○トミエ
  GtVo。オープニングアクト。
 1. 仮想(かそう)
 2. 逆光
 3. 手
  細い声で頼りなさを感じさせる唄い出し。キーは高めです。最後の「声」で
  しっかりとした唄を聴かせてくれました。楽曲や唄い方、見た感じなど、
  どれもかなり地味な印象ですが、きっとそこを売りにしているのではないかと
  思います。

○守屋里衣奈
  Gtのサポート。いつもながらに張りのある声です。中音域は少しハスキーさが
  感じられて、我那覇美奈さんを連想させる雰囲気がありました。きっと彼女の
  代表曲と言える「地図がない」をはじめ、しっかりとした内容でした。

○高岡奈央
 1. ちょちょら
 2. デメキンの唄
 3. 独歩(仮)
 4. 米の力
 5. 進め進め
 6. “夕方バス停から…”(タイトル未定)
    ミディアムテンポで手拍子に合わせて唄う曲。後半の「ラララ」部分を時間が
    ある限り繰り返したくなるような曲です。お客さん参加型を意識している作り。
  珍しくスカート(ワンピース?)の奈央さん。前半は少しかたい感じがしましたが、
  中盤以降は安定していました。3曲目が比較的おだやかな曲(本人曰くかわいい曲)
  なので、ちょっとしたインパクトになっていました。6曲目はまだできたばかりの
  曲とのこと。初めてコンテストに出たときに、急に1曲追加で唄うことになり、
  お客さんの手拍子で唄った「メルセデス・ベンツ」(ジャニス・ジョップリン)の
  ような曲を作りたいと思って作った曲だそうです。
  オフレコではないとのことなので書いてしまいますが、2003年6月に徳間ジャパン
  コミュニケーションズからメジャーデビューするそうです。これまで同様、新潟
  拠点で活動するとのこと。

○入日茜
 1. 春霞
 2. 別れの情景
 3. 真実
    好きなタイプの曲調でした。
 4. 真夜中の猫
    若干後半の方が変わっていたような。
 5. 魂のうた
 MC 「生まれ変わるなら、生と死の関係ない、そこに居続けるものが良い。生まれ
    変わらなければいいのか…。」
 6. シルエット
  全体的に演奏の安定度は増していたと思います。声も比較的出ていました。
  「魂のうた」でのファルセットはリバーブが効いていたこともあり、空を突き抜ける
  ようでした。

○NUU
  Keyのサポート。
 1. 縫う
 2. hometown
 3. あしか
 4. うまれた日
 MC バリに行ってきた。携帯電話を持っていないので、周りに迷惑をかけている。
    「人は余裕を作るために携帯電話を使ったり、速く移動したりしているはず
    なのに、その空いた時間はどこへ行ったの?もっと休もうよ」
 5. ただ
 6. やけど
    なかなかタイトルが決まっていなかったという曲。
  全体的に不調。Keyの演奏が派手に間違っていたり(知らない人はわからないかも
  しれませんが)、NUUさんの声も高音域が不安定。7割くらいの力しか出せていなかった
  ように思います。なんだかもったいない。

○長谷川都
  中村キタローさん(Perc)、石崎光さん(Gt)のサポート。
(0. “ごきげんいかが…”)
    自己紹介の曲。
 1. わたしはおんなのこ
 MC 「男子ばっかりですね。」
 2. はなうた〜明日が思い出になるまえに〜
 3. ミルク
    浜松町のイメージに合わせてジャズアレンジ(浜松町がジャズな理由は不明)。
 4. この街のどこかに
 5. おとなのこども
 MC ライブを聴いてとても良かったと言ってくれた男の人が、自分の音楽も聴いて
    欲しいとMDをくれた。聴いてみたらヒップホップだった。ジャンルを越えて気に
    入ってもらえたことは嬉しい。
 6. 忘れないよ?
(7. “ありがとう…”)
    最後にお礼を込めた唄。
  最近特に楽しそうに唄っている長谷川都さんです。危ういところを残しつつも、
  逆にそのドキドキ感が曲のせつなさを引き立てているかのようです。「ミルク」は
  かなり斬新なアレンジでしたが、様子見のセッションっぽい雰囲気で、もう少し
  余裕があると良かったかも。

かみと,2003