表参道FABで米倉千尋さんのライブが行われました。ツアーの初日、しかも日曜日。
今回はチケットの番号が100番台だったこともあり、ギリギリまで代々木公園にいて
開場時に到着。FABでは狭すぎるのではないかという予想通り、300人くらい詰め込んで
いたのかもしれません。FABでこれだけの人がいるライブに参加するのは初めてかも。
無理に前には行かずに(そもそも行けない)、開演前に余裕を持って新しい
ツアーグッズを購入。新商品はTシャツ(2500)、パーカー(5000)、
マフラータオル(1500)、リストバンド(1000)、携帯ストラップ(1500)、
キーホルダー(500)。合計12000円也。
若干ですが以前のグッズや、昨年横浜でのライブで限定販売だった(^_^;)クオカードも
ありました。
これらの商品を買って、荷物と共にコインロッカーへ押し込み客席へ向かうと、
その途中でCDの物販。3000円以上購入で「SMILE GO HAPPY」のスペシャルエディション
CDがもらえるとのことで、せっかく荷物を入れたのに…と思いつつCDを購入。
ポスターまでついてきました(^_^;)。
Bellwoodの浅沼さんを千尋さんのライブで初めて認識しました(^_^;)。
また、開演までのちょっとの間、元(?)プロデューサーの佐藤さんと世間話(笑)。
2時間くらいのライブになるということだったので(開演までの時間を含めると3時間
近くになりますし)、休みながら見られる壁際に移動。
18:06頃開演。サポートはBs,Dr,Key,Gtでした。千尋さんは胸に大きく"23"と書かれた
ユニフォーム風のシャツ(?)で登場。
1. 夏の終わりの花火
第一声は少し鼻声かな、という印象でした。間奏でのGt、入り場所を間違って
いましたが、その辺はご愛嬌。
2. TRY ON MY DREAMS
イントロでマイクを落とす(?)千尋さん。こちらもご愛嬌ということで。
初期の千尋さんの曲の中でも好きな1曲です。
3. 桜色の街
MC 「皆さん今晩は、米倉千尋です。今日は最後までめいっぱいやるので、
楽しんでいってください。」
4. Butterfly Kiss
5. 嵐の中で輝いて
6. 永遠の扉
高音までしっかり出ていました。キーを下げたのかも。
7. I believe
MC 「改めまして米倉千尋です。今晩は。ここからは今回のアルバムから聴いて
ください。」
8. Bridge
前半で良かったと思う1曲。アレンジがかっこいい。
9. 口づけを歌うように
10. 月に願いを
青いオベーションのGtを弾きながら唄います。
11. stars
この曲のサビでのコード進行は好きなタイプ。少しリバーブ強めという気がしました。
MC 「皆さん、今晩は米倉千尋です(3回目だ…)。いつ喋るんだろうと思ったでしょう。」
この日は夕方から雨になったのですが、「最近晴れ女になった」と話す千尋さん。
やっぱり雨になったか、と思っていた私には信じられません(^_^;)。今回のツアー
は初めての挑戦という話。今回も初めて見に来た人がどれくらいいるかを
お客さんに尋ねます。
「春といえば卒業」という話から「止められない時間を感じるとき、気持ちの
変化からできたアルバム『Spring』は、ストレートなボーカルや音で、温かさを
交えて作ってみました。」
奥井雅美さんとのコラボレーションについて。ユニット活動はソロと平行し、
期間限定であることを強調していました。
12. さくら咲く日に
千尋さんのラジオ番組「SMILE GO HAPPY」から誕生した曲。
13. 想い出がいっぱい(H2O)
最新シングルのタイトル曲。オリジナルは典型的なクリシェですが、CD同様、
クリシェをあえて無視したようなアレンジになっています。
この曲でもギターを弾いている千尋さんですが、2つのコードだけで弾き通して
いました。あまりギターの音は聴こえていないものの、かなり無茶な気が…。
MC 「お約束の大盛り上り大会です。」
14. It's a beautiful day
MC メンバー紹介。岡野大介さん(Dr)、村上聖さん(Bs)、五十嵐勝人さん(Gt)、
高山和芽さん(Key)。
15. 学園天国(フィンガーファイブ)〜「手紙」
「Are you ready?」「Yeah!Yeah!」と、お客さんとの掛け合い部分までは
「学園天国」でした。
「「手紙」」では、ポップな雰囲気が良く出ていて、ブレイク部分がきれいに
決まっていました。
16. 空はひとーつ!!
