空色のひつじの磯村由紀子さんと名取友美さんが出演するライブを見てきました。 場所は下北沢Voice Factoryで、昨年方南町から移転して、4月からライブハウスと しての営業もしているそうですが、普段はミュージックスクール。奥華子さんも在籍 していたことがあったはず。客席には約30席ほどの椅子が用意されていました。 追加の椅子と立見も多数、という状況。イベントのタイトルは "Twin Keys plus ? -Acoustic music session of D-Quest & Guest-"とのこと。 磯村さんと三浦鯉登(みうらりと)さんを中心にしたイベントで、そこに劇団(?)の D-Questのメンバーが入るものでした。

○三浦鯉登
  KeyVoの男性。D-Questでは少し役者もしているらしいです。あまいタイプの声質で、
  聴かせる曲が多かった気がします。
  途中、ゲストとしてD-Questの石栗陽志さん(Vo)、濱近高徳さん(Vo,Gt)、
  小野山千鶴さん(Vo)が順に登場して唄っていました。石栗さんは太めのしっかりと
  した声で寺尾聡さんの「出航(さすらい)」を唄っていました。濱近さんは長渕剛さん
  の曲しか唄えないとのことで「パークハウス701」「STAY DREAM」。小野山さんは
  いかにもシャンソン系が似合いそうな感じ。やや弱々しい感じの唄い方でした。
  さらにVoice Factoryのオーナー劉哲志さん(KeyVo)も登場し、エルトン・ジョンの
  「Your Song」やThe BEATLESの「Yesterday」を三浦さんとジョイント。

○White K?oCoR(ホワイトカカオ)
  Vo(女),Gtのユニットだそうです。この日はGtがBsを弾いて、Dr、Keyのサポートが
  入っていました。Keyは引き続いて出演の三浦さん。
 1. 今
 2. 祈り
 3. フレンド
 4. 手紙(三浦鯉登)
 5. SOMEDAY
  透明感のある声で、キーは高め。ファルセットを多用していますが、比較的しっかり
  しているので、安定感がありました。歌謡曲的な要素が強いと思います。どことなく
  神子雅さんを思い出させる曲がありました。

○磯村由紀子
  まずは渡辺峨山さん(尺八)と二人でのステージ。渡辺さんは磯村さんと斬(ZAN)という
  名前で活動しているメンバーです。
 1. ダッタン人の踊り(ボロディン)
 MC ここで小野山千鶴さんが再登場。小野山さん作詞、磯村さん作曲の曲を唄います。
 2. 見えない光(?)
 3. 一人の景色
    村下孝蔵さんの「初恋」みたいなAメロ。間奏で転調していましたが、サビの
    繰り返し部分で転調したいところ。
 MC ここで三浦さん再々登場。
 4. みんな転勤のせいだ
 5. 夢のあとに(フォーレ)
 MC 石栗さん再登場。
 6. 桜
    盲目の18歳の少女の手紙を詩として朗読していました。その少女は亡くなって
    しまったそうです。
 MC 渡辺さんに代わり、名取友美さん登場。
 7. I hope everything is gonna be all right
 MC 磯村さんと空色のひつじとしての活動はもう8年になるそうです。名取さんと
    三浦さんはVoice Factoryの講師でもあるとのこと。ちなみにまどかまるこさんは
    パラオに行っているらしい。また海に潜っているのでしょうね。
 8. ひとりで待ってる
 9. 水に近い涙
    唄う前に名取さんが「磯村さんと三浦さんがプレッシャーをかけてくる」という
    内容のことを話していましたが、確かにバックのパワーはすごかったです。
    ちょっと危ういところはありましたが。
 MC 再び渡辺峨山さん登場。
10. 風の住む街
11. 家路(でしたっけ?)

アンコールっぽい感じで、磯村さんと三浦さんだけでのステージ。

E1. 赤いとんがらし
    磯村さんのテーマ曲だそうです(^_^;)。辛いもの好きの磯村さんらしい、中国音階
    の飛び跳ねるような曲でした。
  磯村さんのオリジナル曲のメロディの美しさを堪能できるライブでした。サラサラと
  流れるような旋律が尺八やボーカルによって色付けられているかのような内容でした。
  キーボード演奏だったので演奏のパワーを十分に伝えられていたかは、ちょっと疑問
  なところもありますが、存分に楽しめるステージでした。


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copyright かみと,2002