平安堂“集まれミュージシャンコンテスト”の予選大会が長野県県民会館大ホールで 行われました。歴代グランプリ受賞者が出演するということで、第2回のグランプリ [ma]はもちろん、第1回の桜井千恵さんも出演とのこと。テレビ信州「24時間テレビ」 も絡んでいるため、司会はテレビ信州の新人アナウンサーが行っていました。
 会場は2000人規模のホールですが、2階以上の客席は閉鎖されていて、お客さんは 150〜200人といったところ。今年のコンテストは今年で第4回になり、62組応募から テープ審査で10組が予選大会進出とのことでした。出演者と演奏曲は次の通り。
  1. SHAKE HANDS「Smiling face」
  2. チョコレートブラウニーサンデー「Will」
  3. 片山正志「ノーパゴーダ」
  4. native「あしあと」
  5. Tam「僕と君の歌」
  6. O.S.F.A「早々」
  7. ヤミ「日ざし」
  8. 宮川真衣「真昼の月」
  9. 風船サービス「オアシス」
  10. The Betty「be sure」
 私が着いたときは2組目の演奏終了間際でした。

○片山正志
  GtVoで比較的地味なフォーク系だったと思います。

○native
  Bs,Dr,GtVo,Gtのバンド。テレビ信州の中継が入っていて(といっても数十秒ほど)、
  意識的にこのバンドを選んでいたのではないかと思われます。安定した演奏で、
  声も良い感じ。良くまとまったすっきりとしたサウンドでした。

○Tam
  以前も見たことがあります。GtVoの女性でキーは低め。さばさばとした感じで、
  高音域がやや弱くなってしまうのが残念。武蔵野音大の3年で、声楽を学んでいる
  とか。

○O.S.F.A
  Gt,GtVoのブルース寄りのフォーク。ユニット名はOne Size Fits Allの略だとか。
  それぞれ個々にも活動しているらしいです。

○ヤミ
  カラオケで唄う21歳の女性。唄い始めたときはステージに寝ていました。透明感の
  ある声で素直な唄い方をしていました。表現者になりたいという話が印象的でした。

○宮川真衣
  GtVoの17歳の女性。ストリート系フォークでした。はっきりとした唄い方をする人
  で、明るい性格が現れていました。看護士を目指しているとか。

○風船サービス
  GtVo,Gtのストリート系フォーク。どちらかといえば有りがちなタイプ。

○The Betty
  噂のThe Bettyです(^_^;)。KeyVo,Voの16歳の女性二人。曲はシンプルで、見ていて
  いっぱいいっぱいの様子。メインボーカルの声質は柔らかい感じでした。キーボード
  のボーカルはやや特徴のある印象的な声で、こちらの彼女の方の声の方が私は好き。

 エントリーされているアーティストの出演はここまで。引き続き、歴代グランプリの 演奏になります。

○桜井千恵
  GtVo。昨年のこのイベントにも出演するといわれていましたが、出演はありません
  でした。グランプリを取った後、すずとしてメジャーデビューしていましたが解散。
 MC 「こんにちは、桜井千恵です。グランプリを取った曲を含め、3曲唄います。」
 1. 夏の青
 MC 「明るい感じの曲が少なくて、似たような曲ばかりになってしまいました。」
 2. 訳
 MC 「次は高校時代に文化祭で頑張っている生徒会の役員の人達を見て書いた曲。
    今でも越えられない、大切な曲です。」
 3. きれい
  全体的に力不足の感がありました。グランプリ受賞曲「きれい」が一番しっかりして
  いたと思います。「夏の青」も情景の浮かぶ綺麗な曲でした。
  演奏後のインタビューではきわどい質問が…。
Q:「3年前にグランプリを取って、何か変わりましたか?」
A: すずとしてデビューした話には触れず、「あまり変わっていないけれど、大きな
   ところで唄わせてもらうことがあって嬉しかったです。」
Q:「現在はどのような活動を去れているのですか?」
A:東京の大学に在学中で「大学のサークルでバンドの中で唄ったりしています。」

○[ma]
 1. シンボル
 2. To sky
    グランプリ受賞曲。私の知る限り、[ma]が海をテーマにした歌を唄っているのは
    聴いたことがありませんが、まるで海の凪の状態を思わせるアレンジでした。
 3. Always
    若干アレンジが変わっていました。前より良くなったと思います。
 4. ステップ
    11月に発売されるオムニバスCDに収録された曲とのこと。メリハリが効いています。
 5. ALIVE
    テレビ信州「ゆうがたGETニュースプラスワン」(?)のエンディングテーマ。
  The Bettyを見た後だからかもしれませんが、歌唱力、演奏技術、楽曲、アレンジ
  など、全ての点でグランプリ受賞の貫禄を感じさせるものでした。内容も良く、
  ホールが似合う二人だと思います。いつも緊張感が伝わってくるmayuさんの演奏は
  かなり安定してきていて、二人の声のバランスも良く、完成度の高いユニットに
  なってきたと思います。ayaさんの声がよく通るので、ホールの残響を考慮して
  もう少しマイクのリバーブを抑えても良かったかもしれないと思ってしまうほど。

○ジョーハープ
  第3回のグランプリ受賞バンド。途中で客席を抜けてきました。


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copyright かみと,2002