新宿マローネで石原千宝美さんと長谷川都さんのライブを見てきました。 この日は千宝美さんのバースデーライブということもあって、濃いファンが 集まることが予想され、狭い店だけに入れないのではないかもしれないと 思って早めに到着。開演の30分くらい前にはほぼ満席状態でした。

第1部
 0. ごきげんいかが(?)
 1. こんにちはのうた
    二人で唄います。
 2. おとなのこども
    つーちゃんの唄。
 MC 千宝美さんにはナイショでコッソリ配られていたつーちゃんの指事書通り、
    皆で「Happy Birthday to You」を唄います。つーちゃん手製のバースデー
    ケーキ(苺がたくさん)が運ばれてきて、ステージ中央に置かれていた
    極太の蝋燭の火を吹き消す千宝美さん。
    千宝美さんのマローネでのバースデーライブは4年ぶりくらいだそうで、
    今年で28歳になるとのこと。
    前日、つーちゃんの自宅“スタジオ都”にて二人で練習していて、夜中まで
    唄っていたために隣の家のおじさんに怒られた話など。
 3. ことば
    千宝美さんの唄。
 MC 「ことば」は千宝美さんが曲を書き始めて3曲目くらいの作品だそうです。
    最近眠れないつーちゃん。髪にはエクステンションをつけていて、Hな
    人は髪が伸びるのが早いと言うけれど、その理由は、寝ていない人の髪が
    伸びるのが早いということから「何しているんだ」ということからきている
    らしい、という話。
 4. あたらしい朝
    つーちゃんがこの日のために作った曲。「生まれてきてくれてありがとう」
    という気持ちが込められています。
 MC 千宝美さんがお芝居に出演していた話。唄っている時やお芝居の時は、普段より
    素の部分がでているらしい。
 5. 風の音がきこえたら
    つーちゃんの曲を二人で唄います。
 MC 恋愛体質について。八百屋さんで、好きな人の出身地産の野菜を見るだけで
    嬉しくなる千宝美さん、そんなことないと、つーちゃん。積極的な千宝美さん、
    告白できないつーちゃん。対照的な二人です。
 6. 夜明け前
 MC 千宝美さんの素朴な疑問「誰がまあるいおさかななの?」に、つーちゃんは
    「あたし」とのこと。
 7. まあるいおさかな空へゆく

第2部
 1. 見つめていたくて
 MC
 2. 電車に揺られて
 3. はなうた〜明日が思い出になるまえに〜
 MC 記憶について。人は過去のことを忘れてしまう。
 4. hopeless
 MC つーちゃんのお言葉「悲しみは甘さを引き立たせる隠し味の塩のようなもの」
 5. 大事なのは強く思うこと
 MC 「付き合うって何?」というつーちゃんの疑問について。
 6. 幸福の木
 MC
 7. あなたのウタ

アンコールになります。二人がお客さんに歌詞の書かれた紙を配って歩きます。

E1. 翼をください

 それぞれから1曲選ぶとすると、千宝美さんの唄で良かったのは「夜明け前」でした。 多少のミスはありましたが、サビのメロディーにうまく声が乗っていて、伸びやかな 唄でした。つーちゃんで良かったのは「大事なのは強く思うこと」。歌詞のように 強い意志の感じられる唄でした。
 二人が交互に唄う場面などでは、それぞれの特徴が活かされた唄を聴くことが できました。声量があってJazz系のテンションの感じられる千宝美さん、丸みの ある声で高めのキーのつーちゃん。二人の声を比較して、千宝美さんはビオラっぽい かな、つーちゃんはクラリネットっぽいかな、などと思いながら聴いていました。 同じテーマについてそれぞれが曲を作って披露するような企画があれば、それぞれの 魅力(観点)の違いが出やすいかもしれないと思います。
 千宝美さんは誕生日ということもあって、結構興奮気味に感じられましたが、 つーちゃんは冷静で、観察力が鋭いというか、話しながら違うこと考えている というか、つーちゃんの方が年上なのではないかと思うようなMCでした。
 全体的に千宝美さんの誕生日を祝うにふさわしい、和やかな雰囲気のライブでした。 それほど千宝美さんのライブを見ていない私は場違いな存在という気もしましたが、 ライブが始まってしまうと気にならなくなりましたね。

 客席にはSHUUBIさんや、千宝美さんがお芝居で共演した役者さんらが来ていました。 マローネでバイトしてい西口真生さんという女性がライブの告知やお芝居のチラシを 配っていました。
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copyright かみと,2003