伊藤サチコさんのライブを原宿GIGZOOで見てきました。19時開演だったのですが、
仕事の関係で会場着が20:28頃。出演順は知らなかったので、既に終わっているかも
しれないと思いながらも、チケットを買っていたのでダメもとで入場したところ、
ちょうど伊藤サチコさんのステージが始まるところでした。今回のように、出演順が
わからないまま、会場時間を大幅に遅れて到着したのにピッタリ間に合ったのは2回目。
ラッキーと言うべきなのでしょうね。
○伊藤サチコ
1. 心の扉
ボーカルの音の作りはやや硬め。唄は普段の立ち上がりよりは良かったかも。
高音が安定していたのは良かったですね。
MC 「ありがとうございます。皆さんはじめまして、伊藤サチコです。いつも正面
向いてキーボードで唄っているのに慣れているのですが、今日は斜めを向いて
唄っています。」この日のライブはグランドピアノでの弾き語りです。
「どうですか、原宿は?最近。」(意味不明(^_^;))
「日ごろの暑さを忘れさせるような、心の暑苦しさを忘れるような、ライブに
したいと思います。」
「ここ(グランドピアノ)に水を置くのが夢でした。しかもポカリスエット。」
(やっぱり意味不明(^_^;))
2. 電車
3連系の新曲。電車というタイトルからして伊藤サチコさんらしい気がしますね。
彼女の曲には駅のイメージがある曲が多いかも。唄の最後はファルセットでしたが、
できれば2コーラス目の最後は地声で唄いたいところ。曲の最後のハミングは
もう少しオフマイク気味にしても良いかもしれません。
3. 宿題
MC 「悲しいニュースが多いので、「宿題」を唄っていると悲しくなります。」
ライブ告知。ホームページリニューアルの話など。
4. カレンダー
後半特に、キラッと光るものを感じさせる唄でした。思い入れの強さが出ている
かのような唄い方。
MC 「すごい楽しんでくれていますか?」(やっぱり変だ…)
「リラックスムードでやっています。」
次が最後の曲と告げると、一部から「えーっ」の声が地味に聞えてきて、
「中途半端な『えーっ!』ありがとうございます。次は最後の曲…」
お客さんから前よりも大きな声で「えーっ」の声があり、「そんなつもりじゃ
なかったんですが…」
「この会場にいる人、大切な人に今聴いてもらいたい曲。会場の人は大切な人
なので、聴いてもらいたいです。」
5. 尊敬する君へ
シンプルな4ビートが基本となっている曲。伊藤サチコさんの音域の一番得意な
ところを良く出せているような、そんな中音域に張りのある唄でした。最後
演奏をちょっと間違えていたような気がしますが…。大サビは転調できると
もっと盛り上りそうです。
全体的に良い内容だったと思います。特に「カレンダー」「尊敬する君へ」は
彼女の力のかなりの部分を出せていたのではないでしょうか。まだムラがある
気がしますが、聴かせどころはしっかり思いが伝わってくる唄だったと思います。
○池田綾子
1. Amazing Grace(カバー)
ファルセットがきれい。
2. Life
MC ピアノ弾き語りだけのライブは初めて。「あがり症なのでドキドキわくわくして
います。」
3. そっとキスをしよう
いろいろな曲が混ざっているような印象です。
MC 5月にリリースした「はなびら」について。「180°自分と違う人を好きになって
しまう。ないものねだりかもしれないけれど。はなびらは自分の心の中に咲いた
恋の花。」
4. はなびら
この曲は初めて弾き語りで披露するとのこと。Aメロは柴田淳さんの曲のような
雰囲気があります。ロングトーンの声質は花岡幸代さんを思わせるところが
ありました。
MC 会場に来る途中、急いでいたのでタクシーに乗った。慌てていたので一万円札しか
なくて、しかもワンメーターだった。困ったタクシーの運転手に「小銭だけでも」
と言われて財布の中を見たら小銭が50円ちょっとしかなくて、1円玉も出そうとしたら
「50円でいいです」 と言われたとか。この話のまとめは「日々、人と接点を
持っているのは尊いこと。出会えたことは奇跡であり、偶然ではない。」
5. 光の花
演奏そのものは結構シンプルでした。全曲譜面を見ながら唄っていたこともあって、
唄だけのときよりも若干パワー不足という印象はありますが、それでも高音域の
伸びなどはきれいでした。やはり今のところはまだサポート入った方が安心して
見ていられる気がします。
伊藤サチコさんのとき、客席にSHUUBIさんがいました。この日、私が来る前に
出演していた渡邊奈央さんや成底ゆう子さんは、終演後に客席後ろの方の物販席で
CDを売っていましたね。また成底さんのライブを見逃した…。
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かみと,2003