をとりたい」とのこと。さらに最近
  パソコン(MAC)を買ったそうで、パソコンもやりたい。
・何色がすき？
  「富士山の色。白と青が混ざった色。だから空と雲の色も好き。」とのこと。
  さらにピンクも赤も好きだそうです。

　最後はミニライブになります。「マニアックなイベントに集まってくれたので」と、普段滅多に唄わない曲を唄ってくれました。


 1. 電車
    ライブで1回くらいしか唄っていないとのこと。高校生の頃に作った曲だそうです。
 2. 降り注ぐ雨
    東京に出てきた頃、知り合った音楽の友達に作った曲だそうです。
 MC 「これからも応援してくれとは言いません。皆が自然に待っていてくれるような
    伊藤サチコになろうと思います。」
 3. 心の扉
    最後はこの曲で締めくくります。

　「心の扉」のエンディングで伊藤サチコさんの前にスクリーンが下りてきて、彼女の撮影したビデオが上映されます。映画のクレジットロールのような作りでした。スクリーンの影から伊藤サチコさんが退場。
　最後に重大発表(!?)。オフィシャルページが開設されたとのことです。 http://www.i-sachiko.jp
　イベント終了は15:40頃でした。

　終了後は伊藤サチコさんとのツーショットポラロイド撮影がありました。写真撮るときに、TEAR★DROPのCDについて「クォリティーが…」とか話していましたが、普段からインディーズ系の音楽を聴いている私には十分満足できるものでした。帰り際、デビューに至るまでを描いた彼女自身による漫画が配られました。さらに出口ではスタッフが待ち構えていて、皆からの伊藤サチコさんへのメッセージをビデオに収録していました。

　手作りのイベントで、伊藤サチコさんやスタッフの心遣いのわかる内容でした。派手ではないものの、よく考えられていたと思います。とにかく伊藤サチコさん本人がとても楽しそうで、でも少し照れくさそうで、そんな様子が面白かったですね。

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かみと,2002