この曲の歌詞の乗せ方と唄い方が気に入っています。
17. Sweet True Love
この曲は相変わらず私には合わない。
MC グッズのリストバンドについて。なお、昨年は"CY"と書かれたものでしたが、
今年は"CHR"となっています。
「また東京来るから。」
18. Start on a journey
それほど派手さはないと思っていますが良い曲です。前作『jam』からの流れを
感じさせる、千尋さんらしいアルバムタイトル曲。この曲で終わるというのは、
今後の展開を感じさせます。
本編終了。19:35頃でした。アンコールになります。
MC 「アンコールありがとう。」今回のグッズである黒いTシャツに着替えてきた
千尋さんとサポートメンバー。
E1. WILL
イントロがガラッと変わっているので、最初「WILL」だと気付きませんでした。
結構センセーショナルな音作りでした。
E2. 約束
名曲ですね。歌に広がりがあって、改めて「良い曲だなぁ」と思いながら
聴いていました。この曲でもギターを弾く千尋さん。
MC お客さんからメンバーそれぞれに声がかかります。「気遣いのあるお客さんだ。」
「出会いは嬉しい。大切に蓄積していきたい。」
E3. My song for you
もっとシンプルなアレンジにした方がこの曲らしいと思います。
ここで19:56頃。ダブルアンコールになります。
MC 「今日は来てくれてありがとう。ツアー初日、また皆さんに会えることを期待して
この曲でお別れしたいと思います。」
E4. いつの日か
MC 「ツアー初日来てくれてありがとうございました。また会いましょう。」
終了は20:04頃。客席に「おやすみのうた」が流れていました。
唄は全般的に安定していました。強いて言うならば後半、疲れからか音程が若干
ふらつき気味になったのですが、普通に聴いていれば気にならないレベルです。
また、喉を絞めたような唄い方だった気がします。声をコントロールしやすいから
かもしれません。アルバムの中では様々な唄い方、声を使っていますが、ライブでは
なかなか伝わりにくいかも。
全体的に、アルバム発売に伴うスタンダードなライブという印象でした(悪いこと
ではありません)。ステージがそれほど広くないこともありますが、千尋さんに
あまり動きはなかったですね。あまり無理せずにペース配分をしっかり考えた
ライブだった気がします。
構成としては、前半に勢いのある曲を固めてきて、徐々に穏やかになって、後半で
もう一度盛り上がり、アンコールは比較的抑えめ、という印象でした。盛り上がりたい
人は前半に飛ばしていっても良いかもしれません。むしろ前半で「こんなに飛ばして
後半大丈夫なのだろうか?」と思っていたくらいだったので、そのままのノリで
通さなかったのは正解かも。最近は横浜でのアコースティックライブなどだったので、
盛り上がりたいライブを心待ちにしていた人には、後半少し間延びしていたかも
しれませんね。それに、MCは少なめでラジオリスナーには肩透かしかも。また、
当然ですが、最新アルバムをある程度聴いていないと中盤は物足りないでしょうね。
盛り上がり部分とじっくり聴く部分のメリハリを楽しめて、最新アルバムを
聴き込んでいけば、このツアーのライブはかなり楽しいと思います。他の公演で
どの程度曲を変えてくるかはわかりませんが…(4,5曲くらい追加・変更になる可能性が
ありそうです)。
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かみと,2003