拝郷メイコさんのワンマンライブがSHIBUYA BOXXで行われました。最近はずっと ギター1本での“10000人のメロディ”がほとんどだったので、久々のバンドライブと なります。入場時に「メロディ」のジャケットの写真を使った、首から下げるパス のようなものを受け取りました。参加者へのプレゼント以外に、受付の外にある トイレなどへ行ったときの再入場を判断するためのものだったのかもしれません。 会場には椅子が150席程度並べられていて、ステージ中央には張り出し部分が ありました。
 サポートメンバーが登場し、19:05頃に雑踏のSEの中、唄い始めます。

 1. 手紙
    ア・カペラで唄います。ワンマンライブ「メロディ」は静かに始まりました。
 2. やさしいちから
    バンドの音が入ってくると、久しぶりなのにすぐにバンドがいつものスタイルの
    ように感じてしまいます。
 3. 木綿
 MC 「ワンマンライブ「メロディ」へようこそ。…顔が緩んでしまいます。こんなに
    たくさん来てくれるとは…ちょっとしか思いませんでした。いろいろな選択肢が
    ある中、拝郷メイコを選んでくれてありがとう。早くも鳥肌が立っています。
    それぞれみんなが唄を受け取ってくれれば嬉しいです。ほんとにありがとう。
    これしか言えないよね。今日は全部が成功だと思っています。思い出に残る
    シーンを10個、BBSに書いてください。」
 4. 桜のころに
    しっとり、じっくりと唄い上げます。前半で良かった1曲。ロングトーンでの
    ビブラートが曲の深みを増していました。
 5. 虫歯
 6. よるのなか
    後ろから照らされたライトの中、目だけがキラキラ輝いていました。
 MC サポートメンバーはステージを一旦降ります。
    「今日は対バンライブとは違って、お客さんはみんな私のことを知っている。
    みんな歌詞を知っている。みんながいてくれて気持ちいい。弾き語りしか見て
    いない人にバンドの中の拝郷メイコを知ってもらいたいと思います。これからも
    よろしく。10000人のメロディは3258人。10000人に聴かせるだけなら、渋谷の
    駅前で10回くらい唄えば達成できるけど、1対1じゃないと気持ちが伝わらない。
    弾き語りを聴いてもらいたいと思って練習してきました。」
    ここで張り出し部分に出てきて、ステージの一番先に座ります。
 7. いいこ
    先日発表したばかりの新しい曲。
 8. 僕に降る雪
 MC 「あと6000人。10000人いったら…今は田植えをしている状況。みんなの心に
    植え付けた種がだんだん育って、花を咲かせるようなもの。花が一面に咲いたら
    お花見会をやりたい。」
    ホームページで応募した人向けの抽選会。賞品はライブ終了後のバックステージ
    パスで3名のお客さんを選ぶ際、まんぼうさんがステージに登場。彼はオフィシャル
    ページの管理人とのこと。さらにCD即売の告知。今回は皆が持っているだろうから
    ということで、生写真付きでした。ライブ告知の後、お客さんを立たせます。
    「さらにゲストが…」と言って、お客さんに座っていた椅子の裏を見るように
    指示。椅子の約半数に鈴などの打楽器が付けられていました。
    「みんなの中から手拍子が起こって嬉しかった曲を」
 9. ホーム
    今回はお客さんの演奏付き(^_^;)。
 MC ここでサポートメンバーが戻ります。
    「今日は忘れ物を1つしました。」ステージのドリンクの上に置いてあるサルの
    人形、今日は別のものをスタッフが探してきてくれたのだとか。
10. ななしのおさる
    ブルース調のアレンジになっていました。Key,WBsが良い味を出しています。
    ここでメンバー紹介。
11. サーカス
    本人の演奏無し。アコーディオン部分はキーボードで。
12. 空と海
    こちらも本人の演奏はありません。曲調や動きが、高木郁乃さん(Jungle Smile)を
    思い出させます。
13. ゆうぐれ
    こちらも本人の演奏無し。少し抑え気味の唄になっていた気がします。
 MC お客さんを座らせます。
    「唄でありがとうの気持ちを表すけど、言葉でも言いたい。皆違うけれど、ここに
    いるきっかけが私の唄だった。音楽についてよく訊かれるけれど、拝郷メイコの
    人生を歩んで、良い音楽がでてきたら良い。音楽が全てではないと思っている。
    でも今日、音楽はもっと深いものだと思った。唄えなくなったら淋しいと思う。
    歌は作った時点で終わりじゃなくて、聴いた相手の心に入って成長していく。
    私の曲を育てていって欲しい。」
14. トマトスープ
    久しぶりのバンドバージョンである良さがひしひしと感じられます。「花火」と
    いう言葉が出てきますが、以前は花火の音っぽいドラムの叩き方をしていました。
    最近はストレートにリズムを刻んでいるようです。
15. 世界
    唄い方がダイナミックです。
16. メロディ
 MC 「みんなの中で(曲が)育ったでしょうか。これからも私は成長していって、
    みんなも成長していっておじいちゃんおばあちゃんになっても、新曲を書いて
    いたい。」
17. 家路
 MC 「みんな一緒に大きくなりましょうね。」

本編終了は21:08頃。本編だけで丸2時間です。メンバーへ向けて投げキッス、
お客さんへも少し照れがちに。
アンコールになります。

 MC 「お父さん、お母さん、おいらは幸せです。」
    「ワンマンライブが終わると思うと淋しい買ったけれど、いいライブができたと
    満足しています。近いうちにまたワンマンライブやります。」
    「(アンコールについて)全部やったんだけどね。最後にこの曲を。」
E1. メロディ
    サポート無しの弾き語りで、前に出てきてアンプラグドでの唄でした。
    この日の1曲目「手紙」はストリート(SE)で始まって、アンコールの「メロディ」で
    ストリート(マイク無し)に帰ってきたような演出。

 終了は21:20頃でした。完成度の高さはいつも通りで、聴いていてしっかりとした 充実感がありました。どの断片を切っても鮮明な映像となって浮かんでくるようです。 構成もいろいろと考えられていて、過ぎた時間を感じさせない内容でした。 下北沢でのストリートライブや、渋谷ON AIR WESTでのライブ、デビュー直前の四谷天窓 などのことを思い出して聴いていましたが、四谷天窓の頃から比べるとお客さんの数は 2.5倍くらいでしょうか、まだまだ頑張らないといけませんね。これだけの力があるの だから、もっとお客さんがついても良いはず。
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copyright かみと,2003